U.S.ニュースが出したベストカントリーランキング

U.S.ニュースが出したランキングに、ベストカントリーというのがあります。

ペンシルバニア大学のウォートンスクール(ビジネススクール)とBAV コンサルティングが世界60カ国を選んで、16000人にきいたベストカントリーを1月のスイスのダボスで行われたWEF(ダボス会議)で発表しました。

かなり政治的な感じもうけるランキングです。そもそも、その60カ国はどのように選んだのか、スイスで発表されたランキングでスイスの名はないし、(60カ国に選ばれていない!)アントレプレナーシップの分野ではドイツ、日本、アメリカという順番。日本は2番、、、え??

もしかすると何か別の指標をもって判断しているのかもしれませんがなんだかちょっと偏ったランキンングのような。。。

そのランキングの一位に選ばれたのはドイツですが、”イノベーション”の考え方が、アメリカとドイツは違う、という分析がなされていたのは納得です。
ドイツの経済の強みは中小企業にあります。職業訓練のシステムが広く普及していて、すでにある企業でのイノベーションを促進するのに役立っています。つまりすでにあるものを改良して、(付加価値をつけて)普及させるという意味合いが強いといいます。この感じは日本も近いようですね。ゼロから1を作るのではなく、すでにあるものを組み合わせたり、改善したりする。一方、アメリカにおけるイノベーションは、新しいテクノロジーを発明してそれを劇的に普及させるという、意味合いが強い。(もちろん、イノベーションは発明とは違うという認識はあったにしても)研究開発の分野では日本のレベルは高いのに、イノベーションを起こし外に大きく広げていこうとしていくと、難しい。これはコミュニケーション力、営業力、プレゼン力等に問題があることなのだと思いますが、日本の場合はドイツ型から学べることが多そうです。

”奇跡の経営”でイノベイティブになる!

さて前回の話、
どうやったらイノベイティブなスペースが作れるのか? で、イノベイティブな仕事のために、名刺をなくして、役職も隠す、、、ということをしては、といったのですが、実際にプロジェクトではなくて会社そのものがかなりフラットで組織階層がなく、公式の組織図も存在しない、というブラジルの会社があります。

ブラジルのセムコ社は2代目社長がほとんど倒産の危機にあったところから、急成長した会社でビジネスプランも、短期・長期計画もありません。ミッションステートメントがなく、決まったCEOが不在であることもよくあり、CIOやCOOもいない、人事部がない、給料も自分で決める、経費を承認する人はいない、というおよそ常識的な会社からはほど遠いのですが毎年、40%の業績アップを果たし、社員も3カ国に3000人が務める規模の組織です。
”奇跡の経営”という本で紹介されていますが、本にはどうやったらそういう会社になれるかというよりも、その哲学、思想のようなことが書いてあります。一流といわれる経営者はやはり、哲学者でもありますよね。自分の信念にもとずいて生きている。

奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ

直感力を重視。人間は直感にもとづいて行動することをもっと奨励されるべきであり、まずはやってみて、失敗すれば謝ればよい。セムコには「許可を願うより、許しを請え」というモットーさえあると!
うーーん素敵。(笑)でもきっとそこまで自由になったら、制約があるほうがかえって楽だという人がでてきそうです。そう、制約があるということは自分で考えなくてもいいから。だから自由には責任がついてまわるんですよね。でもそれが本当の大人の行動だといえそうです。

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