スイス科学領事館 swissnex(スイスネックス) モデル

先日の韓国の記事にあるように、国をあげての創業支援という考え方が広まってきていますが、その実例としてスイス科学領事館SWISSNEXについて説明します。

スイス外務省によると、“スイスの科学分野における領事館と称される“スイスネックス”は、“研究開発、技術革新の分野において、国際競争力を持つ国・スイス”を世界に広める役割を担い、連邦内務省管轄下の連邦教育・研究事務局、および、連邦外務省との共同で行っている。”とありますが、具体的には何をしているかというと、スイスの高等教育〔大学、大学院レベル〕や科学技術の分野の研究、企業を海外に紹介したり、スイスのベンチャー企業の教育や、その他の企業の外国進出を手伝ったり(企業、産業を当該国と結びつけたり、スイス企業の進出を促すようなプラットフォームを作っています。)主に科学技術関連のイベントを多く開催することで、スイス人、企業を現地のコミュニティーと結びつける活動を多く行っているのです。また、スイスに進出したい外国企業のお手伝いもしています。日本でいうとJetroを思いうかべる方もいると思いますが、もう少しオープンな科学技術ベースの交流をはかる専門領事館です。特にボストンはライフサイエンスのハブということで、たくさんのスイス研究者も勉強にきています。

  • swissnexのユニークな点
  • 領事館、という国がバックにある機関にもかかわらず、民間資本も半分以上は入っている点です。例えば一つのプロジェクトを行う場合、1/3は国家予算から出し、残りの2/3は民間や、他のファンドから資金を調達します。それにより、領事館運営が経済性のある活動になるのです。当然、各プロジェクトの経済効果ということも、考えられるようになりますし、そこが一般の公共機関の活動とは大きく異なることだと思われます。特にアメリカのようにソーシャルネットワークが非常に重要視される場所ではこのような開かれたスタイルというのは効果的なようです。

    世界にあるSWISSNEXは今のところ、ボストン、サンフランシスコ、上海、シンガポール、バンガロール、ブラジル、にありますが今後, 他の国にも増えていきそうです。
    このモデルは大変上手くいっているようで、世界各国が似たようなモデルの構築に急いでいます。

    あれ?なぜ東京にはないの?と思いますが、領事館の設置条件が大使館のないところ、だそうです。(そのかわり東京には大使館に科学技術部が、あります。)

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