翻訳会社の提案する新しい働き方

クラウドソーシングを使った翻訳会社 Lionbridge Technologies (ライオンブリッジ テクノロジー)の話です。
Katie Johnstonというリポーターが Lionbridge のCEO  Rory Cowanにこの ”新しいタイプの働き方” がどうやって この会社を 年間4億7千5百万ドルもの売り上げを誇る会社にしたのか、をインタビューしました。

ボストングローブ紙 11月3日 

WalthamにあるLionbridge Technologies (ライオンブリッジ テクノロジー)は 早い時期にクラウドソーシングを導入し、ウェブサイトや、検索エンジンのテストの翻訳を行う 世界中に散らばっている10万人の翻訳者と、マイクロソフトやポルシェ等を含む800社のクライアントをつなぐ世界的なネットワークを形成した。
大抵の翻訳者はパートタイムで働いている。子育で、家にいる会計士から、日本にいるモバイルテスターまで様々だ。

ーどうやってLionbridge Technologiesは 始まったのですか?

始めは従来からある翻訳業務からでした。アメリカにはそんなにたくさん語学スキルがある人がいないので、世界中の翻訳者とつながることから始めました。言語は常に変化しているので、翻訳者はその国にいる必要があります。

ービジネスを始めた1996年はまだ ”クラウド” という考えはなかったですよね、この技術の進歩がどのようにビジネスをかえましたか?

どの国にも社員がいて、もしくは派遣をしていました。例えば、ナイジェリアには8つの言語があります。誰かをラゴスに向かわせ人を雇い、その人が2カ国語できるということを確認しなければなりませんでしたが、今ではインターネットのおかげでわざわざ行く必要もなくなりました。

ーLionbridge は世界中の仕事をする為にクラウドソーシングのコンセプトを使っていますね。仕事をどうやってしているのでしょうか?

あなたがどこかの国の会社でウェブサイトをもっていて、それを15カ国語に翻訳したいとします。
まず、それを英語に直し、私たちのクラウド上にのせます。世界中にいる翻訳者たちがそのサイトにはいり、翻訳し、それを私たちが顧客のウェブサイトに戻します。みんながひとつのアプリケーションにつながって一緒に働くのです。

ー仕事のサイズはどのくらいですか?

だいたい2〜3年の契約で年間1000万ドルくらいでしょうか。
ゲーム会社だと、20言語くらいウェブサイトがあり、ビデオやフォーラム、ニュース等もあります。常に情報が変化しているので同時に20〜30の言語に翻訳されています。

ー会った事もない人達を管理するのは変な感じがしませんか?

従業員と手をつないでいる感じといいましょうか。
翻訳者と私たちは、雇い主と従業員というよりも、相互に関わり合う関係にあります。
それは、もっとフレキシブルな形ですね。

ーグローバル社会になって、この会社はどのくらい成長したと思いますか?

どんなビジネスをしていても、規模の経済を考えれば、売り上げの半分はアメリカ国外からでしょう。
クラウドモデルでは、全てを同時進行することができます。私達は顧客の商品のリリースサイクルを劇的に短縮しました。グローバル化が進んだ社会において、世界中に同時に商品を発表しなければなりませんから。

ーLionbridgeの外部委託者がしている仕事の中にはもともと、御社の従業員がやっていたものもありました。もっと仕事を外部に委託することに後ろめたさを感じませんか?

それは通常の技術革新でしょう。それは、人々がどうやって、いつ働くかの選択肢をもっと与えるように、なると思いますよ。
私達は仕事を沢山の人にしてもらおうとしています。

ーそうですね、いままで雇用の機会がなかった人達に仕事してもらっていますね。
インドの地方にいる人達に、今までできなかったような、世界規模の仕事をしてもらっています。

ーでも、私はこのビジネスモデルを心配してます、とても孤独ですし、職場にたくさん友達がいるわけでもありません。

フェイスブックやスカイプのインパクトを考えてみてください。テクノロジーはものすごい勢いで変化し、人々は違った価値観をもっています。16、7歳の子供たちは新しい世代で、ソーシャルメディアと ともに育っています。 彼らは私達が感じるような、孤独感は感じないでしょう。

以上が意訳になります。

私はもともと翻訳者ではないのですが 毎日のようにこうやって翻訳をしていると、翻訳の世界は、将来的にもっと効率がいいものが出てきそうな気がします。ただ、日本語ーゲルマン系の言語の機械翻訳というのはまだまだ、難しいだろうなあとも思います。
機械翻訳でもこれが 英語ードイツ語とかなら、そんなにひどい翻訳にはならないのですが。。。やはり、日本語とアルファベット文字の言葉というのは、根本的に考え方が違うんでしょうね。

クラウドにより、沢山の業務が在宅でできるようになった一方、米ヤフーのように、在宅業務禁止令がでたりと、結局人がやる仕事はどこかで、顔を合わせたコミュ二ケーションがあったほうが、結局生産性があがるのでしょうか。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中