精神的な日本の影響力

先日、ある国が主催する教育関連のイベントで、その会を開催した外交官と話をしました。その場に200人近い人がいたでしょうか、そこにいた一人の来客者が、ほとんど怒鳴り込むように、外交官に自分の息子をどうしてもその国に留学させたい、といってきて、その為に協力してくれないなら、訴えてやるくらいの勢いで、詰め寄って来ました。話をきいてみると、息子は、その国で生まれ国籍はもっているが、住んだことはほとんどないとのこと。息子がその場にいたわけでもなく、お母さんが全部段取りして子供にその通りに行動させようと考えているようで、完全にタイガーマムのようでした。しかし、息子はもう19歳で、自分で将来どうしたいかは自分で考えるべき年齢。私には、ただのわがままにしか思えませんでしたが、外交官の彼は、母親に息子が留学できるともできないともいわず、彼女が必要であるだろう情報と、すべきである行動を示唆して、なんとか、なだめて母親は去っていきました。

彼は長年外交官として勤務していると、滞在している国に住む自国の人間からも、又他の外国人からも、非難を浴びたりする事もあるといっていました。色々、理不尽な思いをすることもあるけれど、ある経験をきっかけに、何があっても大抵クールでいられるようになったと言います。その経験とは東日本大震災。あの災害時、彼は日本にいて、日本の被災者を助ける為にくる自国の人達の援助や、日本にいた自国民を援助する為に奔走したそうですが、其の時に目にしたあの津波被害にあわれた方達、そしてまだ災害の被害で苦労してる方達を思うと、何があっても小さなことに思えるそうです。大変な被害にあっているのに、冷静さを保ち、気を使い合い、助け合う日本人たちをみて、自分に起こっていることはなんてことはない、日本人ってすごい、という尊敬の念が今もあるとのこと。 “私が、今、どんなことがあっても大抵のことは乗り越えられるのは日本での経験の御陰です。日本は本当にすばらしい国。”

あの震災からもう少しで3年がたとうとしています。外国にも、まだあの時のことを忘れず、心を痛め、またともにいる人達がいるということをお伝えしたいと思いました。

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