必ずしも比例しない語学力とコミュニケーション力-外国語でコミュニケーション力をあげる為には-

先日英語の能力が非常に高いのに、コミュニケーションが上手くとれないことで、とても残念な結果になっている日本人の方がいてどうしたら、外国語でコミュニケーション力をあげられるのかを考えてみました。

年齢に関係なく、学生でも、海外にある日系企業に勤める方でもそうなのですが、学生の場合はクラスで発言ができないことで、いい成績がとれない、企業からの派遣の場合、社内のコミュニケーションが上手くいかないことで、仕事がうまく回らないという実害がおこってしまいます。(問題は、当事者がそれに気づいていない、もしくは問題として認識していないことが多いということですが。。。)

自分も若い頃は語学力をあげれば、コミュニケーション能力もあがるのだろうと、必死に語学を勉強した時期もありますが、必ずしも語学力の高さとコミュニケーション能力の高さが比例しないことに気づきました。確かに、ある程度のレベルまでは、比例していくのですが、そこからは、語学力とはあまり、関係なくなってきます。では、どこに問題があるのでしょう? 色々な外国人とやり取りをしてきて、この人、語学力はそんなに高くないのに、どうして、こんなに周りと上手く付き合いができるのだろうか?と自分なりに気づいたことをまとめてみました。

原因
まず、コミュニケーションとは何か、ということです。 調べると沢山の解釈がありますが、ここでは簡単に定義してみます。コミュニケーションとはラテン語のcommunicatioに由来しており、わかちあうことを意味しているそうです。分かち合う為には簡単にいえば、互いに理解しあう、相手を理解し、自分も理解してもらうという事が必要です。
ところが一般的に、日本人は自分を言葉で相手に理解してもらおうとすることが苦手なのではないか、と思うのです。
その原因として 、色々な立場の方が様々な意見をおっしゃっていますが、私が感じるのは 日本に住む人はほとんど、日本人であり、地域による文化的背景が違ったり、方言があったりしても、基本的にみんなが日本語を話すという事があると思います。(法務局によると平成22年の外国人登録者数は人口の1.67%というデータがあります。 )日本人は言葉で自分を理解してもらうように努力するより、 相手の雰囲気とか、態度とかで状況を察したり、察してもらうということが、期待されるという点が多いように思います。特に、ある程度の年齢まで日本で育つと、そういう習慣が身についてしまいます。

”空気を読む”というのは、相手のことを思いやるという見地からするとすばらしいことだと思いますが、文化的背景、違う言語を話す人達にそれを期待するのは難しい、外国人を相手にする場合は、自分の常識は相手の常識ではないし、それくらいわかっているだろうというのはあり得ないわけです。上手く説明できないし、言っても理解してもらえないという気持ちがますます、コミュニケーションをとりにくくさせてしまっているように思えるのです。

コミュニケーション能力が高い人の特徴
そんな中、初対面でも、この人コミュニケーション能力高いなあ、と思う人は以下の特徴があるように思います。

1 相手の話をきくのが上手い
話を聞くのが上手い人は、相手の話を聞く時に、適切な質問ができます。(往々にして、その質問は自分が聞かれたい質問だったりするのですが。)それによって、相手が何を望んでいるのかをひきだすことができたり、相手が話したい人なのか、聞きたい人なのかを見分けられたり、自分との共通点や、共感、理解できる部分をみつけることができます。

2 自分を他者に理解してもらう努力をしている
相手の話に対して、自分の意見や経験を分ちあうことで自分を理解してもらい、また自分が役に立てるようなことがあれば、アドバイスをしたり、人を紹介したり します。又、自分を理解してもらうために、自分はこういう者、もしくはこういうことをしているということを明確に、そして実はすごく複雑なことをしていたとしても誰にでもわかるシンプルな言葉で簡単に語ります。

よく知らない人とでも外国語でコミュニケーションが上手くとれるようになるコツ
• 相手に興味を持つこと
当たり前のような気がしますが、相手に自分を知ってもらいたい時ほど、相手に対して興味をもって、接する事だと思います。

• 話の細部を理解するより、話の流れと重要なポイントをつかむ。
話していて、ポイントになるような言葉やよくわからない話でもキーワードになるような言葉をひろってリピートしたり、確認します。すると、大体、相手はもう一度それに関して詳しく話してくれます。

• 自分と相手の中で共通点、共感できる部分を見つける。
仕事、学校、趣味、友人関係、住んでいる場所、家族等何かしら共通するものや、共感できる経験等をみつけると相手との距離感が縮み、話が一気に進みます。

•Yes, Noでおわってしまう質問をされたとしても、 それで終わらせずに、話を少し膨らませる。
例えば、何かを頼まれたり、きかれたりして結論的にはNOであっても、代替案、もしくは他の解決策を提案する。

• 特に、これから付き合いが続くような関係である場合、もしくは付き合いたい場合には後日必ず2、3行でいいのでメールをいれておき、定期的にコンタクトをするようにする。

結論
こう考えると、意外と日本語での人付き合いでも同じような気がしないでしょうか?他の言語でコミュニケーション力をあげるよりもまず、日本語ではそれができているのか考えてみた方がよさそうです。(長期的な関係でのコミュニケーション力となると、これだけの要素だけでは足りないと思いますが。)
これが外国語になると、ますますややこしいということになれば、自分の得意分野を作るといいのではないでしょうか。自分の興味のある分野とか趣味の分野の講座をMOOCSでとってみたり、TEDをきいてみたり、その分野の言葉を重点的に覚えて、得意分野を作っておくと、役に立つと思います。極端にいえば、外国語が苦手でも、一芸に秀でていればそれで自己表現ってできてしまうのですよね。歌や音楽、その他作品とかで自分を理解してもらえるっていうのは素敵だと思います。

参考記事
もし、あなたが40歳を超えていて、これから英語を使ってビジネスや起業に関わることを学ぼうと思っているのなら...(その3)

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