ハーバード大学卒業記念講演、今年のスピーカー決定

今年のハーバード大学卒業式の記念講演は前ニューヨーク市長のブルームバーグ氏がスピーチを行うことにきまりました。

歴代スピーチをしてきた人々は、米国人に限らず、政治、経済、司法、国際社会、文芸、文化といった様々な分野で社会に貢献してきた人達であり、一般的にも知られている名前でいえば、ビルゲイツ, JK ローリング、去年はオプラ・ウィンフリーと、豪華メンバーです。今年、スピーチがきまったマイク•ブルームバーグ氏はボストン出身でジョンズ・ホプキンス大学電気工学科を卒業し、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAをとったハーバードの卒業生なので、まだスピーチしていなかったことが意外な感じです。

彼は証券会社大手のソロモン・ブラザーズに勤務し、パートナーにまでなりますが、その後退社、通信会社ブルームバーグを立ち上げて、金融情報端末の販売をして財産を築きます。その後、ニューヨーク同時テロ後の2002年から2013年末までニューヨーク市長を勤めました。フォーブス誌による2013年世界長者番付では13位にランクされている資産家です。

ハーバード大学を卒業するような学生達はどちらかといえば、人生で今までに大きな失敗や挫折はしてこなかったかもしれません。賢く、また一生懸命頑張ることができる人達であり、そして、卒業後も自分を叱咤激励して、前をみて進んでいける人達でしょう。
しかし、私が個人的に好きだったのはそういう学生達を前にした、JKローリングのスピーチ(2008年)で、彼女は、経済的にも底辺の生活を知っているだけに、言葉に深みがあるように思えました。

私が彼女のスピーチで特に好きなのは
”私が恐れていたのは、貧困ではなく、失敗でありましたが、でも失敗したことにより、(仕事もなく、シングルマザーになり、ホームレスぎりぎりの生活)自由になることができました。失敗は不必要なものをはぎ取ります。自分以外の何かであることをやめ、自分にとって重要な仕事を成し遂げることに全てを集中しました。”
という部分です。

エリート卒業生達にとっては、立ち位置がすでに凡人からみたら違うので、普通の人には失敗でないレベルも失敗の範疇になるかもしれませんが、大小問わず失敗をしない人生はあり得ないわけで、失敗を恐れて及び腰になっていきる人生は始めから失敗だと、彼女は言っています。

さて、ブルーンバーグ氏は、エンジニアで, 経済界に君臨し、そして政治家と、いくつもの分野を股にかけて活躍してきました。できることが一つではなく、色々な
才能をもっている彼が、どのようなスピーチをしてくれるのか、楽しみです。

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