大学入学は子離れ、親離れを促進させる?

この時期、アメリカの学校は卒業式も一通りおわり、夏休みに入り新学期にむけての準備が始まります。

大学新入生の親の為のオリエンテーションがボストンカレッジで行われたとの記事が新聞の1面にありました。ボストンは大学が集中しているせいか、教育に関して親も意識が高いことの表れなのですが、親掛かりでなんとか子供が大学進学が決まった時に、親も一緒に進学する気になっている場合も多々認められるのでしょう。
大学内(寮含む)で問題になっているあらゆる種類の暴行事件やドラック問題が親を更に子離れさせにくくさせているようです。

今ではほぼどこの大学も子供が入学する前に親に対するオリエンテーションを行うようになって、その出席率は8〜9割にものぼるそうです。”沢山の親が自分の子供を通じて自分の人生を歩んでいる”とボストンカレッジのオリエンテーションプログラムのダイレクターはいいます。
大学側も以前はなんとか親を子離れさせる為に距離をとりなさいとか、連絡を頻繁にしないほうがいいといっていたようですが、最近はソーシャルメディアや携帯電話の発達によって、子供と親の関係がより近いものになって、単に距離をとりなさいというアドバイスは、必ずしも適切ではなくなっていると主張する大学もあります。
ソーシャルメディアにつながり、子供がキャンパスで経験していることを自分もその場で経験しているような気になり親が逆に安心するのです。

入学してしばらくはほっておきなさい、という大学、あえて無理して離れる必要がないという大学、結局、その子とその親ががそれまでどういう生活をしてきたかということにも関係がありそうですが、大学が親のメンタルの部分にまで気を使うというのは昔では考えられない事だと思います。

日本でも就職して初めて親元を離れ、一人暮らしを始めたものの、自分の洗濯物を宅急便で家に送り、家で洗濯してもらい、母親が送り返している、という人の話をきいて仰天したのですが、アメリカの大学は入学して1〜2年は寮に入ることが義務付けられている所が多くあります。これがある意味、子離れ、親離れを上手く促進させてくれる側面があるのでしょうか。

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