MOOCsの終了率をあげる為にはどうすればいいのか?

世界で300万人以上に使われているというWizIQというオンラインプラットフォームを作っている会社のCEOがMOOCsの展望について語っています。WizIQでは誰もが自分の教室をもって、授業が行えます。(BetaBoston, 7月27日)

MOOCsには現状の教育の仕方を変える大きな可能性があるのに、沢山の人が最後までコースを終了できないのはなぜでしょうか?
2012−13年のMITとハーバードの調査によるとコースを終了しない割合は9割という高い数字です。
これは実際に講師によるサポートがないからだと考えられます。

事前に録画されたビデオを自分のペースで受講できますが、実際にライブで講師がいる訳ではなく、学生たちが互いに意見交換することもありません。実際に講師がいないということはフォローアップがなかったり、学生がしっかり理解できているのかという確認もできないのです。終了率をあげる為に、MOOCsにはライブで講師の参加が必要です。実際講師に参加してもらっているのがWizIQで、このプラットフォームでは誰もがMOOCsを提供することができるオープンなマーケットになります。

まだまだ主流とはいえないMOOCsですが、2003年にはアメリカの学生負債が2000億ドルだったのに、9年後その額は1兆ドルになりました。2000年から大学の学費が72%も増えたのに、25歳〜30歳までの収入が15%減ったという事を考えるとMOOCsには経済的に非常に明るい未来があるといえます。ある大学では企業と共同で学生の現在と将来のニーズにあったプログラムを開発しています。このような共同プログラムは学生が卒業後にスムースに働き始めることができるように促します。もしMOOCsが企業とパートナーシップを作りあげることができ、学生が仕事を見つけやすくなるならば、大学にいかないでMOOCsを受講する人達にとってMOOCsを始める動機になるでしょう。
しかしこういったシフトはすぐにはおきないでしょう、なぜなら大学にいって学位をとるという社会的な圧力が存在するからです。そしてそれが学生の負債を増やしている訳ですが。しかし、こういった圧力がなくなり、経済的な要素が学生がどのように教育をうけるのかを決める事になると、MOOCsが高等教育に変わりえるでしょう。

これから2年後にはMOOCsはどうなっているでしょうか。
現在はコンピューターが学生を教えている状況ですが、2年以内にMOOCsの講師不足の状態が解消されるようになるでしょう。講師が学生の抱える問題点を解消してくれる鍵になるはずです。

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もしMOOCsにライブで講師が参加するようになれば、更に大きく変わっていくのでしょうか。そうなると、多分今まで無料だったコースが有料になるということもあるでしょう。要するに、ビデオで全てを勉強できてしまうのなら、youtubeで何かを学ぶのと同じだというわけです。しかしそれでは、第三者からのフィードバックもなければ、本当に何かを学んだかという確証もありません。ライブで講師がつくことで学習成果があがったとしても、それをどのように評価していくのか。高等教育に変わるという事を考えるのはまだ時期尚早のようです。

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