病院が主催するピッチイベント

ボストンには全米でも1,2位を争うような病院や様々な大学病院、専門の研究所、製薬会社のリサーチセンター等がたくさんあり、バイオ関連のスタートアップも集中しています。

先週、ボストン子供病院で賞金3万ドルをかけたシャークタンクのようなコンペティション、第一回イノベーションタンクがフィリップスヘルスケアのスポンサーで行なわれました。
子供の場合、大人と同じ病気だとしても、人的な対応や使用する機器類がかわってくるでしょう、小児医療分野を改善することも、このコンペの目的だったようです。
パネルにはベンチャーキャピタリスト、医師、テレビ番組のシャークタンクに出演しているデイモンド・ジョン氏らがそろいました。デイモンド・ジョン氏はファッション関連の会社のオーナー兼、投資家でもあります。
日本のイメージだと、病院がビジネスプロジェクトを率先してやるという空気は無いと思うのですが、やっぱりここはアメリカです。

賞金を得た3社のうちの1社CareAline は自分達の子供が闘病生活をするにあたり、胸部や腕から薬を体内にいれるための多様なカテーテルを管理するバンドのような商品を開発しました。
子供は動きが活発ですし、じっとしていないのでチューブがずれたり、固定が上手くいかなかったりすることが多いのでしょう。開発者のお子さんは残念ながらなくなってしまったのですが、商品は他の子供達にも役に立つと思い、商品化したといいます。

もう一つはボストン子供病院の研究者が開発した HubScrub という、病院で使う医療機器全般を消毒してくれる機械です。

病院では車椅子も消毒するんですね。。。そう考えると一日中何かを消毒しているスタッフもこれがあると、仕事がかなり楽になるかもしれません。消毒したいものをここにいれると、3分以内に消毒してくれて15リットルの水の使用で済むそうです。
食器洗いのような感覚でしょうか。最近、感染症が問題になっているので、消毒ということを考えると益々需要が増えそうな機械です。

3つ目の会社は、8歳から18歳までの子供達を対象に、体重をコントロールするアプリを開発した KurboHealth です。
このアプリは子供達が食べたもの、どのくらい運動しているかということを追跡し、その情報を分析し、指導していきます。このアプリの目的は最終的にはアプリにたよらなくても、自分で習慣をコントロールできるようにすることです。
これって、子供だけでなく、大人にも必要な感じがしますね、生活習慣病の予防になるかも。

こういった、病院主催のピッチイベントは数ヶ月前にブリガム・アンド・ウィメンズ病院でも行なわれたそうで、いままで一般的なピッチイベントに参加していた医療関連のスタートアップも今後直接、病院にアプローチできる機会が増えるかもしれません。

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