定年後の生活の質が確保されているのはどの国?グローバル・リタイアメント・インデックス 2015

今年で3年目になる定年後の生活の質を国別に比較したナティクシスグローバルアセットマネージメント社が発表したグローバル・リタイアメント・インデックス (GRI) 2015では、去年に引き続き、1、2位は変わらずスイス、ノルウェーとなっていますが、前年5位だったオーストラリアが3位に上昇、上位10位までの8カ国が(北)ヨーロッパの国(スイス、ノルウェー、アイスランド、オランダ、スウェーデン、デンマーク、オーストリア、ドイツ)になっています。日本はちなみに去年の27位から17位にあげており、アメリカは去年に引き続き19位のままです。

GRIはサブインデックスをもとに、世界150カ国での定年後の生活状況を調べ計算されます。サブインデックスは、以下の4つのポイントです。
・ヘルスインデックス(健康で、質のいいヘルスサービスがうけられるか)
・リタイア後の財政状況(質のいいファイナンシャルサービスがうけられるか,貯蓄をキープできるか)
・生活の質(衛生的で安全な環境で生活ができるか)
・物質的に満たされている状態か(快適な生活がおくれるか)

トップ10に入っている国には3つの特徴があります。それは
・しっかりした財政システムと規制があり、成長している産業経済先進国であること
・公共政策がヘルスケアとその他の社会福祉事業へのアクセスを広く提供している点
・インフラとテクノロジーの分野に相当の公共投資をしていること

日本の場合を考えると、ヘルスインデックスは84%と世界トップにもかかわらず、財政状況が悪い為に(54%)順位を下げている感じです。財政状況を見たときに、高齢化社会になっている点、また国の借金が多いという点も大きくマイナス要素になっています。GDPの240%の借金があることが将来的に定年後の社会福祉政策に大きな影響をおよぼすことが懸念されています。

政府の政策と財政状況が定年後のセキュリティーに直接影響を与えるので、強制的な健康保険や定年後のための貯蓄プログラムのようなものがあることで定年後の安心度がずっと高まりますが、政府の政策、企業、雇用側のスキーム、そして個人の貯蓄力が定年後の安定に寄与するといえます。

総合トップのスイスと比べた時に、スイスの ”生活の質” が91%に対し、日本は75%。これはどういうこと?と思い、中身をよくみると、”生活の質” の中には環境や生態系に関する項目もあるのですが、それがよくないこと、そして”身体的、社会的、精神的幸福度を示す項目(well-being)” がスイスでは97%、日本では77%。ちなみにアメリカは93%、健康状態は日本の方がよさそうですし、健康保険を含め、年金制度等があっても、人々の意識の問題か、幸福だと感じている(もしくは満足している)幸福度が低いというのは、ちょっと気になります。ちなみに、カナダ(GRIは12位)にいたっては幸福度100%です。そして、日本と同じ77%は韓国。(GRIは14位)なんとなく、わかるような。。。

このインデックスランキングはあくまでも、現在その国にいる人たちの幸福度や満足度であるわけで、ランクがいい国にいっても、友人がいないとか、言語ができないとか、文化、食があわないというと必ずしも自分はそこで幸せな定年後の生活がおくれるとは限らないということは前提条件ですが。。。

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