「日本式教育」ノウハウ輸出へー日本人の規律を輸出?

外国にいると、日本のいいもので世界にはないものをいろいろ発見するものですが、近年は人的資源も含め特にそのソフト面への注目が高まっているのでしょうか。
今月1日の読売新聞に「日本式教育」ノウハウ輸出へという記事がありました。
日本の専門学校のレベルは高いと思いますが、小中学校での学校文化とでもいいましょうか、給食だったり、当番制で教室を掃除をしたり、もっと些細なことでいえば運動会できちんと整列するといったことも含め、集団の中での規律を学ぶということが実は人的育成には非常に役立っているのではと思います。そして、それが日本人を日本人にしている部分ともいえそうですが。

以前は、欧米人は子供のしつけに厳しくて、子供は公共の場で走り回らないとか、食事中のマナーとか、大人と子供の線引きみたいなものがはっきり分かれているといったことが言われていたように思いますが、最近の子供達もしくはその親達をみていると、えー、それってあり?というほどマナーが悪い子供達とそれに対して何も反応しない親達を見ます。教室は散らかし放題でも、掃除の人がくるから気にしない、食堂でも、そばにゴミ箱があるのにそこに捨てないで食べ散らかしていく、といった、もし自分がかたずけなければならない立場になっていれば、当然気にすることを、人の立場になっては考えられない子供達が増えているようです。

その傾向は特にヨーロッパのほうがひどいようにみえますが、アメリカではまだアルコールの規制が厳しいせいなのか、大人と子供の線引きに関しては結構はっきりしているように思います。ドイツなど(多くのヨーロッパ諸国)は16歳くらいからビールが飲め、また職業訓練などで早く大人になってしまうということも理由なのかもしれませんが、経済的な自立が早いのに、人的な教育がおいつかず、軍隊(兵役の義務)にいって初めて集団の中での規律を学んだとか、ベットメーキングや自分の身の回りのことをするのを学んでよかったという声をしばしば聞きます。

そういった人達からみると日本の学校は、ある種の軍隊のように見えるらしいですが、日本の学校というのは勉強を教えるだけではなく、集団生活、道徳といったものを含めた人的な基礎教育を担っています。兵役制がない日本では、その部分というのは、思った以上に重要なんではないかと、今更ながらに外国の学校をみていると思ってしまいます。

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