初めて会う人と以前からの知り合いのように会話するこつ

ここ数年イベントごとで人に会う機会が多くて、よく知らない、もしくは初めて会う人も多く、とくに不特定多数の人が集まる場で話をつなげるのは疲れるなあ、と思っていたのですが、だんだん数をこなすとそれもなれてきました。もっと上手な方や色々なアプローチはあるのでしょうが、自分が気をつけているコツをちょっとまとめてみました。

数十人、数百人いる中で人に話かけるには、まず人を観察することから始めます。
• ぱっと会場をみまわして、まず知り合いがいるかどうかを確認。知っている人がいれば挨拶。見回した時にどういう雰囲気の会かも把握。
例)ネクタイスーツ系の人が多いか、カジュアルな服装か、年齢層、性別

• できればですが、話しかける前に、黙っている時の様子、もしくは他の人と話している様子をチェック 
例えば講演会の最中にメモをとっている人とか、笑いのつぼが自分と似ている人とかに後で話しかけやすい。

• 声をかける時には、その場の共通項をつかむ。
誰かの話の後なら、”あの話のこの部分がおもしろかった” といった感想を共有したり、主催者やスピーカーに関する話、イベントに関する前向きな話をして、きてよかったと互いに思えるような流れを作る。一般的な話をしてから個人的な話に。

• 逆に話しかけられたら、私に声をかけてくれてありがとう!という笑みをする(こわい?笑)
勇気をだして話しかけた時に、えーって顔されるよりもにこやかに、話をきいてくれると、会話を続けやすくなります。

まあ、結構とくに意識する事なく自然にそうやっている人が多いのではないでしょうか。
日本では、人に会ってすぐに名刺をだすことが多いような気がしますが、アメリカですぐに名刺を出す人は多くない、(約束している人に会う場合や紹介された場合以外)と感じます。それどころか別れ際に名刺をもらうというのも結構あります。
それはたぶん、直接ビジネスになるかどうかはわからない場で、OO会社のXXさん、という以前にこの人と話がしたいかどうか、この人の話は面白いからもう少しきいてみようというのが自然の流れで、それで名刺が出てくるからだと思います。有名会社の名刺や有名大学の名前が専攻してしまうと、結局、後にのこるイメージはその人ではなく、ブランド名になってしまう。そこが売りの人はそれでもいいんでしょうけど。社会的に地位の高い方でも、”僕の名刺欲しいでしょ” といって、挨拶より先に名刺を渡す方が以前いてびっくりしたことがありました。

結局、初対面の人とも友達のように会話するには、相手の話を興味をもってきけて、そして自分の話を楽しく話すことができるということなのかな、と思いますね。いや、別にナンパのコツではありません。。。

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TEDから学べるパブリックスピーキング

TED(テクノロジー、エンターテイメント&デザイン)は一つのショーであり、トークをパフォーマンスとしてとらえています。
TEDはここ最近益々人気がでており20億以上のビューがオンライン上であり100の言語で世界中の人々がすばらしいスピーチを楽しんでいます。“語る”という形でアイデアが世界をかえる、ということを目指していますが“スピーカーが自分のしていること、みんなに共有したいこと、知ってもらいたい事を伝えていきます。
スピーカーたちは何度も練習することを求められます。(ドラフトだけでも、6、7回の校正を求められ、ステージにたつ前に100回以上の練習を求められる)そこでTEDトークは個人のアイデアだけではなく、どうやってポイントをつかんだ話し方をするのか、メッセージを明確に伝えるのか、パブリックスピーキングのいい手本になっているのです。
人の前で話をする、それも数百人の興味をひきつけるというとのは大変な事です。

TEDのようなショーではないですが、最近、日本人で面白いスピーチをするなあ、と思ったのが、筑波大学の教授で 世界初のサイボーグ型ロボットであるロボットスーツを開発したサイバーダイン株式会社のCEOでもある山海教授のスピーチです。
まず、スピーチ前に写真撮影、ビデオ撮影は堅くお断りします、との案内があった後、彼が壇上にたち、数百人を前に、“すごいですね、この眺め、記念撮影させてください”といって、壇上から観客の写真をとり始めました。これで一気に会場の空気が和み、20分間くらいでしょうか彼の話の間、何度か、笑わせる場面を作り、常に、見ている人達の注目を引き続けていました。(ちなみに全て英語のスピーチでした)

筑波大学発のベンチャー企業、サイバーダインは医療関連のロボット開発でIPOもして、ドイツにも進出している会社ですが、話の内容としてはものすごくシリアスな内容でもかなり、笑いをとっていましたね。人の記憶に残る為には笑いと涙は万国共通なようです。今までなかった市場をまさに作っていくということをしている山海教授の会社ですが、やはり強烈なオーラを感じさせていました。

記憶に残るいいスピーチをするためにはやはり、場数をふむしかないのでしょう。それには普段の小さなプレゼンも十分練習の機会になると思いますね。

参考記事:
TED× Cambridge 2014 Fall -6軒のレストランをマンハッタンに運営する秘訣-

ソーシャルメディアで広告をすることは、無意味??

様々な企業がソーシャルメディアでの、広告やその使い方に注目をしていますが、20minutenによると、こんなリサーチが発表されました。

ドイツ市場ではソーシャルメディアで広告をすることはほとんど、消費者の行動に影響を与えないという結果が発表されました。リサーチをしたのはドイツのコンサルティング会社Roland Berger(ローランドベルガー)でしたが、アメリカのギャラップ社がアメリカ市場でも同じような結果をだしています。
消費者は、購買決定を広告でするのではなく、(広告で決めるのは1%程度の人)6%の人はソーシャルメディア上の他の情報からするといいます。
この数字は産業によっても異なるそうで、レストランやメディアの分野によっては10%程度にあがるそうです。
しかし、消費者行動には口コミというのが20%と、高い影響力をもっています。

理由は明快で、大抵の人はソーシャルメディア上では友人や家族とつながりたいと思っていて、(ギャラップ社の調査によるとその割合は94%)そこに企業が入り込む余地が少ないので、逆にそこに無理矢理ビジネスのことがはいってくると逆効果になり得るそうです。

ソーシャルメディア上の広告というのは企業が思っているほど、功をなしてはいないようです。

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あくまでもソーシャルメディアは、コミュニケーションツールの一つということでしょうか。その会社の製品がどう思われているのか、その会社のイメージはどうか、どういうタイプの消費者が自社製品を買っているのか、といったようなことを調べるには消費者と直接つながれるソーシャルメディアはやはり、意味があるように思います。

それでも人はやはりリアルで会ったほうがインパクトが強い。
よく知らない人とソーシャルメディアでつながったとしても、信頼がそう簡単には築けないという事は、変わらないでしょう。

”忘れられる権利”を守る背景を考える

ネット社会ではちょっとグーグルすれば、色んな事がすぐわかりとても便利です。
ニュース、知りたい会社のこと、レストランのこと、人や商品、サービスのこと、オフィシャルに発表されたものだけでなく、他の人がどう思っているか、いい事も悪い事もすぐわかります。(もっともそれが正しいことかどうかは別の話ですが)ゴシップやネガティブな話は長く記憶に残るけど、学術研究論文の内容はすぐ消えるかもしれません。

そんな中、16年前に所有していた自宅が競売にかけられたスペイン人男性の記事が、その後債務を完済した後も残り、自分の名前でグーグル検索するとでてくるということで、リンクから検索結果を削除することを要求していた件で、今年の5月に欧州司法裁判所が”忘れられる権利”を認め、(アメリカでは認められていない)インターネット上に掲載された個人情報の削除を認めました。

結局、グーグルの敗訴、という形になったのですが、この話を読んで、アメリカ人と西ヨーロッパ人のメンタルの違いや価値観の違いというのもかなりあるのかな、という気がしました。
大きな点は、”個人”の権利やプライバシーというものに対しての考え方や価値観の違い。
アメリカでは様々なソーシャルメディアが生まれ又、かなり普及していますが、ここまで発達したのもアメリカ人の広く浅く、沢山の人と、オープンな付き合いをし情報を共有したり、ネットワーキング活動が盛んであるということが背景にあるように思います。一方、保守的な西ヨーロッパ人は本来、誰とでも広く浅く付き合うことを、あまり重要視していません。(逆に、ソーシャルメディアの影響で、そういう付き合い方も増えてきているのかもしれませんが)有名人でも比較的プライバシーや個人の生活が守られる、又暴露されたところで、まわりも ”だから?そもそも自分には関係ないし。”という空気があるように思います。

又保守的な西ヨーロッパでは一度経済的に失敗してしまうと、やり直しがききにくい、という点もあります。
例えば起業という側面をみてもアメリカは失敗できる国。アメリカでは起業家は失敗しても、また再チャレンジができますし、失敗から何かを学ぶということが尊ばれます。しかし、ヨーロッパでは失敗は信用を大きく損なう危険があり、(日本も似たような感じだと思いますが)失敗はしにくい。だから、その後事態が改善しているのにもかかわらず経済的にネガティブな記事が残ってしまうと、色んな意味で影響も大きいのではないでしょうか。

今回は法律的な側面から “忘れられる権利” を守るという結論になりましたが、これをテクノロジーの側面からアプローチするという動きも進んでいるようです。
大量の情報を覚えておくというのは有用なことですが、データを忘れないでどんどん溜め込むことは、かたずけられない人のようなもので、結局大事なものを見つける事ができなくなる可能性があります。その点を解決するための取り組みがドイツで始まったForgetIT というソフトウエアのプロジェクトです。その基本的な考えは時間とともに、ユーザーが何が重要で何が不要なのか、 “忘れることを管理” するということだそうです。

それにしても個々の事例で、忘れてはいけないことはありますが、人は忘れるから前に進めるという側面もあるように思うのですが。。。

ネットワークイベントでスマートに会話をやめるにはどうしたらいいか?

ネットワークイベントで、色々な人と出会って話かけるのは得意なのですが、いつも気まずい思いをするのが、会話を終えるタイミングです。
知り合いを見かけたり、友人に話しかけられてその人との話に移動するのはいいのですが、自分から会話をきるのが苦手でついつい、ずるずるとひっぱって相手が”じゃあまた”といってくれるまで待ってしまったりすることもあるんですよね。。。そんなわけで、100人近くいる会場で、結局2、3人としか話せなかった、という経験も結構あるのですが、気まずい思いをすることなく、次の人との会話にうつるためにはどうすればいいか、というこつをボストングローブで毎週仕事場でのエチケットに関して連載しているピーター•ポスト氏が伝授しています。

その1
トイレにいくといって、その場から消える。
あります、あります、このパターン。

その2
友達を見つけ、相手を紹介して会話に引き入れ、自分はさっていく。
この手法をよくやる人を知っていますが、その後、残された人達の会話が長くは続かないことも結構ありますね。

その3
”XXさんをみかけて、彼(彼女)に話があるので、失礼します”、と素直にいう。
これは一番正直なパターンかも。後からその人が自分とXXさんが話しているのをみても気分を害さないですみます。
ただ、明らかに誰も知っている人がいない場合は、この手は使えませんね。

自分は例えば、飲み物とってきます、とかちょっと電話がはいったので、失礼します、とかそんなのもありだと思っていますが。
どっちにしても、会話の流れを止めないように、でも一呼吸ついたところを見計らって切り出すのがポイントです。

知り合いが会場にいる場合、知り合い以外と話す機会も極端にへってしまう傾向があるのですが、せっかくきたイベントで誰も知り合いにならないのはもったいないですね。
しかし、手当たり次第に話かけるのではなく、ちょっと周りの様子を観察してから、まず知り合いがいたら、その人達に挨拶、それから様子をみてこの人はと思う人に話かける、もしくは自分の知り合いに誰かを紹介してもらう、そんな流れでしょうか。

こういう人に会いたい、という目的をもってイベントにいくと、自分の探している人に会えるように時間も使うので、短時間でいろんな人と話せたりしますね。
とにかく、会話をその後の関係を維持できるように終えること、唐突に会話をやめてしまわないように気をつけるというのが大事だということでしょうか。