勝手に選んでみました,日本の商品(サービス)で圧倒的に完成度が高く、世界で競争力があるもの

さて 前回の話より、私が個人的に、日本の商品(サービス)で圧倒的に完成度が高く、そのまま世界で通用すると思われるものをあげてみます。

1 パッケージデザイン
ドレッシングの容器やはちみつのパッケージ、ビニール袋に入った砂糖、あげるときりがないですが、少なくとも”食”に関わるパッケージの作りはアメリカでは首を傾げたくなるものが結構多いです。ハサミを使わなくてもきれいに切れるはずのパッケージがきれいに切れず、ハサミのお世話になることになったり、瓶の蓋がまがっていたり、どう考えてもこれは年寄りには開けられないでしょ、というパッケージというのも結構あります。切り込みがちゃんとはいっていたり、点線が入っているのに(そこから開けられるように)全く役に立たなかったりと、大多数の人はそれしか選択肢がないわけですから、もっといいものが世の中に存在しているということ知らないんですよね、きっと。

それから、ビタミン剤のような錠剤が必要な大きさの10倍くらいの容器にはいっていてびっくりしたこともありますね。新しく買ったのにもかかわらず、すでに誰かが食べてしまったのかと思いました。そのような容器なのに、20%増量!とか書いてあって、さらに驚かされたりもします。アメリカの場合はとくにスペースがあるせいか、大きいことはいいことだ、お買い得感という感覚が強いのでしょうか。

2 ラップ類
日本のラップ類は商品自体の完成度がかなり高いですが、中身が全てなくなるまで箱が壊れないというのもいいですよね。
パッケージデザイン全般に関しては、あまりヨーロッパにいるときは不便を感じませんでしたが、ラップは日本のものに勝るものはないような気がします。
以前、日本のサランラップをお土産にもっていったら、感動した友人は一方懐疑的な目で、”これは体に悪い物質が使われているにちがいない”と真剣にいっていましたが。

3 文房具
フリクションペンに代表されるように、ペン類、シャーペンはいいものが日本にはたくさんあります。シャーペンなどは、名前をかいてもとられてしまうといっている学生もいるほど。
それからシール。自分が学生だった頃、当時ソニープラザに売っていたかわいいアメリカのシールが大好きだったのですが、今となってはお土産に日本のシールを買っていくようになってしまいました。
またカードや手紙類の紙製品も、いいものが多いですよね。これだけメールやSNSなどが広がっていても、特にアメリカではクリスマスカードや誕生カード、令状というのは相変わらずカードで、出す人が多いです。

4 刃物
文具にもありますが、パンチ(穴あけ)やカッター類、ハサミといった刃物。時々アメリカで売っているもののレベルにびっくりします。
アメリカ製でないからなんともいえないかもしれませんが。。。ヨーロッパにいるときはここまでひどいと感じなかったのですけど。。。
台所で使う包丁のような刃物はさすがに日本製のものの認知度は高いです。もっともglobalの包丁のように、日本にいるときはあまり気ずかなかかったものもありますが。日本はやっぱり刀の国なんですね。

5 台所(プロダクトデザイン)
個人的には台所のデザインで一番なのはドイツだと思うのですが、日本のメーカーも実は結構頑張っていると思います。
狭いところにどうやって効率的に収納できるかというのを計算尽くしている感じはありますね。
特にアメリカのキッチンは場所が広いのにどうしてこんなに収納しにくいのか、不思議なくらいです。場所が広いだけにあまり考えなくても収納できるのかもしれませんが、都会は意外と狭いですよ、だからワンルームマンション用のキッチンユニットはモジュールを少しかえれば、日本のメーカーが企画したものも十分いけそうです。

6 人
ちょっと語弊がありますが。。。
実は語学力を差し引いて典型的な ”日本人” 自体に競争力があると思います。
コミュニケーション能力が必要とされる分野ではなく正確さや緻密性、技術力がとわれる職人的な専門分野では特に重宝されると思います。

今回は ”食” のように、すでに国をあげて輸出しようとしているものはあえてとりあげませんでした。あと広告とかも、実は面白いと思いっています。
とにかく、共通しているのは日本の製品はよく考えられているということで、逆に考えられすぎて、めんどくさくなっているものもあるくらいです。
一部の電化製品のように、電話帳のような厚さの説明書が必要なものは、あまりにも複雑になりすぎて逆に衰退していくでしょうね。

しかし、ちょっと考えただけでもこれだけあるわけですから、探せばもっともっとあるはずですよ、世界で通用する日本の商品(サービス)。

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切り紙に影響をうけて始めたグリーティングカードを作るスタートアップ

そろそろ12月も後半、家に届くクリスマスカードもだんだん増えてきました。大抵、家族や、ペット、趣味の分野のものが映った写真のグリーティングカードが多いですね。

そんな中、切り紙にインスパイヤされた2人のエンジニアが立ち上げた3Dのグリーティングカードを作っている LovePop という会社があります。このスタートアップ TEDxケンブリッジのイノベーションラボ にも出店していました。MITのハイテクロボットアームやアクアポニックスの製品の横に、このグリーティングカードが置いてあるというのが逆に目を引いていました。

ただのカードでしょ、今時、ネットでほとんどただで、カードが配れるじゃない?音楽とかもついているし、という声が聞こえてきそうです。

しかも、一枚8〜13ドルと決して安くはない金額。確かにポップで綺麗なカードです。デコレーションとして部屋に飾っても綺麗。

LovePopは海洋エンジニアリングを勉強した2人がその後ハーバードビジネススクールにいって立ち上げたスタートアップです。このスタートアップ、ボストンのテックスターのプログラムにも参加し、最近テレビ番組シャークタンクにもでて出資を受けました。

え?グリーティングカード屋さんが??なんだか日本にもありますよね、こういうカード。。。すごく手がこんで綺麗なもの。

折り紙もそうですが、こういった計算された美しさというのはエンジニアたちをインスパイヤします。そういう、美しさのある伝統文化は日本にはたくさんありますね。伝統文化こそ、外国のデザイナーやエンジニアと一緒にコラボしてみると世界で売れるものができそうです。

そうです、日本にもたくさんありますよ、こういうカード。。。すごく手がこんで綺麗なもの。そしてカードだけでなく、日本には完成度の高い製品がたくさんあります。日本市場のものをそのままもってくると厳しいものもありますが、中にはそのままでいけるものもたくさんあります。なんか、自信がつきませんか?

次回は、私が日本の商品で、外国で競争力があるであろうと思うものをリストアップしてみます。

これから世界でますます重要になるかもしれない職種

5月31日のボストングローブでは、大卒か、高卒かの生涯賃金の違い(約1億円)よりも、大学で何を専攻しかたによる生涯賃金の差(約3.4億円)のほうがずっと大きいというデータがのっていました。

2013年の大学学士号取得者のエントリーレベルでの年収の中間値はSTEM分野を専攻した場合、43000ドル、一方、アートやリベラルアーツ、人文科学系を専攻した場合は29000ドル、これが、ミッド・キャリア層においては、一番が石油工学出身者で136000ドル、ということですがこれが10年後、20年後にはどうなっているのでしょうか。

前から気になっていたのですが、アメリカ、ヨーロッパを行き来することが多い中気ずいたことを一つ。
EU圏を含め、ヨーロッパにはたくさん国と言語がありそれぞれコミュニケーションをとらないといけない、そしてその手段として英語は当然ながら有効なのですが、現実は各国に行った時、現地の言葉が理解できないと困ることが多々有ります。
そんな背景があってか、ヨーロッパの中では文字で説明するのではなく、グラフィックが多いように思います。ところがこれがアメリカだと結構いたるところに文字でかいてありますよね。
例えば、No turn on red (信号が赤のときは右に曲がってはいけない)って初めて見たとき、え??赤だから当たり前でしょう、と思ったのですが、実は信号が赤でも他に車がきていなければ曲がってもいいのですよね。

no turn on red

Right Lane must turn right(右レーンは右折のみ)これも道の上に矢印が書いてあるのにわざわざ、文字でかいてある。
right lane must turn right
車で走りながら、至るところにある表示を読むのも大変です。

一方、ヨーロッパの場合EU内だけでも、言語が多すぎる、全ての場所に全ての言語で書くわけにいきません。そこでできるだけ、誰もが理解する絵で表示されていることが多いように思います。
例えば、IKEAの家具の組み立て図。これは誰が見てもわかるように文字はほとんど使われていません。

それからスキー場でみかけたグラフィック。8人横に並んでね、ということなのですが、これがアメリカや日本ならきっとリフトの管理会社の人がいてちゃんと横に並ばせるんだろうなあとも思います。

8人のりのスキーリフト

8人のりのスキーリフト

さて、グローバル化に伴い人の行き来がますます活発になるほど、この誰にでもわかりやすい表示というのが大切になってくるのではないでしょうか。
そう考えると、デザイナー(とくにグラフックデザイン)はこれからも着実に需要が増えるのではないかと思う分野です。
たとえ英語を習うのが苦手とか、言語が苦手だとしてもデザインというあらたな世界共通言語で勝負することができます。

東京でもオリンピックにむけて至るところで文字表示をするより、誰にでもわかるサイン表示をするというのはどうでしょうか。

伸びているギフトカード転売市場

いろいろなショップでギフトカードというのを扱っています。よく好みをしらない人でも家族がお世話になっている場合や節目、節目に仕事の関係者にも何かしら差し上げたい、といった時にはギフトカードのようなものはとても便利です。スタバにターゲット、本屋にレストランと、大抵のものはそろっています。ところが、カードって意外にもっていることを忘れてしまったり、たまたまその店に入った時にはもっていなかったりと、使っていないでそのままになっていたりしますよね。。。使いかけだけど、捨てるに捨てられなくなっているカードを売買する市場がここ1年間で3倍以上になっているというニュースがありました。

そういったカードを売買できるサイトは例えば カードプール ギフトカードグラニー  ABCギフトカード レイズとあるのですが、レイズは10億ドルの価値がある会社といわれ先月5600万ドルを資金調達しました。
こういった転売市場のビジネスモデルは簡単で、仲介会社はギフトカードの価値の80%で買取、87%くらいで売る、ネット上の金券ショップですよね。そして購買されるのは9月〜11月が多く、クリスマス後の12月から1月には売る方が多くなるということ。供給量が増えれば、ディスカウント率も高くなるそうです。

過去4年間、”sell the giftcards”という言葉が12月にグーグルで一番検索される言葉になります。そして、ギフトカードグラニーではその後通常の10倍ほどのカードが入ってくるそうですが、あっという間に売られていくそうです。

確かに、換金性の高いカードをもらうほうが、趣味にあわない服とか、雑貨をもらうより、ましなような気がしないでもないですが、実は日本の冠婚葬祭の時に渡す現金というのが一番合理的な気がしてきました。

スモールビジネスの値段が上昇中

ビジネスを立ち上げるのが得意な人と、ビジネスを運用していくのが得意な人は必ずしも一致しないものですが、ビジネスを運用するのが得意でも立ち上げるのが苦手な人達でもそうでない人も自分のビジネスを持ちたい時に、買うことができるのがこのサイト、BizBuy Sellです。通常M&Aというとかなり敷居の高い、個人ではあまり縁のない分野のような気がしますがこのサイトでみると、小さなビジネスが1千万〜2千万円から売りにでています。もっともキャシュフローがどの程度なのか、でていないものも多いですが。。。

BizBuySell.comによるとボストンでのスモールビジネスの買収額は2014年の年初は18万9000ドル〜だったのに後半には21万9000ドル以上になり、全米規模でもスモールビジネスの買値が上がっているといいます。
このサイトでは470ほどのビジネスを扱っているようですが、過去2年ではそれぞれ200社ほどが販売されたそうです。一番取引量が多いのは1千万〜2千万のもので全体の28%をしめています。

日本にもこういうスモールビジネスを買えるサイトってあるんでしょうか?通常は銀行やブローカーのような人達が、買い手を探すのかもしれませんが、サイトをみていると、レストランとか、アパレル、教育関連等なんだか夢が広がります。日本では継承者がいないとやめてしまったりするビジネスも結構あるように思いますが、ビジネスとしてうまく回っているのなら、売れた方がオーナーにとってもうれしいし、買い手もうれしいというウィンウィンになります。フランチャイズもありますが、フランチャイズのほうがやはり、必要な資金が多いようですね。