アジア系アメリカ人に訴えられたハーバード大学

カリフォル二アに比べボストンにはアジア人が少なく、ヨーロッパ系の人が多いということをききますが、それでもヨーロッパに比べればずっとアジア人も多いです。
そして、アジア人の学生はよく勉強ができます。親が移民でやってきて、2世として生まれ育ったアジア人も親のプレッシャーをうけてか、それとも本来本当にできがいいのか、一生懸命やらされているからできるのか、はたからみているとよくわからないこともあるのですが、とにかく、成績はいい子達が多いですね。

現実問題として、優秀なアジア人の高校生はたくさんいるので、アジア人の中での大学進学競争は非常にレベルが高いことになってしまっています。
そんな中、アジア系アメリカ人の学生達(この中にはハーバードに入れなかった学生含む)が、簡単にいってしまえばハーバードがダイバーシティを重視し、かなり成績がいいアジア人の学生より、他のヒスパニック系やアフリカ系の学生を入学させるのは不当だ、といってマサチューセッツ州連邦地方裁判所に訴えました。

個人的には、どんな学生をとるかは特にハーバードのような私立大学では学校側の自由ではないの?なんて思ってしまったのですが、もしどこの大学も純粋に成績のいい学生からとっていたら、一流校では半分はアジア人になってしまうのではないでしょうかね。。。
(そしてアメリカでは正式に公用語ではない英語に加え中国語も公式に使われる言葉になったりして。。。)

白人女性が、自分の住んでいるエリアにある小学校で(そこにはいくつか小学校がある)”学生の半分以上がアジア人というところがあるけれど、そういうところには私は自分の子供はいれたくないわ”、という発言をするのをきいたことがあるのですが、その場にいた誰もそれに反論しなかったのでみんなはっきり言わなくても、白人の中にはそういう空気はあるでしょう。
なぜいやなのかといえば、色々理由はあるとは思いますが、その一つの理由として、アジア人はものすごく子供をプッシュして、なんでも一番になるまでやらせる、子供の自主性というものをあまり尊重しない、でもそうすると、成績争いになって、成績至上主義、そしてそれでもたりないということで、スポーツ、音楽もとことんやらせ、なんでもできるスーパーマンのような子達がいっぱいいる中での競争になり、子供らしくいられない自分の子供はかわいそうである、ということ。
教育熱心なアジア人は公立学校のいいエリアに集まり、そこにすんでる人達の中ではかえって住むエリアをかえたほうが、子供がいい大学に入りやすい、ということにもなってしまっているようです。

昔は秀でているものが一つあればよかったのに、最近は子供でも秀でているものを組み合わせなければいけなくなってしまいました。明らかに、20年前とは違うねと、MITやアイビーリーグの卒業生達はいいます。

慢性疾患治療を改善するために医者と患者をつなぐアプリ

アメリカの医療費は高く、病気になって人の人生を左右するのは保険会社だったりするわけで病気になるのを未然に防いだり、更に悪化するのを、どうしたらいいのか、という考え方がこれからはますます重要になってくると思いますが、それには生活習慣を変えるということが、大変有効です。

MIT メディアラボの元所長でシリアルアントレプレナーでもあるフランク・モス氏が会長として共同創設者に名を連ねているTwine Health というスタートアップは慢性疾患治療を改善することをミッションとしています。病気を防ぐ、もしくは症状が悪化するのを防ぐために患者と医者をつなぐアプリをこのスタートアップが作りました。

このアプリでは患者それぞれにあわせたヘルスプランを作成できます。例えば、朝には薬を飲む、野菜をもっと食べるとか、運動をするといったチェックリストを作り、それにそって、患者側は行動をしていき、医者のほうはその進捗状況をチェックするということになります。まず、最初の目標は3分の1のアメリカ人がもっているとされる慢性疾患、高血圧です。Beta Boston によると、このアプリこれまでに、全米6病院、159人の患者さんを対象に実験的に使われているそうです。実際、患者さんが薬を飲み忘れていたりすれば、医者の方からリマインダーを送ることもでき、状況に応じて始めのプランを変更したりもありえるそう。3ヶ月以内に90%の患者が目標に設定した血圧になるようにすることが目標だということ。
3月に行なわれたトライアルでは、血圧の改善だけでなく、治療費が3分の1程度までに減少、将来的には他の慢性疾患にも対処していきたいということです。なんだか医者の負担も増えそうな感じがするのですが、アプリを使いこなせない患者、スマートフォンを持っていない患者、英語では対応できない患者もいて浸透するにはなかなか時間がかかりそうです。

フランク・モス氏は今まで数々のスタートアップを成功に導いてきましたが、特にこのビジネスには情熱を注いでいるよう。テクノロジーだけではアメリカが直面している医療問題や慢性疾患の問題には対処することはできませんが、組み合わせの一つにはなりそうです。

マサチューセッツ州の学生ローンの実態

学士号取得者の学生ローンの額は年々あがっているのですが、学生ローンに関するプロジェクト(project on student debt)は学生ローンを借りて学士号をとった人の割合と、その平均額について調べました。非営利の教育機関、公立大学を調べたところ、2013年に卒業した69%にローンがありローンの平均は28400ドルということなのですが実際は州によって、また大学によっても差が大きいようです。

ちなみに一番高いのがニューハンプシャー州の32795ドルですが、高いほうから10番目までの中に4つのニューイングランド地方の州がはいっています。東の方がお金がかかる?
マサチューセッツ州の実態はどうなの?というと、マサチューセッツには大学の数が100以上ありますが、営利大学、また認可のない高等教育機関をいれるとパトリック州知事によると300ほどの教育機関があるそうです。 (マサチューセッツ州の大きさは中部地方くらいの大きさです)この統計ではマサチューセッツからは53校がデータを供給したとのことですが66%がローンを組んでおり、その金額は全米平均より高い、28565ドルということです。

マサチューセッツの学校のうち7校は一人4万ドルを越えています。大抵は小規模、中レベルの学校なのですが、専門性の高い学校としてボストン建築大学は5万ドルをこえて、75%の学生が負債を抱えています。
一方、ハーバードのような学校の場合は26%が12560ドルの負債というわけで、かなり低い割合ですが、これはハーバードのような一流大学は低所得者層には手厚いサポートがあること、またそもそも裕福な家の人達も多いです。又小規模ながら一流のウィリアムズカレッジやアマーストカレッジといったリベラルアーツ大学も、比較的ローンが低いですね。

一流大学に関しては大学側も資金的に余裕がありますし、学生の側にも色々なオプションがあるのでそれほど深刻でない場合が多いですが、問題は中レベルの小さなカレッジですね。
この州は比較的治安がいいエリアが多いせいか、生活費や物価もアメリカの他の地域に比べると高いということもお金がかかる1つの要因かもしれません。

そして、この数字は学生の報告ではなく、大学側からの報告であり、数字には大学院の学生は入っていませんが、全米の1兆ドルといわれる学生ローンの負債を見たときにほぼ 40% が大学院の学生によるものだと試算されていいます。2012年までに大学院生のローン平均は57000ドルになったとのこと。

実際、4年制の大学を卒業するのに、寮費等も含めると1500万~2000万ほどかかるとして、さらに、MBAやロースクールにいって又、1000万から場合によっては2000万かかると、学卒の借金をかえさないうちに、(又は、返しおわったらすぐに)大学院の借金を背負うということになる確率があるということですか。 そして、給料があがることを想定して大学院を卒業しても実際給料があがらない、ということが多くある、というリポートがあります。そうこうしているうちに、今度は住宅ローン?厳しいですね。。。

そう考えると益々、大学選びは慎重になると思いますが、この分野ならいい給料がもらえそうだ、という以上に、自分の強みがどこにあってどの分野なら自分の能力を最大限生かせそうか、ということをもっと考えて職種、職業を選んでいく必要があるように思うのですが。
同じ職業についたとしても、その中での収入差といものもこれからもっと広がっていくような感じがします。

参考記事
自分の才能や強みは何かを見極める為の適性テスト

自分の才能や強みは何かを見極める為の適性テスト ーその2ー

各国領事のピッチコンテスト

世界9カ国の領事が自国のイノべーションと、領事館が果たす役割を紹介するピッチイベントがイギリス領事館の主宰で行なわれました。
参加国は、イギリス、カナダ、日本、韓国、フランス、スイス、ドイツ、イスラエル、メキシコで、それぞれ自国をアピールしました。

外交官の方々はパブリックスピーキングになれていても、3分間で自国のイノべーションを売り込むという形の、セールス色の強いこういったピッチにはなれていないであろう中、各国がそれでも特色を出したピッチをしたと思います。
開催国イギリスは、イギリスのプロモーションビデオ?って思うくらいの、デザイン、音楽、テクノロジー満載のものでしたし、ドイツはドイツ人らしく堅実、まじめ、強い大国ドイツをイメージさせるピッチ、スイスも科学技術に特化した領事館らしくイノベイティブなpreziを使っての科学技術情報満載と、お国柄がみえておもしろかったですね。我が国日本の姫野総領事は、さすが関西人らしく、笑いをとり続け、シンプルクリーアーなメッセージを届けたせいか、のちほどのネットワーキングの時に、すごくよかったと言う声があちこちから聞こえました。
日本の場合、高齢化社会が問題になっていますが、病気になった治療のためにお金を使うのではなく、病気にならないようにすることに注目すれば、結局お金をずっと節約することができる、との発言がありましたが、これとても東洋的な考えですが重要ですよね、本当にそう思います。(昨日の 瞑想のこと を思い出してしまいました)

又、今朝ちょうど、新聞でボストンーテルアビブ直行便の就航についての1面広告をみたばかりだったのですが、2年ほど前に、JALがボストン-東京間の直行便を就航したのに続き、最近ではトルコ、イスラエルと各国、ボストンとのパイプを太くしつつあります。
そんなイスラエルは前パトリック州知事が任期中に2度も訪れた国、と強調するほど、ボストンとは太いパイプができつつあります。実際、マスチャレンジも進出していますし、スタートアップの数も圧倒的なものがあります。
領事の発言では、イスラエルがイノべーティブでいられるのは、失敗しなければ成功しないということを子供の頃から知っているからだ、ということでした。高校生くらいのときからどんどんチャレンジをさせるそうです。実際ボストンにもユダヤ系の人は多く、学校もユダヤの休日でお休みになる事もありますね。イスラエルの領事は特に資料がなく、シンプルなピッチでしたが、パワフルでした。

どの国が一番よかったかな? やっぱり、日本かスイスでしょうね!

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瞑想の効用

突然ですが以前から興味があった数日間にわたる瞑想のワークショップにいってみました。
瞑想といっても、お寺でするようなもの、新興宗教のようなもの、高額なセミナーなようなものと色々あって、興味はあったものの、なんとなく踏み切れないでいて、たくさんの本を読むだけで独学状態だったのですよね。。。

たまたま、結婚式で隣に座った方が引退された小児科医の方で、彼女が瞑想の会を主催しているというので、参加してみることにしました。
参加者も半分ほどは医師の方達だったのですが、そのせいもあってか、非常に科学的に瞑想が脳や体に及ぼす影響、効能を話されていました。
他の医師の方達も現代医療だけでなく、代替医療として、両方のいい部分をとりいれるという意味で、人に勧める前にまず自分でトライしてみたいという気持ちでこられていたようです。
一流のスポーツ選手や、会社の社長クラスの方達の中には瞑想状態になっている時の脳波の状態が日常も続いている人達がいるという話をされていました。

瞑想の効能は色々あるのですが、老化を遅らせたり、免疫機能の向上の他に、人が病気になるのは大抵がストレスが原因といわれますが、正しくいえばストレスにどう対応するかということで、瞑想をすることでストレスホルモンが減るそうです。日常生活ではストレスがあるのが普通の状態なのですが、ストレスに感じていたことを瞑想をすることでストレスとうけとらなくなるということでしょう。それによって病気になりにくくなり長生きをするということを指摘されていました。

瞑想といっても実は色々なやり方があるそうで、そのやり方によってどの脳波に影響を与えるかは違うそうです。
一日2回(15分から20分)、習慣づけると脳波もいい状態をキープすることができるようになるといいます。ただし、やめてしまうと、また元に戻すのに倍の労力がいるとのこと、まるで脳の筋トレですね。

色々やり方はあっても、先生いわく、やっぱり、無の状態になるのが一番シンプルで一番パワフルだということ。でも雑念がくるのは当たり前といわれて、ちょっと安心。

我を忘れるほど何かに集中すると言う表現がありますが、実は我を忘れて、まさに本来の自分に戻っているのかな、なんて思ったりしました。
人間の脳のしくみについてはこれから、ますます研究が進むであろう分野だと思いますが、瞑想というのは、何千年も前から行なわれており、科学がそれを追いかける形になっています。

”まず、自分の心の中を平和にすること、みんなそれそれの心が平和になれば、それが世界平和に繋がると思うのよ”
そんな彼女が教えてくれた瞑想の効用についてもっと知りたい方は、


超越瞑想 癒しと変容 精神科医が驚く効果と回復