ハーバードアートミュージアム

ハーバード大学はいくつも博物館、美術コレクションを所蔵しているのですが、新しい ハーバードアートミュージアム が11月16日にオープンします。

中に入ると、真ん中は吹き抜けになって、ガラス部分も多いモダンなつくりです。photo 2 (2)
この美術館、3億5000万ドル以上かけて、改修、増築工事が行なわれ、4階建ての建物にはピカソ、ミロ、といったヨーロッパアートから江戸時代の日本美術、韓国、中国の陶器、仏教美術、アメリカの作家の油絵等3つのコレクションが一つの美術館に所蔵されています。地下はこぶりな映画館のようになっており、映像関係の作品もこれから上映されることもあるでしょう。それでも、所蔵している作品の半分も展示されていないというところがまたすごいです。
それにしても、ボストンでみる日本の美術品って、状態がよくて驚きます。(ちゃんとガラス張りで光が当たらないところとかにはいっているわけではないので、手をいれているんでしょうかね、以前にボストン美術館で行なわれた鎧の展示も状態がよくてびっくりしました。外国にでても大事にされているようで、うれしいですけど。)photo 1 (5)

作品を修理する場所もガラス張りで、今後仕事をしているところを近くでみることができるように、塗料や仕事道具も外からみえるようになっていますし、かなりオープンな感じですね。大学でこれほどの規模のコレクションが集まるというのはさすがハーバードという感じです。

これからの時期、ボストンでは寒くてなかなか外で楽しめることも減るので、こういった一日過ごせる美術館は貴重な冬の楽しみになりそうです。あー、カフェが隣接していれば、完璧なんですがね。。。

トランスジェンダーを受け入れる女子大

マサチューセッツ州にはセブンシスターズと呼ばれる女子大のうち3校が(ウェルズリーカレッジ、スミスカレッジ、マウント・ホリヨークカレッジ)あるのですが、それらが、”女子” の定義を見直し始めています。
ボストン市内にある女子大シモンズカレッジは学部生として、トランスジェンダーの学生の受け入れを正式に認めました。(ボストングローブ11月7日)

シモンズカレッジによると、現在の性は別だとしても、本来女性として生まれた人達、男性として生まれたけれど、現在は女性として認識している人達を受け入れるということでその際、政府が発行する(戸籍謄本みたいなものでしょうか)証明書は必要ないといっています。

先日もアップルのティム・クック氏がカミングアウトしたばかりです。男性として生まれても、(女性として生まれても)女性でも男性でもないという(もしくは、両方)人もいて結局、昔は女性と男性の役割もはっきりきまっていたということや宗教上の理由から、女に生まれたら女に決まっている(男性の場合も)ということに反論ができなかったのですが、今は色んな生き方が社会的にも認められるようになったという世間の流れがあるのでしょう。ティム・クック氏が今になってカミングアウトしたのも、そんなことは社会的、職業的に成功する上では何の障害にもならないということを証明したともいえると思います。
一方、アメリカにはいくつかの男子大学もあるのですが、それらはトランスジェンダーの学生の受け入れに関しては何も言及をしていないようです。

それにしても、本人が女子だと主張しても見た目が完全に男性の場合、更衣室とか、寮部屋とか慣れるまでは混乱するかもしれませんね。。。そうでなくても、大学の性犯罪の問題も深刻なものになっていますし。
シモンズカレッジの場合は4年制大学に関しては基本、女子校ですが、大学院になると、男性も受け入れています。これからますます女子大の意義というのもとわれてくるのかもしれません。

コンデナストトラベラーの読者が選ぶ今年の全米ベストホテル

アメリカのおしゃれな旅行雑誌、コンデナストトラベラーの7万6千人以上の読者は全米のベストホテル25のトップにボストンにある フィフティーン ビーコン ホテル を選びました。

このホテルは大型ホテルではなく、15年前にボストンで初めて誕生した、63室を保有するブティックホテルと呼ばれるもので、内装もモダンでデザインに懲りまた、サービスを差別化することで高価格帯を保っています。顧客の半分はリピーターですが、それぞれの顧客の好みをしっかりと把握することに努めているそうで、スタッフは、大型ホテルではできないサービス、例えば、ゲストがみえたら、自分の家に初めて訪れる昔からの友人を迎え入れるようにもてなすことを求められています。一人一人にあったサービスをすることで、顧客は来るたびに”戻ってきた” ような感じがするのでしょう。
又、ボストン市内の概観はイギリスのようなトラッドな雰囲気がある中、このホテル内のモダンな内装もうける理由かもしれません。
高級なホテルでは”おもてなしの心” というのが求められるのは、海外でも日本でも同じようです。

ちなみにコンデナストトラベラーの読者ランキングをみると、大都市の誰もが知るような大型ホテルは全くはいっていませんね。旅行上級者?って感じのリストです。全米トップ10の中に2つマサチューセッツ、2つバーモントのホテルがはいり、3つはシカゴのホテルとなっています。

個人的にはバーモント州(日本ではなぜかバーモントカレーで有名ですが)がすきなのですが、ここは食材がおいしいですし、こじんまりしてこぎれいなリゾートホテルがいつくかあります。秋は紅葉がきれいですし、冬はスキーエリアもあり日本の高原のリゾートのイメージでしょうか、アメリカは広いだけに色々な側面があり、旅行者には楽しいですね。

病院が主催するピッチイベント

ボストンには全米でも1,2位を争うような病院や様々な大学病院、専門の研究所、製薬会社のリサーチセンター等がたくさんあり、バイオ関連のスタートアップも集中しています。

先週、ボストン子供病院で賞金3万ドルをかけたシャークタンクのようなコンペティション、第一回イノベーションタンクがフィリップスヘルスケアのスポンサーで行なわれました。
子供の場合、大人と同じ病気だとしても、人的な対応や使用する機器類がかわってくるでしょう、小児医療分野を改善することも、このコンペの目的だったようです。
パネルにはベンチャーキャピタリスト、医師、テレビ番組のシャークタンクに出演しているデイモンド・ジョン氏らがそろいました。デイモンド・ジョン氏はファッション関連の会社のオーナー兼、投資家でもあります。
日本のイメージだと、病院がビジネスプロジェクトを率先してやるという空気は無いと思うのですが、やっぱりここはアメリカです。

賞金を得た3社のうちの1社CareAline は自分達の子供が闘病生活をするにあたり、胸部や腕から薬を体内にいれるための多様なカテーテルを管理するバンドのような商品を開発しました。
子供は動きが活発ですし、じっとしていないのでチューブがずれたり、固定が上手くいかなかったりすることが多いのでしょう。開発者のお子さんは残念ながらなくなってしまったのですが、商品は他の子供達にも役に立つと思い、商品化したといいます。

もう一つはボストン子供病院の研究者が開発した HubScrub という、病院で使う医療機器全般を消毒してくれる機械です。

病院では車椅子も消毒するんですね。。。そう考えると一日中何かを消毒しているスタッフもこれがあると、仕事がかなり楽になるかもしれません。消毒したいものをここにいれると、3分以内に消毒してくれて15リットルの水の使用で済むそうです。
食器洗いのような感覚でしょうか。最近、感染症が問題になっているので、消毒ということを考えると益々需要が増えそうな機械です。

3つ目の会社は、8歳から18歳までの子供達を対象に、体重をコントロールするアプリを開発した KurboHealth です。
このアプリは子供達が食べたもの、どのくらい運動しているかということを追跡し、その情報を分析し、指導していきます。このアプリの目的は最終的にはアプリにたよらなくても、自分で習慣をコントロールできるようにすることです。
これって、子供だけでなく、大人にも必要な感じがしますね、生活習慣病の予防になるかも。

こういった、病院主催のピッチイベントは数ヶ月前にブリガム・アンド・ウィメンズ病院でも行なわれたそうで、いままで一般的なピッチイベントに参加していた医療関連のスタートアップも今後直接、病院にアプローチできる機会が増えるかもしれません。

トリップアドバイザーも「あなたにおすすめ」機能スタート!

アマゾンやグーグルは検索の履歴から自分にあった商品等を提案するサービスをしていますが、ボストン近郊(ニュートン)に本拠地のある会社トリップアドバイザーも自分の履歴から「あなたにおすすめ」機能が始まりました。今までしていなかったのが不思議なくらいですが、実際、都会のホテルを予約したい場合、その都市に数百、もしくは千もホテルがあると、本当に値段と立地だけで、きめられるのか、自分の嗜好をわかってすすめてもらえるというのは一手間省ける感があります。

ホテル等の店舗にとってもターゲット層に直接アピールできるという利点がありそうです。トリップアドバイザーの評価はホテルにとってもとても影響が大きく、フロントのところにもトリップアドバイザーの評価表がおいてあるところがよくありますし、泊まったホテルで、満足したらいいコメントをかいてくれ、といわれることもあります。

トリップアドバイザーによると世界14万箇所の420万ビジネスの情報をのせているそうですが実はそのうち約半分はレストランの情報です。
私自身が外国で観光したり、レストランに行ったり、ホテルを予約する場合、総合評価もみますが、”誰が言っているのか” ということに重きをおきますね。特にレストランの評価って人種差、個人差が大きい気がします。
例えば、外国で和食やさんを探している時に、他の外国人にあの店の寿司おいしかったよ、とか、あのジャパニーズレストランよかった、とすすめられるより、(その人のことをよく知っていれば別ですが)しらない日本人がいう、あの店はおいしかった、という声をより評価するということです。だから、レストランはどちらかというと、評価を何人がいったかでソートとかできると、嬉しい気が。。。

これがホテルだと、子供が小さいとか、大きいとかいった家族のライフスタイルで考える場合もあれば、ベットの大きさ、かたさとか、枕の良し悪しといったもので判断する人もいます。こういったものはホテルの一般的な評価にはなかなか繋がりにくかったりします。
又、治安や物価に関しても、評価者がどこの国の出身なのかで安全かどうか、物価が高いかどうかの基準が大きく違ってくるように思います。

一般的に、日本人の評価というのは厳しいのではないでしょうか。そういった意味では日本人がコメントしているのをつしついみてしまうのですよね、と思ってサイトを確認したら、”あなたにおすすめ日本人に人気のホテル” がでてきました。
でもレストランはまだみたい、そのうちでてくるかな?