スタートアップが成功する一番大きな理由

年始にはTEDxをみていたのですが、その中に”スタートアップが成功する一番大きな理由”というものがありました。
過去20年間に100以上の会社を起業したというビル・グロス氏が、成功と失敗を繰り返す中でスタートアップが成功する要素を見つけ出します。
彼は当初、アイデア、チーム、ビジネスモデル、ファンディング、タイミングという要素が成功するためには大切だと思っていたのですが、多くの成功している会社、失敗した会社を調べたところ、実は一番大切なのは、タイミング、そしてチーム、アイデア、ビジネスモデル、ファンディングという順だということがわかりました。

この中で、ファンディングが最後ということはなんとなく、わかります。ビジネスモデルも、実はあとからついてくるというのもわかりますよね。ビジネスプラン通りに実際物事が運んだというスタートアップはかなり少ない(ほとんどない?)のではないでしょうか。走りながら修正というのが大半でしょう。人と、アイデアが大事というは最もです。しかし、一番大事なタイミング!これは時代の流れ、人との出会いであったりという実はなかなか自分でもコントロールすることができない部分だといえます。
そういう意味では、今だ、という瞬間がよめて決断力があり、運がいい人が成功する、といえそうです。

Bill Gross: The single biggest reason why startups succeed

食べ過ぎ、少食、食事をコントロールするハイテク食器

年末年始と付き合いや家族の集まりで少々食べ過ぎな傾向があるのですが、目の前にだされたものが大好きな食べ物だったらなかなか自制が効かなくなることもあります。また逆にアルツハイマーやパーキンソン病、がんといった病気の場合は食欲がなくても、ある程度きまったものを食べなければならなかったりと体重管理が必要です。本来人が管理をしなければいけなかった食の分野でも、どんどん新しいテクノロジーが進出しています。

パーキンソン病や脳卒中などで、ものを掴むことは難しくなることがあります。ハイテクスプーンの Liftware  は揺れている手の動きに反応してスプーンを安定させて、揺れを70%もおさえものを食べやすくします。

Liftware

LIFTWARE

 

味覚というのは年齢があがると衰えていくものですが、パーキンソン病や認知症を患う人たち、そして抗がん剤や治療中の場合はそれが特に顕著です。シンガポール国立大ではTaste+ というスプーンとカップのプロトタイプを作っています。これは、何かを食べたり飲んだりするときに、酸味、辛味、塩味といったものを電気パルスで舌に感じさせるものです。現在量産をめざしていて認知症や塩分が控えめな食事が必要な人たちのために病院で使ってもらおうと試みています。もしうまく行けば、他の食器にも波及する予定。

また子供たちにもっと食べることに集中して、もらえるように、少食を防ぐためにゲーム感覚で食べたもののカロリー計算ができる食器をつくるYumitというのもあります。

Yumit

YUMIT

Smartplate

FITLY

 

フィラデルフィアのスタートアップのFitly はSmartPlate ($99)というカメラとセンサーがついた食器を開発しました。皿に乗っている食品をカメラでとってセンサーが重さも測ります。そしてカロリーを計算し、食べ過ぎたり、早く食べ過ぎたりすると、携帯にアラームを送ってきます。そして、台所に入るたびにその皿を使うようにリマインダーを送ってきます。

ハイテクスプーンは1本200ドル以上しますが、実際それらを必要としているのは老人や病人という社会的弱者だったりするわけです。値段が下がってくれば、病院を中心にもう少し普及するかもしれませんね。

テロにも負けずに増えるアメリカ人留学生

アメリカはとてもインターナショナルだというイメージがある人たちも多いのですが、それは一部の都会で外国人が多い環境の話であり、大多数のアメリカ人は、実際には英語しか話せない人たちが多いですし、アメリカの学校で外国語を学ぶということは日本で英語を学ぶのと同じような感覚、レベルだと思います。国が大きいだけに、わざわざ外国に行く必要をそれほど感じない人が多いようですね。(東海岸から西海岸にいくだけでも外国にいったような気がします)それでも大学に入ると、各大学がそれなりに短期留学(数週間から数ヶ月)のプログラムを用意していて少しでも学生を外向きにさせようとします。

実際、インスティトゥートオブインターナショナルエデュケーションによると、2004年からの10年間で外国に留学する学生は60%も増加しているそうです。2014年で一番人気だった場所はイギリス、その次にイタリア、スペイン、フランス、中国と続きます。それでも、全米の学士レベルでみるとその割合は10%にしかならないそう。これをみてもわかりますが、イギリスにいくということは、そもそも外国語を習う必要はないわけで、その次はイタリア??観光目的でしょうかね??外国に対してかなり保守的なのがみえます。

ところがここのところテロの影響で外国にいっている子供たちを自国に戻そうという親が増えているといいます。年末年始にかけても早速ロンドンのテロ予告がでていますよね。

日本人の感覚だと、たぶんアメリカにいることがそもそも十分危険な気もしますが、人はやはり自分の知らないところはどこでも危険に思うものですよね。

しかし意外に外国にでている本人達は世界のどこでも違った種類のリスクがあるということを理解しています。都会ではテロや犯罪のリスク、例えば治安がいいといわれる日本にも地震のリスク、発展途上国にいけば感染症や衛生上のリスクもありますよね。
危険だからということでどこにも行かずに家にいたとしても日本では交通事故より家庭内での事故が多いとさえいわれているわけですから結局、それが本当に自分がしたいことなのか、必要なのかどうかということをより真剣に考えて行動するようになるかもしれません。

不安な世の中だからこそ、より世界を理解する必要があります。自分の国がどのようにみられているかは外に出ないと見えませんし、そこから自分たちのすべきこと、するべきではないこともより明確になるように思います。

関連記事:
アメリカ人に留学は人気がない?

ビジネスで成功したかったら、ビジネスを学ぶ前に、、、

アメリカの大学は学費は高いですが、卒業後のインパクトを考えた場合、トップ 校にいけばやはり良い投資といえそうです。

例えば ハーバードインパクトスタディによると、37万5千人の卒業生は14万6千以上の営利、非営利団体を作っています。そして2000万人分の雇用を生み出し年間収入3兆9000億円、これはドイツのGDP(世界で4番目に大きな経済圏)に匹敵するといいます。また彼らが毎月ボランティア活動に費やす時間は160万時間。ハーバードの卒業生はアメリカ国内だけにとどまらず、世界にちらばっているので、世界全体に与える影響も大きいですよね。

一方、MITインパクトレポートによると13万人の卒業生は3万2百ほどの企業を作り、460万の雇用を生み出し、年収額は1兆9000億にもなるそう。そしてこれはロシアのGDP(世界10位)よりも若干多いくらいになるようです。このリポートはMITのスローンスクールのエドワード・ロバート教授の2009年からのプロジェクトのフォローアップになるそうですが、ここ最近MITの卒業生の起業したスタートアップによりその数字の増加率が加速しているといいます。

金額でみると、ハーバードのほうが大きいのですが、実はこれにはトリックがあるのではないかといいます。それは、ハーバード関連で(卒業はしていませんが)マイクロソフトや、フェイスブックという大きな企業があること。しかも、この2人はハーバードでも経済や文系にいたのではなく、STEM分野(サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、マス)の人でした。現実的に考えると、MITのイノベーション力と同じインパクトをもつのは、スタンフォード大学ではないかと想定しています。 MITの卒業生が作った会社は、インテル、ドロップボックス、バズフィード、、、数えきれないほどありますよね。

ビジネスで大きな価値を生み出したいと思うなら、ビジネスを先に学ぶのではなく、他のSTEM系の専門分野を学びその後、そのテクノロジーなり、製品を売る為にビジネスを学んだほうが成功する確率が高いといえます。

 

勝手に選んでみました,日本の商品(サービス)で圧倒的に完成度が高く、世界で競争力があるもの

さて 前回の話より、私が個人的に、日本の商品(サービス)で圧倒的に完成度が高く、そのまま世界で通用すると思われるものをあげてみます。

1 パッケージデザイン
ドレッシングの容器やはちみつのパッケージ、ビニール袋に入った砂糖、あげるときりがないですが、少なくとも”食”に関わるパッケージの作りはアメリカでは首を傾げたくなるものが結構多いです。ハサミを使わなくてもきれいに切れるはずのパッケージがきれいに切れず、ハサミのお世話になることになったり、瓶の蓋がまがっていたり、どう考えてもこれは年寄りには開けられないでしょ、というパッケージというのも結構あります。切り込みがちゃんとはいっていたり、点線が入っているのに(そこから開けられるように)全く役に立たなかったりと、大多数の人はそれしか選択肢がないわけですから、もっといいものが世の中に存在しているということ知らないんですよね、きっと。

それから、ビタミン剤のような錠剤が必要な大きさの10倍くらいの容器にはいっていてびっくりしたこともありますね。新しく買ったのにもかかわらず、すでに誰かが食べてしまったのかと思いました。そのような容器なのに、20%増量!とか書いてあって、さらに驚かされたりもします。アメリカの場合はとくにスペースがあるせいか、大きいことはいいことだ、お買い得感という感覚が強いのでしょうか。

2 ラップ類
日本のラップ類は商品自体の完成度がかなり高いですが、中身が全てなくなるまで箱が壊れないというのもいいですよね。
パッケージデザイン全般に関しては、あまりヨーロッパにいるときは不便を感じませんでしたが、ラップは日本のものに勝るものはないような気がします。
以前、日本のサランラップをお土産にもっていったら、感動した友人は一方懐疑的な目で、”これは体に悪い物質が使われているにちがいない”と真剣にいっていましたが。

3 文房具
フリクションペンに代表されるように、ペン類、シャーペンはいいものが日本にはたくさんあります。シャーペンなどは、名前をかいてもとられてしまうといっている学生もいるほど。
それからシール。自分が学生だった頃、当時ソニープラザに売っていたかわいいアメリカのシールが大好きだったのですが、今となってはお土産に日本のシールを買っていくようになってしまいました。
またカードや手紙類の紙製品も、いいものが多いですよね。これだけメールやSNSなどが広がっていても、特にアメリカではクリスマスカードや誕生カード、令状というのは相変わらずカードで、出す人が多いです。

4 刃物
文具にもありますが、パンチ(穴あけ)やカッター類、ハサミといった刃物。時々アメリカで売っているもののレベルにびっくりします。
アメリカ製でないからなんともいえないかもしれませんが。。。ヨーロッパにいるときはここまでひどいと感じなかったのですけど。。。
台所で使う包丁のような刃物はさすがに日本製のものの認知度は高いです。もっともglobalの包丁のように、日本にいるときはあまり気ずかなかかったものもありますが。日本はやっぱり刀の国なんですね。

5 台所(プロダクトデザイン)
個人的には台所のデザインで一番なのはドイツだと思うのですが、日本のメーカーも実は結構頑張っていると思います。
狭いところにどうやって効率的に収納できるかというのを計算尽くしている感じはありますね。
特にアメリカのキッチンは場所が広いのにどうしてこんなに収納しにくいのか、不思議なくらいです。場所が広いだけにあまり考えなくても収納できるのかもしれませんが、都会は意外と狭いですよ、だからワンルームマンション用のキッチンユニットはモジュールを少しかえれば、日本のメーカーが企画したものも十分いけそうです。

6 人
ちょっと語弊がありますが。。。
実は語学力を差し引いて典型的な ”日本人” 自体に競争力があると思います。
コミュニケーション能力が必要とされる分野ではなく正確さや緻密性、技術力がとわれる職人的な専門分野では特に重宝されると思います。

今回は ”食” のように、すでに国をあげて輸出しようとしているものはあえてとりあげませんでした。あと広告とかも、実は面白いと思いっています。
とにかく、共通しているのは日本の製品はよく考えられているということで、逆に考えられすぎて、めんどくさくなっているものもあるくらいです。
一部の電化製品のように、電話帳のような厚さの説明書が必要なものは、あまりにも複雑になりすぎて逆に衰退していくでしょうね。

しかし、ちょっと考えただけでもこれだけあるわけですから、探せばもっともっとあるはずですよ、世界で通用する日本の商品(サービス)。