MassChallenge(マスチャレンジ)の引越し

9月20日付けのボストンの新聞、Boston Globeによる と、MassChallenge(マスチャレンジ)が来年夏に引越しをすることがきまりました。といっても、近所のウォターフロントのボストンデザインセンターに移動です。マスチャレンジというのはボストンのスタートアップシーンを代表する企業なのですが、新しいオフィスは25000平方(約2300平米)を

5年間ただで借りる

そうです。その賃料はどこで得らるかというと、ビルのオーナーによると他の会社からの配当金をあてるとのことです。マスチャレンジはすばらしいアイデアが誕生するところであり、現在128のスタートアップの会社がマスチャレンジのオフィススペースをかりて、4ヶ月間専門家やメンターのサポートを得たり、投資家に接触したりしています。このコンペティションは4年目になりますが、10月30日に行なわれる受賞式にもらえる

1.5億円相当の賞金をめぐって

日々戦いが行なわれています。マスチャレンジは今までに、361の企業と仕事をし362億円相当の資金を調達し、2900人の雇用を生んでいます。マスチャレンジでの4が月の滞在が終ったあとは、たくさんの会社がボストンに残っています。

以上はボストングローブ紙の記事からの要約ですが、Masschallegeというのは世界中のスタートアップがここで、ビジネス、起業について学びます。上記にあるように、賃料ただのオフィスで,プレゼンテーションの練習をしたり、資金調達について学んだり、実際をビジネスをしながら、学んでいくというプログラムです。マスチャレンジがすごいのはこれは

NGO

だということ、個人が立ち上げたNGOがここまで資金を集められて、ボストンのスタートアップカルチャーを牽引する企業になっているということです。今いるオフィスもワンフロア全部でどこからも、違った角度のボストンの景色がみられるすばらしいところです。大西洋も、緑も両方みえるところは以前働いていた横浜のランドマークタワーの景色を思い出させます。マスチャレンジについては今後もう少し、詳しい内容で紹介するつもりです。

スイス科学領事館 swissnex(スイスネックス) モデル

先日の韓国の記事にあるように、国をあげての創業支援という考え方が広まってきていますが、その実例としてスイス科学領事館SWISSNEXについて説明します。

スイス外務省によると、“スイスの科学分野における領事館と称される“スイスネックス”は、“研究開発、技術革新の分野において、国際競争力を持つ国・スイス”を世界に広める役割を担い、連邦内務省管轄下の連邦教育・研究事務局、および、連邦外務省との共同で行っている。”とありますが、具体的には何をしているかというと、スイスの高等教育〔大学、大学院レベル〕や科学技術の分野の研究、企業を海外に紹介したり、スイスのベンチャー企業の教育や、その他の企業の外国進出を手伝ったり(企業、産業を当該国と結びつけたり、スイス企業の進出を促すようなプラットフォームを作っています。)主に科学技術関連のイベントを多く開催することで、スイス人、企業を現地のコミュニティーと結びつける活動を多く行っているのです。また、スイスに進出したい外国企業のお手伝いもしています。日本でいうとJetroを思いうかべる方もいると思いますが、もう少しオープンな科学技術ベースの交流をはかる専門領事館です。特にボストンはライフサイエンスのハブということで、たくさんのスイス研究者も勉強にきています。

  • swissnexのユニークな点
  • 領事館、という国がバックにある機関にもかかわらず、民間資本も半分以上は入っている点です。例えば一つのプロジェクトを行う場合、1/3は国家予算から出し、残りの2/3は民間や、他のファンドから資金を調達します。それにより、領事館運営が経済性のある活動になるのです。当然、各プロジェクトの経済効果ということも、考えられるようになりますし、そこが一般の公共機関の活動とは大きく異なることだと思われます。特にアメリカのようにソーシャルネットワークが非常に重要視される場所ではこのような開かれたスタイルというのは効果的なようです。

    世界にあるSWISSNEXは今のところ、ボストン、サンフランシスコ、上海、シンガポール、バンガロール、ブラジル、にありますが今後, 他の国にも増えていきそうです。
    このモデルは大変上手くいっているようで、世界各国が似たようなモデルの構築に急いでいます。

    あれ?なぜ東京にはないの?と思いますが、領事館の設置条件が大使館のないところ、だそうです。(そのかわり東京には大使館に科学技術部が、あります。)

    もし、あなたが40歳を超えていて、これから英語を使ってビジネスや起業に関わることを学ぼうと思っているのなら...(その3)

    オンラインコース

    近年オンラインのコースの発達はめざましくMOOCs(massive open online course)で世界各国の有名大学の講義をうけることができます。その他オンラインの学習については他にも詳しくかかれているサイトがあるのでそちらを参考にしてみてください。MOOCs(massive open online course)で検索すると例えばこんなサイトがでてきます。
    この中で私が個人的におすすめなのはTEDでしょうか。

    TEDでは、ビジネス界だけでなくさまざまな分野の人たちの講義、プレゼンがみれます。内容も面白く英語の勉強にもなりますが、それよりありとあらゆるジャンルの話があり、さすがプレゼン大国アメリカ!と、思います。プレゼンテーションの勉強になりますね。アメリカ人って人をその気にさせるのが上手いです。なんかこう、やる気にさせてくれるっていうか、自分もできるって気にさせてくれるって言うか(笑〕

    それからボストンにあるハーバード大学 とMITがもともと共同で作ったオンラインのコース、 edX
    どちらかといえば人文系のハーバードと工学系のMITが一緒に作ったことであらゆる分野の勉強をカバーしようという感じですね。ハーバードの有名教授の講義もきけますし、日本の京都大学や世界の他の大学のコースもとれます。
    edXでハーバードの授業をオンライン受講したのですが、講義をビデオで聞いてみると、英語の字幕がでるので英語の勉強には本当に適していると思います。聞き取れなくても字幕を見て、単語がわからなければ、その場で調べることもできます。

    オンライン学習のいいところは、場所と時間にとらわれないところでしょうか。わからなくても何度も繰りかえし見ることもできます。
    難点は、一方的で、人と触れ合うことが難しいことですね。人脈を作ることが目的の一つならば、実際に現地に足を運び、時間をかけ、人と一緒に何かをしたほうがいいでしょう。オンラインがいくら便利といっても、他人と一緒に何かを成し遂げることは特別な経験になります。

    お勧めプラン

  • 休暇を利用
  • サバティカル(長期間勤続者に対して付与される長期休暇)を利用
  • 企業の講習、研修として認めてもらう
  • この3つのうち、どれかが可能なら、理想的なのは
    普段は無料オンラインコースを、英語の勉強をかねて受講、又自分の興味のある分野の原書〔英語〕を読んでおく。
    まとまった時間が取れるときに現地にきて1週間~3ヶ月程度のコースに参加する

    というのが、現実的かもしれません。
    例1)ハイブリッドの3ヶ月コースをとり、始めの2ヶ月は日本からオンラインで参加し、最後の1ヶ月は現地にくる

    例2)ハーバードエクステンションの1月コースをとる。
    これは普段は3ヶ月くらいかけてやるものを、1月の1ヶ月間でおわらせられるようなカリキュラムになっています。

    短期間のコースは物事の深堀はできなくても、トレンドを知ることができます。特にボストン周辺の大学というのは大変国際色が豊かなので、世界の最新情報が早く集まります。参加者同士と話すだけでも、色々な業界の問題点やそれにどう対処しているか、トレンド等がわかったりします。

    ビジネスコースをとる最大のメリット

    ビジネス関連のコースは特にグループワークをさせられるので国際社会でのチームプレーを学びます。私個人的にはやはりリアルに空気を感じることができるというのは大事な点です。実際に会って、飲みにいったり、ディスカッションをしたりすることで、人との距離感がずっと縮まるからです。そういう理由でハイブリッドのコースというのはおもしろいです。いつもはネット上で触れ合ってた人をリアルにみると、結構感動します(笑)

    教育事情はどんどん変化します。また更なる新しいおすすめ情報が入り次第アップしますね。

    もし、あなたが40歳を超えていて、これから英語を使ってビジネスや起業に関わることを学ぼうと思っているのなら...(その2)

    いわゆる経済大学として有名な大学にBABSON COLLEGE(バブソン カレッジ)という大学があります。この学校は世界に数あるMBAプログラムの中でも特にエンタープレナーシップの分野では全米ナンバーワンを誇っています。

    日本ではトヨタの社長である豊田章男氏がMBAをとった学校としても知られています。オフィシャルではありませんが、バブソンのMBAプログラムついて日本語で詳しく書かれているサイト をみつけたのではっておきます。

    ここの特徴は通常のMBAや学部教育に加え、企業やNPO法人、その他団体等の要望にあったオーダーメイドのカリキュラムを作ってくれるプログラムがある、ということでしょうか。
    もちろん、キャンパスで学ぶものもあれば、遠隔地からオンラインで学べることもできるようです。
    http://www.babson.edu/executive-education/non-degree-programs/Pages/custom-programs.aspx

    又、Non Degree Program(正式な卒業証書の発行はない)にはなりますが、4日間の起業のためのブートキャンプ があります。このキャンプは、参加者が寄宿舎にとまり、寝食をともにすることで内容の濃い4日間がすごせるというものです。仲間同士の連帯感やこの先のビジネスを一緒にやっていくようなチャンスに恵まれるかもしれません。特に、これからしたいと思っているビジネスがある場合、具体的なプランをこのカキャンプで作ることもできるでしょうし、問題点もはっきりすることでしょう。

    現地にこられない人たちのためにあるのがアントレプレナーシップ101です。これはオンラインのコースになります。

    それから個人的におもしろそうだとおもったのはスモールビジネスを買う  というコースです 

    又、その他バブソンには エグゼクティブ用のプログラム  が充実しています。

    40代以降でビジネスや起業に関してさらに英語で深堀をしたい方というのは、かなり明確な目的意識があると思います。そういう方に適しているのがこの学校だといえるでしょう。

    **ちなみにここもNon Degree Programに関しては英語の語学証明が必要はないようです。

    なぜボストンなのか?

    マサチューセッツ州には、アメリカで一番古い大学であるHarvard大学(1636年設立)を始め、エンジニアの最高峰MIT(マサチューセッツ工科大学)、タフツ大学、ボストン大学、ボストンカレッジ...と世界に名だたる大学がたくさんあります。
    又、ボストンは西海岸のシリコンバレーと並び、ハイテク関連の起業が多いことで知られていますが、マサチューセッツ州では一人当たりが受け取るベンチャーキャピタルの金額が全米で一番多いということです。
    これにより、少なくとも金銭的には起業がしやすい、環境が整っていると思われます。又、ボストンは特にライフサイエンスの分野のハブだともいわれてます。がんの治療やその他の病気のさまざまな治療方法がここで見つけられています。(昨年はマサチューセッツ州立大学の教授チームがHIV ポジティブの新生児の治療に成功していますし、ボストン子供病院ではタイプ1の糖尿病の治療方法が確立されつつある、との報告をしています)

    様々な大学からの最先端の研究が金銭的バックアップによってサポートされることが、研究所や大学からのスタートアップが多いことの証拠だと思われます。
    又、Harvard とMITがあるおかげで現存しているノーベル賞者が世界で一番集まっている
    のもこの地だそうです。

    ボストンには、このような技術や知識をもった方たちが起業するために必要なサポートを提供する産業、文化、教育のシステムがあるのです。