コンデナストトラベラーの読者が選ぶ今年の全米ベストホテル

アメリカのおしゃれな旅行雑誌、コンデナストトラベラーの7万6千人以上の読者は全米のベストホテル25のトップにボストンにある フィフティーン ビーコン ホテル を選びました。

このホテルは大型ホテルではなく、15年前にボストンで初めて誕生した、63室を保有するブティックホテルと呼ばれるもので、内装もモダンでデザインに懲りまた、サービスを差別化することで高価格帯を保っています。顧客の半分はリピーターですが、それぞれの顧客の好みをしっかりと把握することに努めているそうで、スタッフは、大型ホテルではできないサービス、例えば、ゲストがみえたら、自分の家に初めて訪れる昔からの友人を迎え入れるようにもてなすことを求められています。一人一人にあったサービスをすることで、顧客は来るたびに”戻ってきた” ような感じがするのでしょう。
又、ボストン市内の概観はイギリスのようなトラッドな雰囲気がある中、このホテル内のモダンな内装もうける理由かもしれません。
高級なホテルでは”おもてなしの心” というのが求められるのは、海外でも日本でも同じようです。

ちなみにコンデナストトラベラーの読者ランキングをみると、大都市の誰もが知るような大型ホテルは全くはいっていませんね。旅行上級者?って感じのリストです。全米トップ10の中に2つマサチューセッツ、2つバーモントのホテルがはいり、3つはシカゴのホテルとなっています。

個人的にはバーモント州(日本ではなぜかバーモントカレーで有名ですが)がすきなのですが、ここは食材がおいしいですし、こじんまりしてこぎれいなリゾートホテルがいつくかあります。秋は紅葉がきれいですし、冬はスキーエリアもあり日本の高原のリゾートのイメージでしょうか、アメリカは広いだけに色々な側面があり、旅行者には楽しいですね。

病院が主催するピッチイベント

ボストンには全米でも1,2位を争うような病院や様々な大学病院、専門の研究所、製薬会社のリサーチセンター等がたくさんあり、バイオ関連のスタートアップも集中しています。

先週、ボストン子供病院で賞金3万ドルをかけたシャークタンクのようなコンペティション、第一回イノベーションタンクがフィリップスヘルスケアのスポンサーで行なわれました。
子供の場合、大人と同じ病気だとしても、人的な対応や使用する機器類がかわってくるでしょう、小児医療分野を改善することも、このコンペの目的だったようです。
パネルにはベンチャーキャピタリスト、医師、テレビ番組のシャークタンクに出演しているデイモンド・ジョン氏らがそろいました。デイモンド・ジョン氏はファッション関連の会社のオーナー兼、投資家でもあります。
日本のイメージだと、病院がビジネスプロジェクトを率先してやるという空気は無いと思うのですが、やっぱりここはアメリカです。

賞金を得た3社のうちの1社CareAline は自分達の子供が闘病生活をするにあたり、胸部や腕から薬を体内にいれるための多様なカテーテルを管理するバンドのような商品を開発しました。
子供は動きが活発ですし、じっとしていないのでチューブがずれたり、固定が上手くいかなかったりすることが多いのでしょう。開発者のお子さんは残念ながらなくなってしまったのですが、商品は他の子供達にも役に立つと思い、商品化したといいます。

もう一つはボストン子供病院の研究者が開発した HubScrub という、病院で使う医療機器全般を消毒してくれる機械です。

病院では車椅子も消毒するんですね。。。そう考えると一日中何かを消毒しているスタッフもこれがあると、仕事がかなり楽になるかもしれません。消毒したいものをここにいれると、3分以内に消毒してくれて15リットルの水の使用で済むそうです。
食器洗いのような感覚でしょうか。最近、感染症が問題になっているので、消毒ということを考えると益々需要が増えそうな機械です。

3つ目の会社は、8歳から18歳までの子供達を対象に、体重をコントロールするアプリを開発した KurboHealth です。
このアプリは子供達が食べたもの、どのくらい運動しているかということを追跡し、その情報を分析し、指導していきます。このアプリの目的は最終的にはアプリにたよらなくても、自分で習慣をコントロールできるようにすることです。
これって、子供だけでなく、大人にも必要な感じがしますね、生活習慣病の予防になるかも。

こういった、病院主催のピッチイベントは数ヶ月前にブリガム・アンド・ウィメンズ病院でも行なわれたそうで、いままで一般的なピッチイベントに参加していた医療関連のスタートアップも今後直接、病院にアプローチできる機会が増えるかもしれません。

トリップアドバイザーも「あなたにおすすめ」機能スタート!

アマゾンやグーグルは検索の履歴から自分にあった商品等を提案するサービスをしていますが、ボストン近郊(ニュートン)に本拠地のある会社トリップアドバイザーも自分の履歴から「あなたにおすすめ」機能が始まりました。今までしていなかったのが不思議なくらいですが、実際、都会のホテルを予約したい場合、その都市に数百、もしくは千もホテルがあると、本当に値段と立地だけで、きめられるのか、自分の嗜好をわかってすすめてもらえるというのは一手間省ける感があります。

ホテル等の店舗にとってもターゲット層に直接アピールできるという利点がありそうです。トリップアドバイザーの評価はホテルにとってもとても影響が大きく、フロントのところにもトリップアドバイザーの評価表がおいてあるところがよくありますし、泊まったホテルで、満足したらいいコメントをかいてくれ、といわれることもあります。

トリップアドバイザーによると世界14万箇所の420万ビジネスの情報をのせているそうですが実はそのうち約半分はレストランの情報です。
私自身が外国で観光したり、レストランに行ったり、ホテルを予約する場合、総合評価もみますが、”誰が言っているのか” ということに重きをおきますね。特にレストランの評価って人種差、個人差が大きい気がします。
例えば、外国で和食やさんを探している時に、他の外国人にあの店の寿司おいしかったよ、とか、あのジャパニーズレストランよかった、とすすめられるより、(その人のことをよく知っていれば別ですが)しらない日本人がいう、あの店はおいしかった、という声をより評価するということです。だから、レストランはどちらかというと、評価を何人がいったかでソートとかできると、嬉しい気が。。。

これがホテルだと、子供が小さいとか、大きいとかいった家族のライフスタイルで考える場合もあれば、ベットの大きさ、かたさとか、枕の良し悪しといったもので判断する人もいます。こういったものはホテルの一般的な評価にはなかなか繋がりにくかったりします。
又、治安や物価に関しても、評価者がどこの国の出身なのかで安全かどうか、物価が高いかどうかの基準が大きく違ってくるように思います。

一般的に、日本人の評価というのは厳しいのではないでしょうか。そういった意味では日本人がコメントしているのをつしついみてしまうのですよね、と思ってサイトを確認したら、”あなたにおすすめ日本人に人気のホテル” がでてきました。
でもレストランはまだみたい、そのうちでてくるかな?

トラビス・カラニック氏が語るウーバーUBERの目指すもの-マスチャレンジ賞2014その2-

先日のマスチャレンジアワードのもう一人のゲストスピーカーに UBERのCEO トラビス・カラニック氏がいます。
彼とテスラモーターズのイーロン・マスク氏が今世紀の偉大な起業家の一人といえるんではないかな、とこの日エリック・シュミッド氏(グーグル元CEO)がいっていました。
マスチャレンジのCEOのジョン・ハートホーン氏がスマート?エリート?な感じがするのに、彼は修羅場をくぐってきたどっしり感を年齢の割に漂わせています。
たぶんものすごくストイックな人なのかなあ??

まず、このUBERと契約している運転手の方が、でてきて、いままでこれほどの人(1700人)の前でスピーチしたことがないといった緊張感、初々しさと幸福感あふれる話、自分がパートナーとしてウーバーを支えていることがうれしくて、それで家族を養えるということに感謝する内容を話しました、にくい演出です。(ここではUBERの運転手になるということはUBERの従業員になるのではなく、UBERと契約する1事業者になるということ)
UBERはもともと彼がパリに行ったときに全然タクシーがつかまらなかった経験、そしてサンフランシスコでもタクシーに困ったという経験からこのサービスを作ったといいます。都会でタクシーが20分以上つかまらないということが日常茶飯事でこれをなんとか変えようという取り組みをはじめ、今では待ち時間が平均3分になったそうです。

でも・・・なんだか話をきいていると、やっぱり東京が特別な大都会なんだって気がしてきました。
東京って電車の便もいいし、タクシーも普段は比較的、すぐつかまるし、道だってがたがたじゃないし、車もきれいだし、運転手さんもそんなに対応が悪くないなんて、(運転手の犯罪なんて話はほとんどきいたことがない)やっぱりインフラが整っていますよね。。。

そんなUBERも現在世界200都市でサービスを提供しています。
ボストンではUBERは3年ほど前からサービスを始めたのですが、伸び率が、パリやサンフランシスコや他の都市に比べて圧倒的に高いということです。地元の雇用に大きなインパクトを与えて、車もきれいだし、スピーディに快適に乗れ、降りるときもチップとか考えなくていいということでボストン近郊の住人には人気なわけです。
UBER POOL という新しいサービスの話もでました。ようするに同じような場所に行く人同士の相乗りになるのですが、こうすることでコストが格段にへります。
これは効率的です、このサービスなら東京でも普及しそう?

UBER は顧客、運転手する人(UBERのパートナー)が満足し、そして町の渋滞を減らすことで環境にも配慮し、車を所有しなくてすむような社会を作ることを目指しています。

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What is your passion? マスチャレンジ賞2014

What is your passion? マスチャレンジ賞2014

今年で5回目になるマスチャレンジ賞が発表されました。1700人の観衆が見守る中、128社の中から、最終的に選ばれた26社の1分間ピッチが行なわれ、3人のゲストスピーカーも加わり、スピーチをしました。

まず、この26社に選ばれるのが問題なのですが、バイオ関連、水、NPO等マサチューセッツ州にどれだけの雇用が生まれるのかという視点、製造業回帰を視野にいれたマサチューセッツ州の方針というのが見え隠れする選考だったと思います。参加者がマスチャレンジに参加してよかったと思える点は、資源(ベンチャーキャピタルであったり、人材、メンター、取引先等)へのアクセスが劇的によくなることだといいます。それだけ、たくさんの企業、団体、個人が支援しており、今年の賞金総額は175万ドル、去年から着実にパワーアップしました。来年から始まる、ロンドンそしてすでにコラボレーションしているイスラエルからも賞金がでました。

masschallenge 2014

masschallenge 2014

今回はゲストスピーカーとして、マサチューセッツ州のパトリック州知事、ウーバーのCEOトラヴィス・カラニック氏、グーグルの元CEOエリック・シュミッド氏そしてALS(筋萎縮性側索硬化症)アイスバケットチャレンジのナンシー・フレイツさん、というかなり豪華なメンバーです。

masschallenge 2014 UBER

masschallenge 2014
UBER

今日はこのALSアイスバケットチャレンジの共同クリエーター、ナンシー・フレイツさんの話について紹介します。
マスチャレンジが彼女にこのアワードセレモニーでのスピーチを依頼した時に、自分がこの会で話すことはとても自然に思えたといいます。それは彼女自身が起業家であり、このALSという病気の社会的認知度を上げるためにとった手法はビジネスと同じだったから。
アイスバケットチャレンジの成功で、世界150カ国からの、寄付金も年末までには1億5000万ドルに到達しそうです。
世界中で90分に一人がALSと診断されているのに、この病気の認知度が低く、正しく理解されていない、色々なサポート団体が世界中にあっても、それぞれの連携やフォローができていない、アメリカではALS、ヨーロッパではMNDとしてまるで別の病気のように認識されていた、といったことを改善すべく、活動をしてきました。この約2年間でALSの支援団体がうけた寄付金のうち18歳から30歳までの分が50%もふえたそうです。

何が彼女をここまで駆り立てたのでしょうか。

ボストンカレッジ出身で野球選手であった息子さんがALSという病気を診断された2012年、医者に ”これからどういう治療をするのですか?” ときいたら ”治療法はありません。余命はあと3~5年でしょう。” といわれ、こんなことは受け入れられない!!!という彼女の思いがそれからの行動につながります。まず、家族、親族で企業のようにチームを作りました。幸い、息子さんは野球部のキャプテンで広い人的ネットワークをもっており、彼自身がいろんなところにコンタクトしました。

”たとえ余命が短いと診断されても毎朝おきて、その1日をどう過ごすかは、その人次第なのです。ポジティブにすごすのか、ネガティブにすごすのか。どうぞ恐れないで、一生懸命情熱的に生きてください。”

社会的に大きな現象がおきた時に、必ずそれを否定する動きもでます。それぞれ事情が違うので全ての人が同じ事に賛同できないということはわかるのですが、じゃあ始めから何もしないほうがましなんでしょうか?批判のための批判で足を引っ張るより、行動する人に何かがもたらされるべきだ、というアメリカを前にすすませている原動力をここに感じました。

少なくとも、あの会場に集まった人達は、世界を変えようという努力をしている人達とそれをサポートしようという人達であり、彼女のスピーチをきいていたらなんだか彼女こそが、賞をもらうのにふさわしいような気がして

What is your passion?

そんな声がきこえてきました。

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