マサチューセッツ州の学生ローンの実態

学士号取得者の学生ローンの額は年々あがっているのですが、学生ローンに関するプロジェクト(project on student debt)は学生ローンを借りて学士号をとった人の割合と、その平均額について調べました。非営利の教育機関、公立大学を調べたところ、2013年に卒業した69%にローンがありローンの平均は28400ドルということなのですが実際は州によって、また大学によっても差が大きいようです。

ちなみに一番高いのがニューハンプシャー州の32795ドルですが、高いほうから10番目までの中に4つのニューイングランド地方の州がはいっています。東の方がお金がかかる?
マサチューセッツ州の実態はどうなの?というと、マサチューセッツには大学の数が100以上ありますが、営利大学、また認可のない高等教育機関をいれるとパトリック州知事によると300ほどの教育機関があるそうです。 (マサチューセッツ州の大きさは中部地方くらいの大きさです)この統計ではマサチューセッツからは53校がデータを供給したとのことですが66%がローンを組んでおり、その金額は全米平均より高い、28565ドルということです。

マサチューセッツの学校のうち7校は一人4万ドルを越えています。大抵は小規模、中レベルの学校なのですが、専門性の高い学校としてボストン建築大学は5万ドルをこえて、75%の学生が負債を抱えています。
一方、ハーバードのような学校の場合は26%が12560ドルの負債というわけで、かなり低い割合ですが、これはハーバードのような一流大学は低所得者層には手厚いサポートがあること、またそもそも裕福な家の人達も多いです。又小規模ながら一流のウィリアムズカレッジやアマーストカレッジといったリベラルアーツ大学も、比較的ローンが低いですね。

一流大学に関しては大学側も資金的に余裕がありますし、学生の側にも色々なオプションがあるのでそれほど深刻でない場合が多いですが、問題は中レベルの小さなカレッジですね。
この州は比較的治安がいいエリアが多いせいか、生活費や物価もアメリカの他の地域に比べると高いということもお金がかかる1つの要因かもしれません。

そして、この数字は学生の報告ではなく、大学側からの報告であり、数字には大学院の学生は入っていませんが、全米の1兆ドルといわれる学生ローンの負債を見たときにほぼ 40% が大学院の学生によるものだと試算されていいます。2012年までに大学院生のローン平均は57000ドルになったとのこと。

実際、4年制の大学を卒業するのに、寮費等も含めると1500万~2000万ほどかかるとして、さらに、MBAやロースクールにいって又、1000万から場合によっては2000万かかると、学卒の借金をかえさないうちに、(又は、返しおわったらすぐに)大学院の借金を背負うということになる確率があるということですか。 そして、給料があがることを想定して大学院を卒業しても実際給料があがらない、ということが多くある、というリポートがあります。そうこうしているうちに、今度は住宅ローン?厳しいですね。。。

そう考えると益々、大学選びは慎重になると思いますが、この分野ならいい給料がもらえそうだ、という以上に、自分の強みがどこにあってどの分野なら自分の能力を最大限生かせそうか、ということをもっと考えて職種、職業を選んでいく必要があるように思うのですが。
同じ職業についたとしても、その中での収入差といものもこれからもっと広がっていくような感じがします。

参考記事
自分の才能や強みは何かを見極める為の適性テスト

自分の才能や強みは何かを見極める為の適性テスト ーその2ー

各国領事のピッチコンテスト

世界9カ国の領事が自国のイノべーションと、領事館が果たす役割を紹介するピッチイベントがイギリス領事館の主宰で行なわれました。
参加国は、イギリス、カナダ、日本、韓国、フランス、スイス、ドイツ、イスラエル、メキシコで、それぞれ自国をアピールしました。

外交官の方々はパブリックスピーキングになれていても、3分間で自国のイノべーションを売り込むという形の、セールス色の強いこういったピッチにはなれていないであろう中、各国がそれでも特色を出したピッチをしたと思います。
開催国イギリスは、イギリスのプロモーションビデオ?って思うくらいの、デザイン、音楽、テクノロジー満載のものでしたし、ドイツはドイツ人らしく堅実、まじめ、強い大国ドイツをイメージさせるピッチ、スイスも科学技術に特化した領事館らしくイノベイティブなpreziを使っての科学技術情報満載と、お国柄がみえておもしろかったですね。我が国日本の姫野総領事は、さすが関西人らしく、笑いをとり続け、シンプルクリーアーなメッセージを届けたせいか、のちほどのネットワーキングの時に、すごくよかったと言う声があちこちから聞こえました。
日本の場合、高齢化社会が問題になっていますが、病気になった治療のためにお金を使うのではなく、病気にならないようにすることに注目すれば、結局お金をずっと節約することができる、との発言がありましたが、これとても東洋的な考えですが重要ですよね、本当にそう思います。(昨日の 瞑想のこと を思い出してしまいました)

又、今朝ちょうど、新聞でボストンーテルアビブ直行便の就航についての1面広告をみたばかりだったのですが、2年ほど前に、JALがボストン-東京間の直行便を就航したのに続き、最近ではトルコ、イスラエルと各国、ボストンとのパイプを太くしつつあります。
そんなイスラエルは前パトリック州知事が任期中に2度も訪れた国、と強調するほど、ボストンとは太いパイプができつつあります。実際、マスチャレンジも進出していますし、スタートアップの数も圧倒的なものがあります。
領事の発言では、イスラエルがイノべーティブでいられるのは、失敗しなければ成功しないということを子供の頃から知っているからだ、ということでした。高校生くらいのときからどんどんチャレンジをさせるそうです。実際ボストンにもユダヤ系の人は多く、学校もユダヤの休日でお休みになる事もありますね。イスラエルの領事は特に資料がなく、シンプルなピッチでしたが、パワフルでした。

どの国が一番よかったかな? やっぱり、日本かスイスでしょうね!

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瞑想の効用

突然ですが以前から興味があった数日間にわたる瞑想のワークショップにいってみました。
瞑想といっても、お寺でするようなもの、新興宗教のようなもの、高額なセミナーなようなものと色々あって、興味はあったものの、なんとなく踏み切れないでいて、たくさんの本を読むだけで独学状態だったのですよね。。。

たまたま、結婚式で隣に座った方が引退された小児科医の方で、彼女が瞑想の会を主催しているというので、参加してみることにしました。
参加者も半分ほどは医師の方達だったのですが、そのせいもあってか、非常に科学的に瞑想が脳や体に及ぼす影響、効能を話されていました。
他の医師の方達も現代医療だけでなく、代替医療として、両方のいい部分をとりいれるという意味で、人に勧める前にまず自分でトライしてみたいという気持ちでこられていたようです。
一流のスポーツ選手や、会社の社長クラスの方達の中には瞑想状態になっている時の脳波の状態が日常も続いている人達がいるという話をされていました。

瞑想の効能は色々あるのですが、老化を遅らせたり、免疫機能の向上の他に、人が病気になるのは大抵がストレスが原因といわれますが、正しくいえばストレスにどう対応するかということで、瞑想をすることでストレスホルモンが減るそうです。日常生活ではストレスがあるのが普通の状態なのですが、ストレスに感じていたことを瞑想をすることでストレスとうけとらなくなるということでしょう。それによって病気になりにくくなり長生きをするということを指摘されていました。

瞑想といっても実は色々なやり方があるそうで、そのやり方によってどの脳波に影響を与えるかは違うそうです。
一日2回(15分から20分)、習慣づけると脳波もいい状態をキープすることができるようになるといいます。ただし、やめてしまうと、また元に戻すのに倍の労力がいるとのこと、まるで脳の筋トレですね。

色々やり方はあっても、先生いわく、やっぱり、無の状態になるのが一番シンプルで一番パワフルだということ。でも雑念がくるのは当たり前といわれて、ちょっと安心。

我を忘れるほど何かに集中すると言う表現がありますが、実は我を忘れて、まさに本来の自分に戻っているのかな、なんて思ったりしました。
人間の脳のしくみについてはこれから、ますます研究が進むであろう分野だと思いますが、瞑想というのは、何千年も前から行なわれており、科学がそれを追いかける形になっています。

”まず、自分の心の中を平和にすること、みんなそれそれの心が平和になれば、それが世界平和に繋がると思うのよ”
そんな彼女が教えてくれた瞑想の効用についてもっと知りたい方は、


超越瞑想 癒しと変容 精神科医が驚く効果と回復

ハーバードアートミュージアム

ハーバード大学はいくつも博物館、美術コレクションを所蔵しているのですが、新しい ハーバードアートミュージアム が11月16日にオープンします。

中に入ると、真ん中は吹き抜けになって、ガラス部分も多いモダンなつくりです。photo 2 (2)
この美術館、3億5000万ドル以上かけて、改修、増築工事が行なわれ、4階建ての建物にはピカソ、ミロ、といったヨーロッパアートから江戸時代の日本美術、韓国、中国の陶器、仏教美術、アメリカの作家の油絵等3つのコレクションが一つの美術館に所蔵されています。地下はこぶりな映画館のようになっており、映像関係の作品もこれから上映されることもあるでしょう。それでも、所蔵している作品の半分も展示されていないというところがまたすごいです。
それにしても、ボストンでみる日本の美術品って、状態がよくて驚きます。(ちゃんとガラス張りで光が当たらないところとかにはいっているわけではないので、手をいれているんでしょうかね、以前にボストン美術館で行なわれた鎧の展示も状態がよくてびっくりしました。外国にでても大事にされているようで、うれしいですけど。)photo 1 (5)

作品を修理する場所もガラス張りで、今後仕事をしているところを近くでみることができるように、塗料や仕事道具も外からみえるようになっていますし、かなりオープンな感じですね。大学でこれほどの規模のコレクションが集まるというのはさすがハーバードという感じです。

これからの時期、ボストンでは寒くてなかなか外で楽しめることも減るので、こういった一日過ごせる美術館は貴重な冬の楽しみになりそうです。あー、カフェが隣接していれば、完璧なんですがね。。。

トランスジェンダーを受け入れる女子大

マサチューセッツ州にはセブンシスターズと呼ばれる女子大のうち3校が(ウェルズリーカレッジ、スミスカレッジ、マウント・ホリヨークカレッジ)あるのですが、それらが、”女子” の定義を見直し始めています。
ボストン市内にある女子大シモンズカレッジは学部生として、トランスジェンダーの学生の受け入れを正式に認めました。(ボストングローブ11月7日)

シモンズカレッジによると、現在の性は別だとしても、本来女性として生まれた人達、男性として生まれたけれど、現在は女性として認識している人達を受け入れるということでその際、政府が発行する(戸籍謄本みたいなものでしょうか)証明書は必要ないといっています。

先日もアップルのティム・クック氏がカミングアウトしたばかりです。男性として生まれても、(女性として生まれても)女性でも男性でもないという(もしくは、両方)人もいて結局、昔は女性と男性の役割もはっきりきまっていたということや宗教上の理由から、女に生まれたら女に決まっている(男性の場合も)ということに反論ができなかったのですが、今は色んな生き方が社会的にも認められるようになったという世間の流れがあるのでしょう。ティム・クック氏が今になってカミングアウトしたのも、そんなことは社会的、職業的に成功する上では何の障害にもならないということを証明したともいえると思います。
一方、アメリカにはいくつかの男子大学もあるのですが、それらはトランスジェンダーの学生の受け入れに関しては何も言及をしていないようです。

それにしても、本人が女子だと主張しても見た目が完全に男性の場合、更衣室とか、寮部屋とか慣れるまでは混乱するかもしれませんね。。。そうでなくても、大学の性犯罪の問題も深刻なものになっていますし。
シモンズカレッジの場合は4年制大学に関しては基本、女子校ですが、大学院になると、男性も受け入れています。これからますます女子大の意義というのもとわれてくるのかもしれません。