ボストンは世界でも一番インパクトがあるイノベーション経済圏 の一つですが、この州ではどうやってこのリーダーシップを維持しているのかという点をマサチューセッツ州が報告しました。
一つ目はイノベーションポリシーです。
イノベーションポリシーについてはボストンが強い、ライフサイエンスやクリーンエネルギー、ビックデータやロボティックス等個々の分野については含みません。むしろ、起業を促進する為に重要な4つの分野にフォーカスしています。
1 世界クラスの研究所や大学
世界のトップレベルをキープするために教育やR&Dに投資をすること
例えば、ハーバードやMITだけでなく世界のトップ10の大学のうちうち6大学が東海岸にある
2 起業
いかに早く科学や技術を市場に持ち込めるかに力をいれる
例えばマスチャレンジのような機関は人的才能と地域の投資家をつなげる役割を果たす
3 高度に発達した製造業
7300の会社と25万人の従業員がこの分野で働いている
スタートアップの為に合わせた製造契約が重要、米国内でスタートアップとより結びつきの強い製造業を作る事が大事
4 才能をキープすること
外国人の学生やテック関連の起業家はボストンで学んだ後に国を離れてしまうが、魅力のあるインターンシッププログラムやマスチャレンジのようなプログラムが重要である
マスチャレンジのようなプログラムではビザの問題が解決できていないのでマサチューセッツの弁護士は現在アメリカ政府と解決策を探している
(現状はマスチャレンジ自体がビザの発行をすることができないので学生ビザや、観光ビザでアメリカに入ることになるが、資金調達をうけ、長期で滞在する場合にむけた解決方法が現状探られている。)
もう一つの重要な点はマスチャレンジの存在です。
マスチャレンジは4ヶ月の起業を促進するプログラムです。プログラム開始から4ヶ月後に行われるコンペでは100万ドル以上のキャッシュが賞金としてスタートアップに提供されます。そして、ワールドクラスのメンターやトレーニング、無料のオフィススペース、資金調達ルートの紹介、法的アドバイス、メディアの注目等、1000万ドル以上の価値のあるあらゆる種類のサポートがうけられるのです。マスチャレンジはノンプロフィットオーガニゼーションです。
ボストンベースである、この起業促進プログラムには分野を問わず、世界中から世界市場を狙っていきたい人が集まってきます。スタートアップはまだ若い企業で50万ドル以下の資金しか調達していないことが望まれます。(一人からの参加でもオッケー)アメリカ以外にもすでにロンドンとイスラエルにマスチャレンジは進出しています。
このように、州がイノベーションを起こし易いように、政策を作り、財政面でもサポートしているということがわかります。
参考記事:
大人の社会科見学 マスチャレンジ