国の起業支援

少し時間がたってしまったのですが、たまたま 米ボストンに創業支援センター設立へ=韓国長官
という記事〔8月9日付)をみつけました。先日のピッチイベントでも投資家の方がいっておられたのですが、”今世界中の国がボストンに注目している。それは、スタートアップ企業のサポート体制〔資金や様々なサービス)、環境が整っているからだ” と。

春にはスイスからの企業が20社、ロシアからの企業も数十社、視察や企業教育のためにきています。ドイツ、フランスをはじめ世界各国がスタートアップ企業を支援する仕組みを国をあげて、作ろうとしているのです。どういうことかというと、ボストンには前述したように大学の研究機関が集中しています。MITやHarvard 等の技術を使い、資金はベンチャーキャピタルから集め、(例えば韓国系の会社であっても、アメリカに所在していれば、ようするに言い換えればアメリカで税金を払うことになるならばということでしょうか、ベンチャーは投資します)ボストンから世界市場を狙うということです。その為に、国をあげて今各国がサポート体制を作ろうと動いているのです。日本はどうでしょうか。日本には世界に誇れる技術がたくさんあると思いますがそれを世界とつなげる仕組みはあるでしょうか? すでに10年以上も前からそういった仕組み作りを国をあげて、行っている国があります。

スイス科学技術領事館SWISSNEXについては次回に詳しくお話させていただきます。

なぜボストンなのか?

マサチューセッツ州には、アメリカで一番古い大学であるHarvard大学(1636年設立)を始め、エンジニアの最高峰MIT(マサチューセッツ工科大学)、タフツ大学、ボストン大学、ボストンカレッジ...と世界に名だたる大学がたくさんあります。
又、ボストンは西海岸のシリコンバレーと並び、ハイテク関連の起業が多いことで知られていますが、マサチューセッツ州では一人当たりが受け取るベンチャーキャピタルの金額が全米で一番多いということです。
これにより、少なくとも金銭的には起業がしやすい、環境が整っていると思われます。又、ボストンは特にライフサイエンスの分野のハブだともいわれてます。がんの治療やその他の病気のさまざまな治療方法がここで見つけられています。(昨年はマサチューセッツ州立大学の教授チームがHIV ポジティブの新生児の治療に成功していますし、ボストン子供病院ではタイプ1の糖尿病の治療方法が確立されつつある、との報告をしています)

様々な大学からの最先端の研究が金銭的バックアップによってサポートされることが、研究所や大学からのスタートアップが多いことの証拠だと思われます。
又、Harvard とMITがあるおかげで現存しているノーベル賞者が世界で一番集まっている
のもこの地だそうです。

ボストンには、このような技術や知識をもった方たちが起業するために必要なサポートを提供する産業、文化、教育のシステムがあるのです。