バージョンアップしたハーバードビジネススクールのオンラインラーニング-HBX Live-

edXやcourseraのようにオンラインラーニングが増えているとはいえ、その修了書の認知度が低いためになかなか従来の大学の学位と同じというわけにはいかないのが現状ですが、それでも本来誰もがもっている学びたいという気持ちを満たすことは確実にできます。特に有名校の授業が遠隔地からうけれるとなれば、その魅力は一層増すでしょう。去年からはじまったハーバードビジネススクールのオンラインプログラムHBXがさらに改良されました。
http://hbx.hbs.edu/hbx-live

HBXはもともと学部生が会計学や経済分析、経済学の基礎を学ぶために開講されたプレMBAコースです。特に従来のコースはライブでないため、学生同士の討論や詳しいケーススタディーといったことが、難しいという難点がありました。多くのオンライン講座ではいかに学生に授業に参加してもらうのか、という点が問題になります。このHBXライブでは、一方的な授業ではなくかなりインターラクティブなもののようですね。

HBXライブではボストンにある地方局とビジネススクールのスタジオをつなげ、HBXライブというライブストリーミングを始めました。3m ほどの高さのビデオスクリーンがある壁に60人ほどの学生の顔が映し出されます。教授との対話はもちろんのこと、学生同士が授業中にチャットすることもできます。

edXとは違い、このコースは12週のコースで1800ドルかかりますが、去年の春以来4500人の学生がすでにコースをとっているといいます。ただではないことで、機材等の施設にもお金をかけられますし、学生の意欲も高いのでしょう。自国にいながら、一流の教授の授業に参加でき、対話ができるというのは魅力のようです。

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MOOCs(大規模公開オンライン講座)から学ぶ世界標準の作り方

MOOCsはほとんど、無料のコースですが、その中でMITが$495のコースを発表しました。この1年強の間にMOOCSは急激に浸透し、去年の10月の段階でedXの登録者数140万人、ということでしたが、登録者数がふえたことからMITが新たな戦略にでました。1月10日Gigaomによると、$495のコースはビックデータのコース Tackling the Challenge of Big Data でこの3月から始まる4週間のコースは初めてのプロフェッショナルラーニングのコースになり、アカデミックなものではありません。
これはedXのプラットフォームを使ってプロフェッショナルなクラスを提供するオンラインXと呼ばれる大学によって提供されるものになります。

お金がかかる分、受講する人もそれなりの覚悟と意欲をもってクラスをとるので、終了率もあがることが期待されますね。現実的に、オンラインのコースは働きながらとる人が多いわけで、プロフェッショナルのコースを充実させることは、理にかなっているといえます。
これで、無料のコースの時にはほとんど、評価されなかった、MOOCsの修了書も転職の時に少しは評価が違ってくるのでしょうか。

オープンソースにして、サービスをただで解放し、短期間で数を増やして(仲間を増やして)標準化すること。日本のように、世界標準を作るのが苦手な場合、このやり方は、他の業界でも参考になる、手法な気がします。

現状、世界の大学が参加するMOOCSで支配的になっているのがedXかcousera。基本的にどちらかのみに大学は参加できるようです(今まで唯一、2つのグループに参加しているのが、スイス連邦工科大学のローザンヌ校)これからどういう展開になっていくのか、目がはなせません。

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MOOCs(大規模公開オンライン講座)受講後の転職・就職成功率

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MOOCsは特に海外から、勉強するにはとても便利なツールだと思われるのですが、それで実際、仕事を探すとなると、難しい、ということが判明したそうです。(12月16日、2013 The Chronicle of Higher Education)メジャーなところでいえば、Coursera, edX, and Udacityは、どこも優秀な成績をとった学生と、雇用主をつなげようと模索しています。実験的に、edXはMOOCsで勉強した優秀なコンピュータサイエンス専攻の学生868人と、グーグルや、アマゾン、SAPのようなテクノロジー会社とマッチングさせようとしました。ほとんどの学生は米国外からの学生で、そのうち多数がすでにプロフェッショナルとして働いている人達です。しかし、868人のうち、インタビューにいきついたのはたった3人、採用は誰もされませんでした。この実験が失敗に終わった為、edXでは職業紹介プログラムの中止、現在、edXは収益を生み出す他の方法を探しています。

MOOCsは役に立つのか?という記事でも、以前紹介しているのですが、実際には企業は何を勉強したかより、何ができるか、に重きをおくということ、上記の例では、候補者がほとんど外国人であるということや、人事担当者がまだ従来の教育システムでの修了証書を重視する、というのも大きい点らしいです。なんといっても、2012年にスタートしたばかりです。

それより、MOOCsは英語が学びたい日本人にとってはとても有効なツールだと思います。就職につながる資格、という意味ではまだ難しいにしても、無料のコースで自分の興味のある分野を時間をかけて、繰り返しみれば、確実に英語のリスニング力はアップしますし、クイズがでたり、事前に、資料を読んだりすることで、読解力もつきます。”話す力” という意味では、英語以前に日本語で何がいいたいのか、完結にまとめる力をつけてからでしょうか。日本語で自分の意見を完結にまとめられなかったら、外国語ではますます無理です。もし、話す機会を作りたいようならば、参加型のオンラインコースをとると、発言する機会も増えます。