アメックス、ペイパルPayPalに続く新しい決済方法は何になる?

最近どうやって支払いをしたでしょうか?ウェブサイトでクレジットカードの番号をタイプしたか、店でカードを出してサインをしたか、暗証番号をうったか、至って簡単に見えるこの処理ですが、この作業一つでもっと他の情報も処理できないのか?2月9日のボストングローブには新しい決済方法に関しての記事がありました。

ここのところ、決済方法を変えようという流れが沢山生まれています。
昨年は6つのボストンのローカルのスタートアップが支払い技術を開発する為に、5500万ドルの資金を調達しました。

ホームバンキングができるようになるのに15年かかり、オンラインペイメントには5年かかったそうですが、今日だれもがスマホをもつ時代になり、ずっとはやく新しい、支払い方法が確立しそうだと、決済関連の製品を作る会社に投資をしているベンチャーキャピタルはいいます。商業取引の手数料に関するビジネスをするのは大きな機会を生みます。例えば数兆円単位の取引総額があると1%の手数料だとしても相当の金額になるわけです。

そんな中、ボストンで注目のスタートアップを紹介します。
ArgoPay
地元の起業家でありArgoPayを作ったIgor Ostrovsky氏はカード発行人の信用リスク方針を作成しているCapitalOneで、かつて働いた統計学者ですが、ボストンの近郊に3つのワインショップを経営しています。クレジットカード決済は通常は取引の度に、2.5から3%の手数料を支払いますが、スマホに入っているArgoPayシステムで支払うことは現金と同じで取引手数料はかかりません。そうすることで、店が顧客にそのアプリを使ってもらうようにするのです。ただし、店がマーケティング用のプログラムを契約した場合は手数料を払う事になります。このサービスは今月から数店舗で実験的に始まります。ユーザーの預金口座から直接引き落とすので実験段階では100ドルの使用制限がつきますが、順次信用枠を広げていく予定だそうです。

Loop
これは特別の装置でカードの磁気のデータを読み取らせて情報を携帯にいれて、沢山のクレジットカード、ショッピングカードを持ち歩かなくても、携帯で支払ったりポイントを使えたり、ためたりできるシステムです。

Plastiq
学費や家賃、税金のような高額な費用をクレジットカードで払えないことに驚いたハーバードの学生が立ち上げ, 2%の手数料を販売側が払うのではなく、支払い側が払うシステム。

Leaf
グーグルやアンドロイドのオペレーションシステムを使ったタブレットコンピュータで小さな会社や商店でもクレジットカードが使えるようにしたもの。サービスは月額50ドルでタブレット代は250ドル。同社はソフトウェアを開発していて、セールスの分析、会計まで取り扱うソフトウェアを開発予定。

アメックス、ペイパルPayPalに続くのはどの会社か、競争が激化しています。スマホの普及で、お財布という機能だけでなく、支払いのスタイルも今までとは違うものになってきています。

1950年にダイナースクラブのクレジットカードが生まれてからすっかり私達の生活にカードが定着しましたが、スマホが普及して、決済方法もあらたな局面を迎えつつあります。

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子育てしてからからでも間に合う起業、家族経営の理想の形-スイスベーカーズ-

スイスベーカーズ というパンやさんが去年、ハーバードビジネススクールの前にできました。ハーバードの敷地を使っているこの広大なパンやさんは、カフェも併設しており、平日朝の6時からあいていて、朝食、休憩時間、昼食をとる人たちで、又週末にはブランチをとる家族連れでいっぱいです。ボストン界隈にはヨーロッパに普通にあるようなパン屋さんというのがほとんどありません。パンというと、スーパーで売っているものが大半で、日本の食パンのように柔らかめで、ヨーロッパのパンのように密度の高い焼きたてのパンにコーヒーという朝ご飯を提供するところがほとんどないのです。ここ、スイスベーカーズは、そのヨーロッパの朝パン文化をアメリカに紹介している店の一つです。
実はこの店舗はスイスベーカーズの2店舗目になります。
ここの共同経営者であり、毎日朝4時からパンを焼いているスイス人のヘレンさんに話をききました。

ー大盛況ですね、そもそもどうやってパン屋さんを始めたのですか?

私はスイスのホテル学校を卒業したあと、スイスの国内いろんな場所で働いてたのですが、今の夫と出会い、夫の仕事の関係で、まずカナダに行きました。
そののち、アメリカに移動して、子供が2人生まれ夫も仕事が大変忙しかったので15年間は普通の主婦として、家にいました。
夫はもともとパン屋としての修行を若い頃にしていたのですが、パンの工房で扱っていた小麦粉にアレルギーをおこして、パン屋職人をあきらめスイスのホテル学校を卒業して、ホテル、レストランのマネージャを勤めていました。私は、夫がパン屋の修行をしている頃に習ったパンのレシピをみて、家で作り始め、始めは知人に配っていたのですが、評判がよくて、頼まれることが多くなってきたので、ドイツ人が集まる学校で売ってみたら60本のパンが売れました。それを始まりに、その後町のマーケット、大手スーパーにも卸すようになりました。それが2006年のことです、そして、近所の駅前に小さな店を構えました。

ーご主人は小麦粉大丈夫なんですか?

それがおかしいのですが、始めはマスクをして、仕事場に入っていましたが、何かのきっかけで、症状がでないということがわかり、いまではマスクなしで、工場にいても大丈夫です。精製の仕方が違うのか、それとも、実は他のものにアレルギーだったのかもしれませんね。

ー息子さん達は、沢山御手伝いをしているし、すごくご両親を尊敬していると感じますが、どうでしょうか?

子供たちはアメリカで育ちは今21歳、23歳になっていますが、彼らには人生にはいろんな道、いろんな物の見方があるという事を知ってもらいたいと思い、一年間スイスの学校に通わせました。大学を卒業して、すぐにうちの店で働きたいといっても反対です。もっといろんな物をみてから、戻ってきなさいといっています。色々トライして、間違ったり失敗してもいいんですよ。又戻ってくれば、ちゃんと話をききますよ。最近の家族っていうのはばらばらですね、私達は全ての生活をこの店に捧げていますが、何かの時には家族はちゃんと話し合うし、コミュニケーションはすごくとれている家族だと思いますよ。

ーアメリカでは、日本やスイスと違って何事もすごく簡単に始められるという感じがするのですが、それもアメリカで起業をした理由でしょうか。

私は、自分で何かを始めたかったのです。
確かに、ここはすぐ何かが低予算で始められますが、次から次へと変わっていくのも早いです。
何がしたいか知っていることは重要ですが、同じくらい何がしたくないかを知るということも重要だと思います。
私の夫、トーマスは話すのがすごく得意で、セールスは彼の仕事ですが、私のほうがクリエイティブなので、作ることに関しては私が責任をもっているのです。起業家スピリットというのは、始めからあるか、ないか、どちらかでしかなく、誰かに教わるものではないと思います。
実際、私は毎日、毎日仕事のことしか考えていません。正直、こんな大変だと知っていたら、こんなこと始めなかったかもしれませんね。でもこれが自分の人生です。

トーマスとヘレンの二人はともに起業家スピリットにあふれていますが、互いの強みが違うのでそれを生かしたいいコンビだと思います。
店を朝の6時にあける為に朝4時から働いている二人、ヘレンを中心に、御主人のトーマス、そして学校が休みになると手伝っている二人の息子達。今では従業員は18人ほどになっていますが、ダイナミックな経営をしているパン屋さんです。彼女が家族の中心で、そして又スイスベーカーズの中心にどっしと座っているという感じをうけました。

子育てをちゃんとしてからでも十分自分の幸せを追求することはできるという、いい例だと思います。やるべきことをしてからなら、全力も注げるし、なんといっても家族みんながサポートしてくれるという、いいことがあります。
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スイスベーカーズのヘレンさん

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Swissbakers Picture from Bizbash

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一日弁護士を派遣してくれる弁護士派遣会社

中小企業や、会社を立ち上げたばかりのスタートアップはいい製品、サービスを作る事、そして販売に関しては投資をまずしますが、法的に自社を守るということまでなかなか手がまわりません。顧問弁護士を契約するほどでもない、もしくは予算もない場合、どうしたらいいのか?
その質問に答える会社の紹介がありました。(1月20日付けボストングローブ)

Daily General Counselは一日社内弁護士を派遣してくれるスタートアップで、一日8時間1500ドルのフラットレートでその時間内にできうる仕事をなんでも請け負ってくれるそうです。
一日で、契約書を整えたり、パートナーシップの同意書作成やセールスの契約書を整える、法律を遵守した人事方針を確実にしたりしてくれます。

1500ドル、は安い金額ではないが、一時間あたり200ドル以下ですむというのは、長期にわたり弁護士を雇わなくていいことを考えればかなりお得な金額だといえるようです。

この会社のオーナー曰く、”どのスタートアップもガレージやキッチンから情熱とともに始まりますが、彼らは自分自身で何がわからないのか、気ずいていません。どれだけの権利を放棄しているかということがわかっていないのです” とのこと。

確かに、問題が起きてから初めて弁護士に相談するというのが、よくあるパターンでしょうね。”わからないことが、わからない” 状態なのですから業界毎の、法的業務チェックリストみたいのがあると便利そうです。

増加するアメリカの大学中退者

ニューヨークタイムスの記事(1月8日付け)によるとアメリカの大学に入学する人は記録的な伸びを示しているのに対して、中退者も増えているという話があります。4年生の大学に通う半分、またコミュニティーカレッジ(公立の2年生の大学)においては三分の一しか卒業しないという記録があります。これは、先進国では一番悪く経済的には相当な無駄になっているとのこと、この損失額は45億ドルにもなると試算されています。

中途退学者を減らす為には、エリート校で行われているように学生に手厚いケアが必要だとのこと。ニューヨーク市立大学によると、学生の経済的な負担をへらすような取り組みと、アカデミックな意味だけでなく、精神的にも一人一人にあったケアをすることで卒業率は倍にまであがったということです。
エリート4年生大学では90%が4年で卒業します、もちろん彼らはもともと賢いですが、それだけではなく彼らは色々な面で手厚いケアをうけます。
しかし、大抵の、特に貧しい学生達は全く違った状況にあります。大学のレベルが高いほど、卒業する率が高いというのが現実だそうです。

日本の大学中退者が増えているというニュースもありましたが、やりたいことがあってやめるのはいいとして、なんとなくやめてしまうと、スキルもなければ、大学の卒業証書もないまま中退してフリーターとしていつまでやっていくのか、という問題があります。日本は大学が多いので少し、減らしたほうがいいというのは現実的であるにしても、ただやめることを奨励しただけでは新たなる貧困層を作ってしまいそうです。
どうしていいかわからないならとりあえず卒業するというのは、一つのセーフティネットとして有効なのではないでしょうか。その後働いたり、大学院に進んだりするうちに方向性がみえることもあります。大学に行かなくても、社会が望む技術や手に職をつけてちゃんと食べていける他の選択肢がもっとあれば、本当はいいのですが。。。

本来大学は勉強する気のある人がくるところのはずなのに、日本もアメリカも大学が増えすぎて義務教育化しつつあるのでしょうか、将来何をしたいかわからないからとりあえず大学に行こうという学生も多いようです。誰かが面倒をみないと卒業できないというのは、おかしなものです。日本もアメリカも学生が子供っぽいのは、自分の人生に対して、なんとなく、過ごしている学生が多いからなのかもしれません。

参考記事
失業率を改善させる可能性のある職業訓練制度

前世があるというのは普遍的な考え方?

“不死” という欲求は私達が大人になり、死を恐れるから感じるようになるのでしょうか、それともそれは年齢や文化、宗教にかかわらない普遍的な感覚なのでしょうか?

人が死んだ後どうなるかについては様々な文化や宗教が色々な見解を示していますが、どの来世についての考え方が、人が成長する過程において宗教や環境から学ばれたもので、どれが宗教や文化に関わらず、普遍的なものなのか選り分けるのは難しいことです。それでは人生が始まる前についてはどうなのか、ということをボストン大学の心理学の研究者が調べたとのことが2月3日のボストングローブにありました。人間は受胎以前の事に関して共通した、普遍的な考え方があるのでしょうか。

受胎する前に自分がすでに存在していたかということを信じているかどうかを調べる為に、研究者は文化が違う2つのグループの5歳〜12歳までの子供達を調べました。エクアドールの都市(カトリックの子供達)にいる子供達とエクアドールのアマゾン地帯にいる子供達、この2つのグループとも輪廻のような、前世があるという考えをもっていません。

研究者は全ての子供達が、(都市に住む子も、田舎に住む子も)、特に小さい子達が、受胎する前になんらかの形で、例えば小さな虫や、血一滴、として存在していたと考えているということがわかりました。一方、彼らは前世において見るとか食べる、飲むといった能力をもちあわせていたとは思っていないのですが、感情や欲求はあったと思っています。

この考え方は年齢があがるに従ってなくなっていきますが、この実験 から研究者は不死に対する欲求は私たちが本能的にもっているものだといえるのではないかと結論ずけました。

自分も小さい子供のほうが、前世についてよく覚えている、ということを昔どこかできいたことを思い出しました。文化や宗教を超えた、普遍的な概念を人が受け入れられるようになると、宗教がらみの争いが減るような気がするのですが、それは今の世では難しいのでしょうか。

ちょうど先週、友人と前世の話で盛り上がりました。一人はキリスト教徒、前世なんて全然信じてない、っていうので、”じゃあ、自分の周りの人で、この人絶対昔から知っているって感じる人いない?”ってきいてみると、”……一人だけいる。確かに弟のことはずっと前から知っていると思う。彼は、ずっと家族だったと思う。” すると、もう一人の無神論者の友人が ”今までずっと一緒にいるからそう思うだけ。” そばで聞いていた私はどっちの言い分もある意味正しいような気がして、結局自分がそう信じていればどっちでもいいんじゃない、と思ってしまったのでした。