スマホを使ってますます便利になる配車、送迎サービス

サンフランシスコに本社がある、Uber(ウーバー)というスマホで配車できるハイヤーサービスがあります。東京ではタクシーがたくさん走っているので、道で車を捕まえたければすぐ捕まりますが、アメリカで少し郊外にいってしまえば、タクシーは普通には走っていません。そんな中、スマートフォンのアプリを使ってハイヤーを呼べば、今自分のいる位置から何分以内に車がきてくれるかわかり、運転手の評価も確認、金額も事前にわかり、支払いもカードから自動で引き落とせるので、チップを計算することもなく、目的地についたら、おりればいいだけ。乗った後にドライバーを評価するので、ドライバーも親切です。アメリカでは便利なサービスだけあり、2011年にボストンでスタートして以来、着実に広がっています。

ところがこのサービスでは、運転手は既存のタクシー業界が義務づける規制の外で、マサチューセッツ州のリムジン商業許可を得た運転手が運転していますが、犯罪歴等の確認ということも含めタクシー業界の規制の範疇ではありません。その事に対して、運転手に十分な訓練をさせるといった、タクシー業界が義務化しているルールをみたさなければ安全は担保できないという批判がでています。(ボストングローブ3月1日)
昨年に、リムジン許可を受けている運転手による暴行事件があり、その後運転手の監督、規制をもっと厳しくしようという運動が起こっていることがその背景にはあります。
一方、Uber側では性犯罪者はドライバーになれない事も含め身元調査、アルコールやドラッグを摂取したら運転禁止する規制も、もうけており、業界の中では一番厳しい規制があると自負しています。一方、訴訟等も含め(運転手が起こした殺傷事件で訴えられたり、運転手に対する支払いのことでもめている)問題も抱えているという現状もあります。

Uber ファウンダーの驚異の失敗歴という記事を読むと、この起業家はUberをたちあげるまでに壮絶な経験をしているのですが、今のところ、ボストンのタクシー業界の逆風をうけながらも、市長の支持もうけ、ボストン内でのマーケットを確実に増やしつつあります。東京でも去年の秋からサービスが開始されたようですが、タクシーの台数規制の方向にある中、ハイヤー市場のパイを広げるのか、それともタクシーの市場でのパイを奪いあう事になるのか。

個人的にUberを何度か使っているのですが、確かに普通の流しのタクシーを使うより、車は綺麗だし、運転手も丁寧な気がします。というか、評価とかも事前にわかるということは他の人が信頼して乗れたんだから大丈夫、みたいな安心感はあります。日本の場合、都会には今の所、タクシーは十分すぎるほどあるし、アメリカでの違いほど、タクシーとハイヤーの差がないような気がするので、サービスで勝負するなら、Uberでは英語が通じます、とかいうなら、差別化できそうですが。。。

ギャップイヤーで兵役にいく?

高校を卒業してからいわゆるギャップイヤーをとった学生のほうが大学にいっていい成績をとったり、その後のキャリアも自信をもって進んでいけるという傾向があるそうです。が、現実にはギャップイヤーをとる学生はアメリカの高校生のうち2%以下であり、金銭的に余裕のある家庭の子供達しかできないという状況です。

そこでタフツ大学は大学に入る前の1年間学生に国内外でミリタリーサービスや、社会奉仕をする機会をあたえるTufts 1+4 というプログラムを2015年から始めることになりました。(ボストングローブ3月1日)

これは財政的に厳しいNPO団体にとっても、無償で働いてくれる若者がいるとありがたいし、若者にとっては意味のある経験を得られるというウィンーウィンな関係になるとみています。そして、学校が始まる頃には、他の生徒達は全く知り合いがいない中、学校生活をスタートするわけですが、このプログラムに参加した学生は既にちゃんとした友人関係ができた上で学校生活がスタートできるいう利点があります。

25歳になるまでに、全ての若者が、大学の協力で何らかの形でノンプロフィットの団体で社会奉仕をしたり、兵役を義務化するべきだという動きがあり、大小様々な大学で、取り組みが始まっているようです。

アメリカの高校では、卒業単位として公共の奉仕を義務ずけられているところがありますが、 ”社会にボランティアとして奉仕すること” は、卒業してどんな仕事を選んだとしても、一生続いていくべきこと、ということを理解してほしいというのが、タフツの目的でもあるそうです。

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