出生順位が個人の性格にどれくらい影響を及ぼしているか?

自身が長子である友人がこんな記事を送ってきました。

”第一子は保守的で支配者タイプ”
(ちなみに記事を送ってきた彼は、長子ですが、あまり保守的ではないです。。。)

生まれた順序が、性格に影響を与えるという話です。
こういった研究では、別の結果もあり、(1928年にはすでに、第一子は保守的であるという研究があったものの、その後、色々な研究結果がある)そこでミラノカトリック大学の心理学者は新しいテストをしてみました。
96のイタリアの家族、合計384人を対象に調査を行いました。まず、親に、そして、第一子、第二子に、秩序や伝統、その他の要素に関して自分の価値観を示してもらいました。第二子たちは、第一子より、新しいことに対してオープンであり、自分の魅力や社交の才能を使って目標を達成する傾向がみえたそうです。

研究結果として、第一子は後に生まれた兄弟よりも保守的であるということがわかりましたが、これは両親がその子に専念して、ケアをしているからだと思われています。
この第一子と第二子の性格の違いは、子供が親からもらえるものを子供の側が戦略的に最適化していることからきていると分析しています。

第一子は強く、知性的にも他の兄弟よりも発達しており、よって支配的なポジションにたちます。その立場の優位性を維持する為に保守的な態度をとると考えられます。親がどれだけ、保守的かは関係ないと研究者はいいます。

詳しい結果は ”Personality and Individual Differences” という専門紙にのる予定です。
ただし、出生順位以外の要因も人格の形成に役割を果たしているので、出生順位がどれほど大きな影響を及ぼしているのかを調べる為にはまだひき続き研究が必要と考えられています。

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まだ、研究が必要といっているように、細かい条件をあげ始めたらきりなくありそうで、(どの年齢で調べるかという事も含め)こういうことを科学的に証明するって本当にできるのかな?という疑問は残りつつ、それでもやっぱり、例外はあっても、たぶん、多くの“長男、長女は保守的” という傾向はあるんだろうな、と納得する部分もあります。

自分の印象は、少なくとも親は、一人目の子に対しては、手の抜き方もよくわかっていないし、ちゃんとしようと頑張る、それが結果的には保守的な子供にするという側面はあるかもしれません。あんまり手をかけられていない、第一子だと、保守的で、ないかも?
あとは、家庭環境によるところも多いですよね、たぶん。祖父母と一緒に住んでいたかとか、親が病気がちだったり、仕事で家にいないことが多かったとか。

でも、同性の兄弟がいて、一人が保守的なら、もう一人はリベラル、それが上下いれかわったとしても、同じタイプが二人いるということはまずないようなので、やはり家族の中でバランスがとれるようになっている気がしますね。
自分が生まれる順番は、努力でかえられるものではない、宿命です。どっちのほうがよりいいとかでなく、自分の立場のいい所を理解して、人生楽しみたいものです。

ハーバードが労力をかけるMOOCsの講座(Harvard X)

ハーバードがMOOCsの講座を作る為に、どれだけ大変なコストと労力をかけているか、という記事がありました。(ボストングローブ5月18日)
ノンプロフィットのedxですが、そのために作っているコースは、一方的に無機質な教室から映し出されるコースだけではなく、思考をこらしたものが多くあります。(ハーバードXが講座を作っていて学生はedXのプラットフォームからログインします)http://harvardx.harvard.edu/
自分が去年友人に誘われて、覗いたコースはScience and Cooking(科学と料理)という公開講座で、edxでも現地でも受けられる講座でしたが、プロのシェフが料理をする際にいかに科学をとりいれているのか、ということを学ぶ講座で、毎回違う、有名シェフがやってきて実際に授業を現地できくには早くいって並ばないと、席が確保できないほどの人気講座でした。

MOOCsの為に、ハーバードは学内制作会社のようなものを立ち上げ、ミニドキュメンタリー、アニメーション、インターラクティブなソフトウェアツールを使用して講座を作っています。
ちょうど今月で2年たつHarvardXは2つのビデオスタジオに30人以上の従業員、フリーランサー(プロデューサー、編集者、ビデオ撮影者、作曲者、アニメーター等)と、テレビ番組の制作現場のようでとても、無償のコースを作るためとは思えないような力のいれようです。今までに30のクラスを作り、60を制作中だそうです。

実際、学部での講義にも宿題としてMOOCsの教材を使い、通常の講義ではディスカッションをするという教授もいるそうです。
オンラインでの教育をどうやってよくしていくか、という議論でなく、教育そのものをどうやってよくしていくか、という視点にたって制作しています。

教授が提案した議題を沢山のスタッフたちで、演出したり、ビデオにしたり、作りこんでいくのですが、沢山の教授たちもプロジェクトをボランティアベースで行っているので、この先フラットフィーにするか、収益の分配という形で還元させていくかを考えているそうです。
一つのコースを作るのに $75,000 から$150,000かかっていますが、神経科学講座のように、誰でも家で実験できるようなキットを売って独自に資金を集めている講座もあります。ゴキブリの足を切ってニューロンの発火音をきく実験は、大人気で、学部の講座にもとりいれられるようになりました。
又、ハムレットの講義では、演出に凝ったりと、教える側の教授も、新しいチャレンジで楽しい反面、コストがかかりすぎているとの批判もあります。

実際、講座をうけるのが無償と言っても証明書をとる場合は費用を支払う必要があるのでそうやって、ちょこちょこと、コストを回収はしているようですが、この先も、何か追加で、10ドル、20ドルの徴収ということは考えているようですね。
彼らが作っているMOOCs、従来の講座のかわりのもの、というより、ハイテクのマルチフェイス教科書だととらえています。だから、その作品は(講義)はドキュメンタリーでありストーリであってなるべく伝統的な講座みたいにならないようにこころがけているそうです。

変化する教育制度のあり方

ここ何日か、高等教育関連の話をいくつか書いているのですが、この10年ほどの間、高等教育の形が各国で変化の様相をみせていて、システム的には外国からの学生が行き来しやすいように、互換性のあるものにかわる方向になり、この先ますますこの傾向が進んでいくのかなという感がありますね。どうしても人の流れがお金の流れるところにいくように、教育もすでに、アメリカよりのものになりつつあるようです。例えば、ドイツが高校を卒業するまで13年制だった教育を12年制にしたり、大学卒の意味が大学院卒だったのに、今は学士がとれるようになったりと変化してます。が、一方、マサチューセッツ州の中でも、職業教育の見直しの話がでるなど、欧州のシステムのいいところも取入れようという動きはあります。
アメリカの教育はオバマ大統領が2020 年までに達成すべき教育目標として、少なくとも 1 年間の高等教育または職業訓練を受け、2020 年までに大学修了率を世界一まで底上げすると言っています。日本の大学も外国人留学生の受け入れを増やしたり、英語入学の学生を取入れたりもしてますね。

今起こっていることは、教育機関の世界レベルでの学生獲得競争ということもありますが、制度上の各国の歩み寄りもあり、教育の世界標準化が進んでいるということでもあるようです。

そういう流れの中で、自分の知っている国の教育システムのいいところを考えてみました。
日本:
日本の基礎教育ってやはりレベル高いと思います。よくシステム化されていて、日本全国での教育格差が諸外国に比べると少ない。なるべく沢山の人に均一な質のいい基礎教育を広くすることに優れています。日本の基礎教育レベルが高いのは塾の御陰というのもあるんでしょうか?あと、意外といいのが専門学校。”食”もそうですが、例えば、エステとか、日本の美容師さんも世界的にも通用するレベルだと思いますけどね。

アメリカ:
イノベーション教育、何もない所から何かを作り出す創造性にたけていますね。学問をお金にかえる力があります。資金、研究、ビジネスの流れがあります。そして個々のレベルにあった選択肢が多く、大変ながらも楽しみながら学ぶということができます。

ドイツ語圏:
優れた職業教育制度があり、産業と教育の結びつきが強く、失業率対策に有効といわれています。

ここからは思いっきり妄想ですが、もし、それぞれの国が得意な部分を担当して学校システムを作るとどうなるか。。。
基礎教育(小学校、中学校)は日本担当
高校前半は、リベラルアーツ的な教養教育(そこまでが義務教育)、後半からはリベラルアーツ的な教養教育を続けて受ける人と、職業訓練(3年間)もしくは専門教育(3〜4年間)に入る人とに別れる(ドイツ語圏担当)
リベラルアーツ教育をうけて卒業した人は、いわゆる大学に進む。大学は、分野によって、アメリカ、もしくはドイツ語圏が担当、大学院の高等専門教育はアメリカ担当
それを上手く日本がシステム化すると、いいとこ取りの教育ができるような気が。。。(笑)
カチカチで、楽しい学校生活は送れないかもしれないので、スポーツ、エンターテイメント部分はアメリカ担当。

注)ちなみに、6•3•4年制の13年制で考えています。現実のドイツ語圏の職業教育は15、6歳から始めますが、この年齢から専門性に入ってしまうと、世の中に対する見識が狭くなる恐れがあるのかなと。(30年前と違って、今は人が最低限しっておいたほうがいいということが増えている、というか違ってきてもいる)のちのち、他の教育を足したとしても、現代社会の中ではもう少し、義務教育の部分も増やしてもいいのかな。ドイツが以前13年制をとっていたのは、アメリカでの教養課程(リベラルアーツ的教育)をドイツの高校でやってしまうからなのです。だからドイツ語圏の大学には一般教養講座はないです。

と、まあ、非現実的な妄想でしたが。。。
何が言いたいかというと、教育の質をあげるということを、沢山の人が考えるということは大事な事であると思うのです。
例えば、個々人の人生でみたら国内で一生過ごし、英語ができなくても、困らない人は沢山いると思います。ただ、国という視点で見ると、日本の現状をみても、いやでも国際社会の中での自国の存在を意識しないわけにはいかず、世界の中の日本であるわけです。国の方向を決めるのは、少数の政治家だと思われますが、実際その政治家を選んでいるのは国民です。国民全体のレベルをあげることはとても大事になってくるわけで、そういう意味でも一部の人だけでなく、多くの人の教育の質をあげることは重要になると思います。

バーテンダーになるのに化学の学位は必要か?

ウェズリアンカレッジはアイビーリーグの教育を少人数で行っているリベラルアーツカレッジの一つでリトルアイビーの名門です。
このリベラルアーツ教育、日本語では教養学部の教育とか、”教養”という意味で訳されますが、基礎的な教養を磨くだけでなく、物の考え方を養う、考え方の基礎を学ぶというように理解したほうがいいと思います。アメリカの名門リベラルアーツカレッジは少人数でエリート養成校のようで、卒業後は専門大学院にいく人が多いと言われています。
学長のマイケル・ロス氏はMOOCs等もいれると昨年15万人以上に教えてきたそうなのですが、リベラルアーツの重要性を説いてます。(ボストングローブ5月9日)

この30年間に学生の期待するものも変わってきました。学部生は消費者のように行動し、いい履歴書を作ることを重要視しています。両親は、教育がすぐに就職で、又職場で役立つことを望みます。そして、競争社会では広い見識を求められるリベラルアーツ教育は贅沢なものととらえられ始めています。

近年、一部の人々の間にはリベラルアーツのような広範囲の教育は必要ないという議論がおこり、実際 ”いいマティー二を作るのに、化学の学位がいるのだろうか?” というような議論があり、リベラルアーツに否定的な人たちは、自分達は教育の恩恵を受けてきたのにもかかわらず、直接お金にならないものを ”無駄” な教育とみなします。

しかし、企業側はリベラルアーツ教育の重要性を認識しています。アメリカ大学連盟の調査によると、80%の雇用者が専攻に関わらずリベラルアーツとサイエンスの基礎を勉強するべきだ、と述べています。
だから(この学長は)MOOCsでも学生を”集団”としてとらえず、個人授業のような感じで学びに情熱を注いでもらい、思慮深く、クリティカルシンキングのスキルを習得してもらい、好奇心と熱意をもって学び続けてほしいのです。

アメリカ建国以来、教育は個人の自由を手に入れる為に必要なものであり、個々のポテンシャルを引き出す事で社会に貢献してきました。
アメリカにおける高等教育の変化のペースはかつてないほど早くなっています、不平等をへらし、経済的にも活性化させたいなら実用的でリベラルな教育が必要です。

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リベラルアーツカレッジは一般的に学生数が少なく、一人の教授がみる学生数が少ないこともあってか、学費が高いので、余計に贅沢ととらえられるのかもしれません。しかし、得に近年、グローバルな経営を求められるマネージャー等に広範囲な教養の必要性をとく話もあり、あらためてリベラルアーツというものが見直されている側面もあるようです。先日の記事でもかいた、自分の頭で考える、ということを徹底的にきたえられるのがリベラルアーツカレッジともいえそうです。(私のリベラルアーツカレッジに行く人のイメージは、学ぶということが本質的に好きな人というイメージがありますが。。。)

確かにいいバーテンダーになる為には化学の学位は必ずしもいらないでしょうが、勉強することで自分の可能性を広げてくれるということはありますよね。心理学をもし勉強していたら、もしかして、彼と話したくて客が集まるかもしれないし、ビジネスを勉強したらバーを経営する側に回るかもしれない。

どこまで、どの教育が必要かといえば、正直、人によって違う、としかいえないのかなあ、という気がします。だから本当は一番大切なのは自分を知る事ではないでしょうかね。自分を知るためにリベラルアーツ大学で学ぶ人もいるでしょうし、自分を知っているから、他の選択をする人もいるでしょう。(自分を知るって年齢は関係ないんですよね。私は個人的にはそっちのほうに興味がありますが。。。)

ミレニアル市場攻略のためのポイント

ミレニアル市場の専門家のジェフ・フロム氏がボストンビジネスジャーナル(4月7日)で、ミレニアル世代(1981~2000年頃に生まれた人)は今年以前にもまして購買力がある、との視点から、この世代にアプローチするために必要な5つのキーポイントをいっています。

まあ、そうでしょうね、という点の確認という感じになるでしょうか。この世代がソーシャルメディアを動かしているのは間違いなさそうです。

1. ソーシャルメディアのパラダイムシフト
以前にも増して、雇用者やマーケターはソーシャルメディアのプロファイルを将来の従業員や顧客を知るために使用していますが、人々がどの情報をオンラインで、なぜシェアをするのかということの基準が変わり始めています。
ユーザーは情報を公開することを恐れる代わりに、個人情報をオンライン上にオープンにすることでどんな利益が享受できるのかということに焦点を当てはじめました。

2. ソーシャルメディアの広告がバナー広告にとってかわる
ソシャールメディアでの広告がミレニアル世代に到達する手段です。バナーでの広告と違い、ソーシャル広告は商品や会社の簡単な説明だけで、ユーザーのニュースフィードにのります。従来のオンラインのバナー広告ではソーシャルメディアユーザーからはほとんど無視されており、0.2%しかクリックされません。ソーシャル広告は小さく、スマホにあっていて、ジェネレーションYに好まれています。

3.  画像が言語よりも好まれる
ミレニアル世代にはインスタグラムが一番よく使われているチャンネルになります。FBがインスタグラムを買ったのもミレニアル世代はFBのプロフィールを更新するよりも写真を友達とシェアし、クリエイティブに利用するのが好きだからです。彼らはユニークなやり方で自己表現をします。

4. 高級ブランドに別れを告げる
ミレニアル世代は高いステータスを示すような製品を求めていませんが、その代わりに、何かを経験することや友人達と思い出を共有することを求めます。
ナイキやホンダのようなブランドは、現在の高級ブランドと見なされており、一般的には大多数のミレニアル世代に好まれています。

5. スマホ主義
この世代の5人に2人はスマホがなければ不安だと答えています。
全てのプラットフォームをスマホ対応にするべできです。70%の消費者はモバイル対応していないメールをもらったらすぐ消去すると言っています。