将来のスターになるかもしれないスポーツ選手に投資をしよう 

すごいなあ、この考え方。というのが私がはじめにこの記事を読んだ時の感想なのですが。スポーツ選手に金銭的な価値をつけ、株にして市場で売り出す、ようするに、スポーツ選手の将来性に投資する、一種の先物取り引きになるのでしょうか。
その選手が最終的にそれで得をすればいいのですが、間に入った業者だけが、結局得、するなんてことにならないことを願います。。。

ボストングローブ紙 10月18日

スタースポーツ選手の一部をファンとわけあうことがスタートアップの狙い

もし、もっと若い頃のレブロン・ジェームズ(バスケットボール選手)やロジャー・フェデラー(テニス選手)、ペイトン・マニング(アメフト選手)に投資していたら…その想像を次世代のスーパースターの為にかなえようとしている新しい会社がある。10月17日、ファンテックスホールディングスがプロのアスリートへ投資する 投資家の為の 市場をオープンする事を発表した。シリコンバレーや、ウォールストリート、スポーツ界の著名人達のサポートを受けているこのスタートアップはスポーツ選手のブランド価値と成績に連動した株を作るつもりである。はじめのIPOはヒューストンテキサンズのプロフットボール選手Arian Fosterの予定だ。彼の株を買うと、Arian Foster の将来の経済的成功、(出演料や契約料を含む)に連動した利子がもらえる。共同創業者のBuck Frenchによるとファンテックスホールディングスはアメリカンフットボール選手だけでなく、他のスポーツ選手やポップシンガー、またハリウッドの俳優も対象の視野にいれている。

ファンテックスでは投資家が口座を開設し、資金を入金して、Foster株の買い付けを依頼する。1050万ドル分の株を売るつもりであり フォスターはそれで1000万ドルを手にする予定だ。
投資できるのは18歳以上で最低の投資額は10ドルからだが、年収5万ドルから10万ドルまでの人は7500ドルまでしか投資ができない。

ファンテックスは数週間以内に100万ドルの株を1株10ドルで販売する。沢山の人に買ってもらえるように一人1%以上は買えない。もし、需要が提供している株数より少なければファンテックスはこの取引をキャンセルする。でももしこれが成功すれば、今後はファンテックスのみでフォスターの株は取引される。フォスターがもし試合でいい成績をのこし、彼の収入が増える可能性があれば、もしくは企業のスポンサーが増えれば取引される株式量は増えるであろう。ファンテックスは買い手と売り手から1%のコミッションを得る予定である。

以上が意訳になりますが、人に投資をする場合、その人が引退したらどうなるのでしょうか。もし調達した資金を使って他のビジネスを始めた場合、その人の価値は更にあがるのか、それともスポーツ選手としてのその人のみが投資対象になるのか。まだ正直よくわからない、点があります。

“ 高校生に金融教育 “の記事にもありましたが、スポーツ選手が早く引退することで、金銭的なトラブルを抱えるという問題は少し解消はできるのでしょうか。
若く引退するスポーツ選手が第二の人生を歩むために資金調達ということが可能になると、いいですね。
スポーツ選手がこれで自分のスポーツに集中できるのか、スポーツ選手の金融リテラシーといういうものがますます必要になってくる気がします。

貧富の差がますます拡大?

読売新聞の10月20日の記事で

シリコンバレー、貧富の差拡大…米の縮図に


http://www.yomiuri.co.jp/net/news0/world/20131020-OYT1T00235.htm
という記事がありました。

シリコンバレーとボストンはとても似ているポジションなので、この現象は気になります。
正直、ボストンでも同じような状況がおきているのではないのか、と気になっていたのです。
というのも、もちろん退役軍人の方が路上で生活のための募金を募っているのに出くわすのはもう普通になっているのですが、それだけではなく若者も、どういう理由かわかりませんが高校を卒業できず、ふらふらしているという話も時々ききますし、実際そういう子達を見たことがあるからです。
ビジネススクールをでてMBAをとってもなかなか仕事がみつからない人さえも目にします。(というか、そもそもMBAをとった人は起業すればいいのに、と思うのですが。。)

ケンブリッジに住んでいる友人は子供たちを私立学校に通わせる事にした理由を、子供達の家庭間の経済格差がありすぎることを一つにあげており、その中でも経済的に困っている人達の割合が非常に多いと言っていました。
高校でも教科書は支給されても(レンタルですが)計算機は指定のものを買わなければいけなく、その計算機を買えない家庭の為にレンタルサポートしている学校もあります。
公立学校は日本でも貧富の差があり、それはある程度は仕方がないことかと思いますし、それがかえって、子供たちにとってプラスに働く事もあると思うのですがアメリカの場合、国籍などのバッググラウンドも多種多様な分、違いも日本以上に大きくなり、理解できる範囲を超えてしまうのかもしれません。

結局、教育の差が経済的な差になり、今まではなんとか大学を出ればそこそこの仕事につける可能性が高かったのに、学卒だけでは成り立たなくなっている、という現実があります。それは、4年生の大学をでたところで、具体的なスキルが身につかない場合が多く、大学院をでてやっと専門的な勉強ができるというしくみになってしまっているからでしょう。実際、学卒や高卒でもいい仕事にめぐまれてきた場合、学歴が必ずしも全てにはなりませんが、学歴がボトムラインをサポートしているということはあります。就職して初めて、自分に合った仕事に巡り会ったり、また やっぱり向いていないという結論に達した場合、また新しく勉強し直すというチャンスがここにはそれでも、あるとは思います。
実際は、どんどん多くの人達が大学院やMBAをめざすということになり、ますます金銭的な負担が増えています。