確実に浸透しつつあるビットコイン

最近なんだかさっぱりビットコインのことは聞かないなあ、なんて思っていたら、それは日本のこと。どうやらビットコインは着々と市場に進出しているようです。

今月初めには、チューリッヒ大学の食堂で試験的に使われ始めたとのアナウンスがあったと思ったら、今度はMITのCOOP(生協)でもビットコインの使用が認められたとの報道が9月4日のボストングローブにありました。学校内の店舗としてビットコインが使えるのは全米でも最初のケースだそうです。この秋MITの学部生は50万ドルほど資金調達した学生が運営するMITビットコインクラブから一人100ドルほどの価値があるビットコインを受け取る予定だそうです。去年の12月には1000ドルを超えていたビットコインの値段も現在(9月8日付け)は470ドルほどになっています。
リテールのアマゾンや、ターゲット、ビクトリアズシークレット等でもビットコインでの支払いはできますが(ギフトカードを買う事で)、あまりにも価値変動が激しいこのような通貨のリスクは消費者側がとることになり、COOPの場合、全てがドル表示ですが、BitPayと呼ばれるソフトで消費者が支払うビットコインを自動的に交換し、店はドルで対価を得ます。

小売業者にとってはクレジットカードを使われるのと違って、手数料がほとんどかからないで済むということ、一方、消費者にしてみれば個人情報がもれるのを防げる、スマホがあればいい、と双方にとって、メリットがあるようです。しかし問題は、すりにあったのと一緒でハッカーに盗まれても、誰も何も保証してくれないという点でしょうか。

あれほど大騒ぎになったビットコインですが、価値の交換手段としては受け入れられつつあるようです。この先、ビットコインを通貨かどうかを決めるのは国家ではなく、消費者になるのかもしれません。

人気があがる州立のマサチューセッツ大学

マサチューセッツ州にはハーバードやMITを始めに、有名な私立大学は沢山あるのですが、アメリカの学費の高騰によって、比較的学費の安い州立大学に人気が集まっており、投資効果という視点で見た時のお得感が人々に受け入れられています。マサチューセッツの州立大学は5校(アマースト校、ボストン校、ローウェル校、ダートマス校、ウースター校) からなっており、それぞれが独自に運営されています。

9月3日のボストングローブによると、この10年間で、マサチューセッツ大学の学生が30%ほど増えているとのこと。ダートマス校は9.5%増えているのに対して、ローウェル校は60%も増えています。実際、ボストンでもローウェル校はオンラインコース、社会人向けのコースの宣伝を雑誌や乗り物でもよくみかけますね。マサチューセッツの公立高校の卒業生の7人に一人はマサチューセッツ大学に行っている計算になります。人気に伴い、入学レベルもあがっています。アマースト校では2013年−14年の学費が州内の学生なら1万3000ドル程度と、3万〜4万ドル近くかかる私立と比べるとずいぶん安く感じるわりには、授業の質が高いこともいい評価につながっているようです。今年の大学1年生は高校でのクラスのトップ5位(平均)までの学生がはいってきています。マサチューセッツの高校のレベルが全米でも高いことを考えるとこの数字はかなりいいといえるのではないでしょうか。

よりよい教育の機会を提供する為にマサチューセッツ大学はこの10年間に30億ドルを、施設、教員等に投資してきたそうでこれが功を奏していると大学側は分析しています。

幸福になる条件

「幸せをお金で買う」5つの授業 ―HAPPY MONEY  に関しては去年のブログでも紹介したのですが、この1年に何度となく”幸福学” について耳にしました。この幸福学を大学で学ぶ人もまわりにでてきましたが、哲学的なことや心理学的なことでも学ぶのでしょうか?物質でみたされていても心が満たされない人が多いからなのか、幸福の本質はなんなのか、ということを、改めて問う人がふえているのでしょう。

幸福の定義って人の価値観によって結構違うと思われるのですが、アメリカの場合、幸福=成功=金 という構図が頭をよぎります。
日本の場合、そこに”年齢”という条件がつくようです。

内閣府がまとめた「国民生活選好度調査」(2008年)によると、アメリカを含め、諸外国では年齢と幸福度というのはUの字を描く(若い時と、高年期で高くなる)のに、日本の場合、年をとるほど幸福度が下がるといいます。

ちなみに自分は何かに対して不安や恐怖心がある時、幸福ではないと感じます。これは金銭問題、健康問題、人間関係でも、何でもいいのですが先に対する不安、恐怖心、これが不幸のもとかな、と。で、実は不安を除ければ、残るのは特別な出来事ではなく、いわゆる平凡な日々なのですが、今あることに感謝できる事が幸せなのかなと。何かが不足しているという不安を取り除くために、色んな要素を足していくという考え方より、今あることにフォーカスをしたほうが、今に感謝でき、いつも何かに感謝できる人は幸せだと私は思います。

先日、たまたまイベントで隣に座ったハーバードで教えている医師の方が ”今、幸福論について本を書いているんだよね”、といいます。
”幸せな人達みんなに共通する要素を調べてそれについて書いているんだ。幸福な人の条件には4つあるんだよ、何だと思う?”

”それはね、いい友人をもつこと、他の人の為に何かをすること、そして。。。。”
さてこのあと2つの条件がくるのですが、みなさんだったら何を考えるでしょうか。

ちなみに、このあとの2つの条件にはお金に関することは含まれません。
そこでお金についてはどう思うのかをきくと、

”お金があるから幸福なんではなく、幸福な人のところにお金がくるのさ”
とのこと。

さて、彼の本は早くてこの冬、遅くても来春くらいには出版されそうです。
出版されたら続きを紹介しますね〜

関連記事:
お金で幸福が買えるらしいことが判明「幸せをお金で買う」5つの授業 ―HAPPY MONEY

アメリカにくる外国人留学生の動向

ブルッキングス研究所が、2001年から2012年の間にアメリカに来た、外国人留学生の動向について発表しています。

• 2001年から2012年までに外国人留学生はほぼ5倍になった。(110,000人から 524,000人)
• 留学生は都市部に集中している(ニューヨーク、ロサンジェルス、ボストン)
• 学生の出身地は新興国の特に発展が著しい都市(トップ5はソウル、北京、上海、ハイデラバード、リヤド)
 *これが国になると、中国、サウジアラビア、インド、台湾、イラン
• 留学生の3分の2はSTEM分野(サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、数学)と経済、経営、マーケティングについて勉強している
• 留学生のうち45%が卒業後もそのエリアに残る

マサチューセッツ州には114の高等教育機関があるとされていますが、その中でボストンエリアをみてみると、2008年から2012年までの間、留学生は18億ドル学費に支払い、9.3億ドルほどを家賃などの生活費として支払っています。
この10年間の全米での留学生数の伸びをみても、高等教育が確実に一大産業になっているのがわかります。学生が増えることで、大学の抱えるスタッフも増えていくことになり、労働省の調べによると2013年には約9万人がボストン周辺の大学で働いているそうです。

ボストンエリアで学位をとるために留学しているのは約53500人ですが、そのうち40%は学士号取得の為に、48%は修士、12%が博士号を取得するためにきています。そしてこの数字はアメリカの他の地域の平均の3倍にものぼるそうです。

ちなみに、一番、外国人を受け入れているのはノースイースタン大学(9279人)、ボストン大学(8413人)そしてハーバード大学(7112人)
人気の学部はビジネス、マネージメント、マーケティング、エンジニアリング、ソーシャルサイエンスの順になっています。(STEM分野は27%)

マサチューセッツ州では卒業しても地域に残って、就労してもらうほうが地域経済にとってプラスになるという考えから優秀な人材に残ってもらうために、就労ビザの緩和を目指しています。