2020年にはアメリカのフリーランス比率は40%!?

4月20日のボストングローブには、正社員率がますます下がるという見通しについての記事がのってました。

2014年のアメリカのフリーランサーズユニオンの研究によると現状34%のアメリカの労働者はフリーランスだということですが、この数が2020年までに40%になると予測しています。数字が現実的か否かは別としても、明らかにたくさんの仕事が正社員ではなく、いわゆる、契約社員によって行われるというのは事実のようです。2009から2013年には失業率は7%にもなり、この間たくさんの人が望まなくても非正規社員の仕事を選ばざるおえなくなったといいますが、実際9割の人がその結果に満足して逆にこの先ももう典型的な仕事には戻らないだろうと答えています。
フリーランスの一番の問題は収入が一定でないこと。収入が安定しないことは将来設計をたてること、また社会保証や健康保険を払うのを困難にするという面もあります。

大企業に入るのも、会社にいいように使われるのではなく目的をもって自分を成長させてくれる仕事、少なくともそのような視点で仕事をしていければ、先々フリーランスとして独立していくこともみえてきます。会社にとっても、依存型の正社員をコストをかけて雇うより、目的別に人を随時雇うことで会社側のコストがへりますし、自分の能力で自立できるフリーエージェントのような人が増えることは会社というそのものの、形も変える可能性があります。
例えばUber。Uberの運転士は、従業員ではないですよね。自分がオーナーであり、自分で働く時間を決め、会社はそのプラットフォームをつくっているだけです。

フリーランサーは自分の技術がしっかりあり、精神的にも自立して自由が好きなひとには向いている面もありますが自己管理力も問われますよね。
自分が何者であるか、ということを認識できていないと、ただのフリーターのように次から次へと仕事を転々とすることにもなりかねません。
このブログでも追求している”起業”というのも実はそもそも自分の役割はなにか、自分に何ができるのか、ということを明確に認識でき、スキルがあればフリーランスという名の起業ができる、といえるわけで、その力をどのようにつけていくのか、ということを考える為にブログを始めました。会社という組織にはいっても、プロ集団の一人として確立したものがあれば、どこにいっても、独立しても大丈夫。そういうポジションを目指していったほうが先々、いろんなことが起こっても困らない気がします。

グローバル化に乗り遅れている大企業ができること

アメリカの大学をでてからアメリアで起業しながら日本の大学院に通っている人、アメリカのビジネススクールにいきながらアメリカでたちあげた会社を運営する人、日本の大学に4月から入学しながら9月からはボストンの大学に移動する人。。。これ全て最近会った日本人の例なんですが、まさしくグローバル社会の最先端を走っている人たちです。一方、同時に日本の大企業の方々にも会いますが、せっかく責任ある立場にあっても同じポジションにいれるのが数年という(それも自分の意思では決められない)中で大きな決断をすることも難しく、場合によってはサラリーマンの場合、全く畑の違うところから移動してくることもあり、始めの半年から1年は勉強期間のようになってしまうこともあります。そのような状態だと、いい話がきてもそれがいいのか悪いのかの判断さえもできないという会社も多いのでしょう。日本にも長期駐在していた日本贔屓のアメリカ人が最近、日本でビジネスをする機会が全くなくて(人と会っても話がほとんど進まない)中国系を含む他の国の人たちとの交渉のほうが話が早くすすむので本気で中国語を学ぼうかと思っているよ、なんて発言をしているのをきくと、寂しい気がします。

大企業がその構造を変えることは非常に難しいですが、始めに書いたグローバル最先端をいっている日本人たちと連携をとっていくことはそれほどハードルが高いとは思えません。こういう人たちとどうネットワークを築いていけるのか、ということがいきずまっている大企業を活性化することは間違いないでしょう。そして、そういうお宝の山は実はボストンにはたくさんあります。日本の場合、大手の一流企業が人的リソース、情報も抱えてしまっている場合が多いですが、ここでは人の流動性が高いことも、あらゆる種類の人材、情報につながりやすくしています。

 

 

 

 

 

 

対日投資はなぜ増えないの? 

 独立行政法人の経済産業研究所が対日直接投資がなぜ増えないのか、ということに関して、言語のハードルの高さや、法人税率の高さをあげているのですが、それでも決定的になぜ対日投資が増えないのかわからないということをいっています。1980年代は随分海外企業が多かったように思うのですよね。ところが日本に進出する外国企業というのは最近めっきり減っているという感じがします。海外に住んで思うのは、少なくとも”物”に関しては、これ日本になくて外国からもっていきたい、というものがそれほどないという点。逆に日本にあるけど外国にないからもっていきたいというもののほうが多いですよね。サービスに関しても、どちらかというと行き届いたサービスができるのは日本のほうなので、もちろん、目新しさという意味で、外国からのものが受け入れられるというのもわかります。が、これがないと絶対困るというものがないような気が。。。

外国の会社からみると日本市場に参入するにあたり、もちろん日本の市場が成長市場ではないという点は大きいのですが、それ以上に感じるのが日本の企業とのやりとりがかなり複雑だと感じている点です。言語に関しては通訳や翻訳を使えば、コミュ二ケーションはとれる、でも、そのやり方、というものに戸惑いを感じている部分が多いように感じます。

例えば、資料やデータをたくさん集めるだけ集めても結論がなかなかでないこと。
日本企業とのやりとりには、コミュニケーション量が非常にたくさん必要ですし、細かいデータや、ケアをしなければいけない部分も外国企業よりずっと多いです。とりあえず大枠をきめて進めてみようということはないですし、かゆいところに手が届くようなケアの仕方を求められることも多いので仕事量が倍になります。

また、意思決定のプロセスが複雑で誰にどのようなアプローチをするのかの過程がよくわからず、(いわゆる根回し)結局だれに決定権があるのが不明瞭なこと。決定権が一人でも、その人に多大な影響力を与える人たちが複数いる場合も多いです。大手企業のように、サラリーマン社長の場合や、長期にわたるプロジェクトになると、ますます社長一人が大きな決定をするというのは難しいですよね。

そして一番の問題は、それだけ手間暇かけても、収益が他の市場を上まわるどころか、それより低い可能性が高いこと。
そこが企業からしてみれば一番避けたい部分でしょう。日本が成長市場であれば多少面倒くさくても、頑張って付き合ってくれたものが、時間と労力がかかるわりには割りがあわないわけです。
あえて成長しているといえば製薬とか老人市場向けのものとか、そういうところになるのでしょうか。

だからこのような市場でも入ってくる外国企業は親和性が非常に高いのではないでしょうかね。利益以上に日本に対する思いがある、といったような特別なものがあるように思います。

質のいいコミュニティーはどうやったら作れるの?

先日ある起業家の方とどうやったらいいコミュニティーが作れるのか、という話になりました。

アメリカにきてから今までにかなりの数の創業者、CEOに会ってきましたが最近とくに思うのが、彼らが売っている商品もしくはサービスはもちろん買い手がいなければビジネスとして成り立たないのですが、それ以上に誰がその商品、サービスを提供しているのか、という点がすごく影響力が大きいのではないかということです。
特にたちあげたばかりのスタートアップで働こうと思う人たちは、その会社の株式がほしいとか、ある種の経験がしたいとか、創業者の誰かに頼まれたとか色々理由があると思うのですが,その中で、従業員もまだ少ない中、CEO(創業者)の影響力というのは多大です。彼もしくは彼女を理解できなければ人はついてきません。会社はある種のコミュニティーで、大企業にいっても会社のカラーというのを感じるものですが、スタートアップや中小企業ならなおさらそのカラーは経営者の色が濃く出ます。そしてその会社の提供するサービスや商品はあきらかにその創業者の思いや人となりが大きく反映されます。それに共感するように従業員や顧客がつくのでは?
特に人を主に扱うサービスを提供している場合、どういうコミュニティーを作れるかというのは実は創業者が ”何をするか” 以上に ”どうある” かということに大きく影響されるように思います。
それはもしかしたら、どういう人と友達になりたいか、という感覚と近いのかもしれません。

ビジネスとして、数字だけをおいかけていけば、たぶんいい線行くんじゃない、と思えるビジネスでも人が集まらない、人がいつかないで上手くいかないという例が多くあります。結局、給料をあげることで彼らの満足度をみたすしかない、という例もあるなか、金銭的な理由がなくてもその会社で働きたい、と思わせるものを経営者がもっているかどうか、というのが従業員のモチベーションを支えそれが質のいい商品を作ったり、よい顧客サービスにもつながっていくのではないでしょうか。

教育機関にも使われているロボット Vgo

マサチューセッツは工学系のMITがあるせいもあるのでしょうがロポット系の会社が結構あります。

その中に教育機関や医療機関で使われるロボットを作っているVecnaという会社があります。
ここの教育関連で使われているロポットにVgoというのがあるのですが、
IMG_vecna
Vgoは例えば自分が学校にいかなくても、機械が学校にいって授業をうけてくれて、自分はモニターで自宅からでも授業に参加できます。話すことができない子供も、キーボードに入力することで、Vgoがかわりに話してくれます。病気で学校に行けない子だったり、メンタルや社会性に問題があり不登校になってしまった子供などに人気があり、世界のいろんな場所で使われています。日本だと東大にもあるようです。

VgoはWIFI環境があれば、どこへでもリモートコントロールで移動できるので理論上は自宅から電車にのってどこかへいくということも可能だそうです。
ただし、現実的には階段を上ったり障害物をさけたりする必要があるので、下半身のアタッチメントが足のような形状じゃないと難しそうですね。