資金を集めるのは事業を成功させるよりは簡単            

9月22日付けのボストングローブ紙に、興味深い記事がのってます。

スタートアップ ストーリー、始めるのは簡単だが、構築するのは大変

記事の要約
2011年の2月23日はBrian Krejcarek(以下ブライアン)にとってアントレプレナー誰もが夢見る日であった。サンフランシスコの”Launch”(ラウンチ)と呼ばれる会議で投資家やその他観衆の前で自分の製品のプレゼンをする機会に恵まれたのだ。当時、彼はケンブリッジイノベーションセンターで寝泊まりする日々を過ごしていた。彼は全ての金を彼のスタートアップである、”GreenGoose”に投入していた。GreenGooseが提供する製品は高額でないワイヤレスのセンサーでどんなものにも装着でき、例えば自転車や子供の歯ブラシに、そしてどれだけの頻度でそのものが使われているかを調べることができるものだ。彼は子供も大人も例えば歯を磨いたりすることでポイントを集めることができ、モチベーションがあがると、提案していた。
このイベントで彼がステージを去る前に2人の投資家がすぐに1000万円ほどの投資を申し出、その日賞も受賞し、とうとう、1億円以上の資金を集めた。

今日、”GreenGoose”は倒産し、ブライアンには800万円ほどの借金が残っている。ブライアンは、2010年にポートランドで会社を起こしたが、資金を得られなかった。そこで東に移動し、プロビデンスのアントレプレナーの促進プログラムを受講し、そこで、投資家へのコネを得る。その後、ケンブリッジのイノベーションセンターに引っ越した。結局、”GreenGoose”には25の投資家が投資をした。グーグルのエグゼクティブであり、投資家のドン・ドッチによると、”このようなエンジェル投資家は基本的に1本250万円の宝くじを買うようなもの。10枚チケット買えば、1枚はあたるでしょう”、といっている。ブライアンは会社を設立した後、サンフランシスコに移住したが、定着しない従業員のことで悩まされる。“Brush Monkey”という製品は去年の夏に49ドルで発売されるが、技術上の問題も抱え、強力な販売ルートの構築もできなかったために、数百個しか売れなかった。投資家からも見放されてしまう。
現在ブライアンはポートランドに戻り、他の会社のコンサルティングをしながら、次のプロジェクトの立ち上げをしている。”僕は何かを作っていく事が好きなのです、それをやめる気はありません” 

Launch Capital 社の分析によると、アメリカ、ヨーロッパでは2013年には去年の倍の起業資金が流入している。でも、追加資金となると難しい。ということは、沢山の企業がGreenGooseのような道をたどるだろうということだ。前述のドッチ曰く、”これがスタートアップビジネスであり、その現実は大抵の企業が失敗をするということだ”。

ここまでが新聞の記事の要約になります。
これを読んでみると先日のピッチイベントでのベンチャーキャピタル会社の勝率40%というのが、いかに確率が高いかということがわかりますね。

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ご回答をありがとうございました。 ✨

MassChallenge(マスチャレンジ)の引越し

9月20日付けのボストンの新聞、Boston Globeによる と、MassChallenge(マスチャレンジ)が来年夏に引越しをすることがきまりました。といっても、近所のウォターフロントのボストンデザインセンターに移動です。マスチャレンジというのはボストンのスタートアップシーンを代表する企業なのですが、新しいオフィスは25000平方(約2300平米)を

5年間ただで借りる

そうです。その賃料はどこで得らるかというと、ビルのオーナーによると他の会社からの配当金をあてるとのことです。マスチャレンジはすばらしいアイデアが誕生するところであり、現在128のスタートアップの会社がマスチャレンジのオフィススペースをかりて、4ヶ月間専門家やメンターのサポートを得たり、投資家に接触したりしています。このコンペティションは4年目になりますが、10月30日に行なわれる受賞式にもらえる

1.5億円相当の賞金をめぐって

日々戦いが行なわれています。マスチャレンジは今までに、361の企業と仕事をし362億円相当の資金を調達し、2900人の雇用を生んでいます。マスチャレンジでの4が月の滞在が終ったあとは、たくさんの会社がボストンに残っています。

以上はボストングローブ紙の記事からの要約ですが、Masschallegeというのは世界中のスタートアップがここで、ビジネス、起業について学びます。上記にあるように、賃料ただのオフィスで,プレゼンテーションの練習をしたり、資金調達について学んだり、実際をビジネスをしながら、学んでいくというプログラムです。マスチャレンジがすごいのはこれは

NGO

だということ、個人が立ち上げたNGOがここまで資金を集められて、ボストンのスタートアップカルチャーを牽引する企業になっているということです。今いるオフィスもワンフロア全部でどこからも、違った角度のボストンの景色がみられるすばらしいところです。大西洋も、緑も両方みえるところは以前働いていた横浜のランドマークタワーの景色を思い出させます。マスチャレンジについては今後もう少し、詳しい内容で紹介するつもりです。

国の起業支援

少し時間がたってしまったのですが、たまたま 米ボストンに創業支援センター設立へ=韓国長官
という記事〔8月9日付)をみつけました。先日のピッチイベントでも投資家の方がいっておられたのですが、”今世界中の国がボストンに注目している。それは、スタートアップ企業のサポート体制〔資金や様々なサービス)、環境が整っているからだ” と。

春にはスイスからの企業が20社、ロシアからの企業も数十社、視察や企業教育のためにきています。ドイツ、フランスをはじめ世界各国がスタートアップ企業を支援する仕組みを国をあげて、作ろうとしているのです。どういうことかというと、ボストンには前述したように大学の研究機関が集中しています。MITやHarvard 等の技術を使い、資金はベンチャーキャピタルから集め、(例えば韓国系の会社であっても、アメリカに所在していれば、ようするに言い換えればアメリカで税金を払うことになるならばということでしょうか、ベンチャーは投資します)ボストンから世界市場を狙うということです。その為に、国をあげて今各国がサポート体制を作ろうと動いているのです。日本はどうでしょうか。日本には世界に誇れる技術がたくさんあると思いますがそれを世界とつなげる仕組みはあるでしょうか? すでに10年以上も前からそういった仕組み作りを国をあげて、行っている国があります。

スイス科学技術領事館SWISSNEXについては次回に詳しくお話させていただきます。