ボストンはやはりハブである事が最新の調査で判明

この春、20年間ボストンの市長を勤めてきたトーマス•メニーノ氏が今年で引退を表明しました。この20年間でボストンはとても住みやすい、いい町になったという事がマサチューセッツ州立大学の調査で判明した話です。

町の安全性というのは多くの人や企業にとってはコストになるので、住みやすい町をつくることは経済発展にもとても重要な点です。
この20年間で町が整ったからこそ、ますます沢山のベンチャー起業、ファンド、世界からの優秀な研究者をひきつけることができたということが言えると思います。自分もここではあまり、国籍を意識しないですんでいるので、本当に国際都市なんだなと感じます。
様々な人種の人達がそれぞれの目的にむかって協力して生活していけるところ、それがボストンなんだと思います。

ボストングローブ紙 9月1日

ボストンはやはりハブである事が最新の調査で判明

マサチューセッツ州の東に住む330万人のうち90%の人達がこの町はこの20年で非常によくなったと答えている。安全になったし、人種問題も改善されボストンの港がきれいになったので町がよくなったと答えている。55%の人はボストンでのよくなった食事が人をひきつけていると思っている。
世論調査はボストンが仕事や文化、娯楽にとってどんなに大事かを示している。だから市長選は町から48マイル(役77km)四方にまで影響を及ぼす。

マサチューセッツ州立大学の調査ディレクターは ”ボストンはみんながいたい場所です。文化的にも学術的にも地域の中心なのです。だからだれが市長になるかは違いがあります” という。
ボストン市外に住む人はもし、もう少し家賃が安かったり、駐車しやすかったり、犯罪が少なければボストン市内に引っ越したいと思っている。半径25マイル(40km)以内に住んでいる人たちの半分は1週間に一度はボストンにくる。
ボストン”を一言で表せば ”歴史的” や ”強い” という言葉が、また ボストン人を一言で表すと” フレンドリー” や ”無礼者” という答えがかえってくる。アンケートに答えた人は ”20年前ほど、ボストン人もひどくないよ、ずっとフレンドリーになったよ” という。
メニーノ市長は沢山の観光客や、この町にやってくる人達を魅了した。ボストン市内ではメニーノ氏の支持率は82%と大変高い。
現在来年からの新市長のための選挙戦の最中だが、60%ほどの人はまだ選挙に注意をはらってはいない。

以上が要約になりますが、
来年からの市長はどんな方になるのでしょうか。
今のメニーノ氏が70歳になるので、今度の市長は若返る事には間違いないと思われます。
ボストンはニューヨークと違うのは、もう少し落ち着いて生活できる部分でしょうか。大学町なので、ファッション性にはかけますが、アカデミックな雰囲気とスポーツ好きな人々、自然と調和した生活ができます。この町のいい部分をのこして、さらに経済的にも発展ができるといいですね。

バイオテク(生物工学)関連のスタートアップは2億6600万ドルを獲得

バイオテク産業は投資額が大きく、なかなか黒字になりにくいので、長期的な投資が必要といわれていますが、それでもボストンがバイオテク世界でのハブになれるということは、ボストンの投資家の層が厚いということがいえそうです。

ボストングローブ紙 10月18日

バイオテク関連のスタートアップは2億6600万ドルを獲得

株式市場の上昇といくつかの株式会社のデビューが成功して、投資家は今年の第3四半期の間に、ボストン地域で2億5000万ドル以上をバイオテク関連のスタートアップに注ぎこんだ。

トンプソン・ロイターからのデータによると、前四半期はここ10年で最低レベルだったが、今期はボストン地域のバイオテク関連株のIPOが非常に成功し2億6600万ドルの投資の波がきた。

投資家の製薬会社への興味を惹き付けた エナンタ ファーマシューティカルズ社 ブルーバードバイオ社、.アジオス・ファーマシューティカルズを含む、マサチューセッツ州でのIPOに続いて、9月下旬には ファンデーション・メディシン社は1株 18ドルで発行され、1億600万ドル集め、木曜日には、1株34.88ドルで引けた。

ライフサイエンスとソフトウエアのスタートアップに投資するケンブリッジにあるアトラスベンチャーのJeff Fagnan氏は ”今、バイオテクは急成長しており、関心をひきつけています.” という。プライスウオーターハウスクーパーズのマネーツリーレポートによると、アトラスベンチャーはここのところ最も活発な地元のベンチャーで、四半期の間およそ25のスタートアップに投資している。そしてその大半はボストンにある。

ニューイングランド地方での第三四半期のベンチャーの投資額は7%上がり8億7000万ドルになり、全米規模では11%アップして77億ドルになっている。

全国的に、ソフトウェア スタートアップへの投資額は35億6000万ドルに達しているが、それは10年前の急成長しているインターネットブームの頃のレベルには至らない。それでも ボストンで、ソフトウエア関連では、期間の間取引の最大多数を占めた。
ボストンエリアのソフトウェア企業では、ただ一つ、ウェルズリーの、携帯支払い会社Paydiant社だけが前述のマネーツリーリポートが発表する地域の10の大きな取引としてリストされており、投資額は2050万ドルだった。

ソフトウェア スタートアップへの投資額が落ちている理由は、資本集約的なバイオテクノロジーや医療機器の会社に比べて、少ない資本でスタートできる点である。投資会社アトラス社のFagnan氏は 沢山の会社は数百万ドルでスタートできるから、これから投資の平均値はさがっていくだろうとみている。

以上が要約になります。
ソフトウエア関連産業はコストがあまりかからず、また場所も問わないで起業できるので安く、早く世界に浸透しやすいメリットがあります。そのソフトウエアの特有性をうまく使った、バイオ関連産業が発達してくると、収益が早くあがる仕組みができるかもしれません。

ボストンビール会社が販売する、ビールではないヒット商品

サミュエル・アダムズ (ビール)はボストンビール社のビールブランドで、アメリカ最大の地ビールとして人気があります。
そのボストンビール社が発売したハードサイーダー(アルコール分が0.15%を超えるサイダー)の人気がでているという話がボストングローブの10月18日の記事にありました。個人的にはあまり、アルコールがのめないので、ビアホールにいって見た目はビールのようだけど、実はリンゴのサイダーというは女性にとっては、とてもうれしいです。

アルコールに対しての規制がとても厳しいアメリカでは、(マサチューセッツ州はそうでもないほうだと思いますが)、場合によっては、バーで飲むときもIDをみせて年齢を確かめられます。私なんてどうみても、未成年に見えるはずはないのですが。。。

ボストングローブ紙 10月18日

この一年のボストンビール社のヒット商品, それは ビールではない。アングリーオーチャードサイダーだ。去年、発売されて以来ハードサイダーのなかでは全米で一番人気になり、小さいながらも急成長しているハードサイダー市場の40%を占めるに至っている。ハードサイダーは約1000億ドルのアメリカビール市場のうちで1%にもみたない、ニッチな市場である。しかし、あるアナリストは何年か後にはこれが 3%くらいになると想定している。ハードサイダーの生産量は2011年から2012年に60%も増えている。この急成長がビール産業の主要会社を引きつけている。

世界最大のビールメーカーアンハイザー・ブッシュは5月にサイダーシリーズをだしたし、米国第2位のミラークアーズは去年、カリフォリニアにある、クリスピンハードサイダーを買収した。ビール産業のアナリストのTomas Mullarkeyは ”世界の大きなビールメーカーは新しい飲み物にとりかかって、他の顧客層を取得しようとしています。”

アングリーオーチャードのりんごはイタリアのサウスチロル地方のものである。長い日照時間と、強い日差し、涼しい夜をすごしたリンゴはアメリカのリンゴとは違う酸味がある。そのリンゴは何世紀ものあいだサイダーの為のリンゴを栽培してきた果樹園があるフランスのノルマンディー地方やブリタニー地方のリンゴと一緒にされる。味と同じくらい大切なのは名前と、梱包、広告やラベルである。

アングリーオーチャードは数種類のサイダーをだしている。トラディショナルドライはイギリスのサイダーのようである。一番人気のクリスプアップルバラエティーはもっとフルーティーで甘く ワインのソーヴィ二ヨンブランのようだ。季節のシリーズである、サマーエルダーフラワーもとても人気がある。

ビールは主に男性の顧客向け多いが、アングリーオーチャードの顧客の半分は女性である。2015年までにアングリーオーチャードサイダーの売り上げはボストンビール社の売り上げの20%にまでなるだろうと予測されている。

ボストン ラーメン事情 店が本当に売るものは…

外国にでると、本当に日本の食文化は豊富で日本人は食べるの大好き、だと感じるのですが、10月16日付けの 別冊 ボストングローブGでは、ボストンのラーメンやさん特集をしていました。自分は紹介されたうちの2軒くらいしかしらなかったのですが、7軒ほどがボストンのおいしいラーメン屋さんとして紹介されています。ここにのらないような、レベルのものもいれると、相当数のラーメン屋が存在していることになります。

そのなかでも こちらのメディアにもよくでてくるのが  ”Yume wo katare”(夢を語れ)という店です。この次郎系豚骨ラーメン店は去年の10月にケンブリッジにオープンして以来、何度もこちらのメディアにも登場しています。大きな、チャーシューが入って、12〜14ドルとラーメンの値段としては他の店と比べても高く、しかもアメリカ人にとっては覚えにくい日本語の店名、店のメニューも基本1種類、夕方からしか開かない。
この店がなぜ、そんなに人気があるのでしょうか。

それがすごく特別美味しいからという理由よりも、夢を追いかけてる人たちが沢山いるボストンという町で、彼らを応援するような、仕組みがあるからだと思われます。
それは、自分の夢をかいて、店の壁にかけてもらえる、ということです。夢をかいて額にいれて、小さい額を1ヶ月間壁にかけると10ドル、大きな額では3ヶ月かけて、30ドルするそうです。
店に来る度に自分の夢を思い出す。そうなったらいいな、ではなくもうかなったように、書く事で、もうすでに実現したと、自分に思わせる。(よく言う、成功哲学です)
めげることがあっても、それをみる事で、書いたときの自分を思い出すでしょうし、自分だけでなく、まわりにも沢山がんばっている人がいるのをみて、またがんばろうという気になるのでしょう。

店が売るものは、ラーメンだけではなく、その他の体験がこの店に人を引きつける理由だと思います。
先日書いた、
 クラウドファンディングであなたもレストランのオーナーに 

でも、あったように、自分一人の店という、意識より 沢山の人と気持ちを共有できる店作り というのが、これからの店作りの成功のポイントになりそうです。

これから、ボストンはだんだん寒い時期に入ります。店に入る前に外で並ぶのも厳しくなるので、早いうちにいったほうがいいですね。

大人の社会科見学  マスチャレンジ

大人の社会科見学ということで 
マスチャレンジMassChallengeにいってきました。これは私が手伝っている、スイスの大学の同窓会が企画したツアーなのですが、たまたま、同窓生にマスチャレンジのスタッフがいたので、より詳しく話をきくことがができました。

マスチャレンジ -MassChallenge- 

は、世界で最大の起業家をサポートするNGOのインキュベーターでオフィススペースを新興企業もしくは、アイデアはあるけれどどうやってそれを実現したらいいかわからない人達にかして、4ヶ月の研修期間に起業をサポートします。NGOなので資金はスポンサー、例えばマサチューセッツ市、フィデリティー、マイクロソフト、アメリカンエアライン、等多数の会社が出資をしています。マスチャレンジは世界中からだれでも申し込みができ、選ばれると、4ヶ月間に

1 ボストンにあるオフィススペースとwifiを無料で使用できる

2 起業にあたっての、資金調達の仕方や、プレゼンテーションの仕方、等を各分野のスペシャリストから教えてもらえる

3 ベンチャーキャピタルを紹介してもらえる

4 それぞれにあったメンターから指導、アドバイスをうけられる

5 4ヶ月後にコンペティションがあり賞金総額100万ドル(+他のスポンサーからの賞金)を受け取るチャンスがある

そして、選ばれた数社は更に1年間、オフィスを借り続けることができます。
2010年にマスチャレンジが始まった時は200社程度の申し込みだったのに、今年は1000社以上が申し込んでそのうち現在は128社が、研修を受けています。分野は、ハイテク関連から食の分野まで様々なものがあります。

選考はマスチャレンジに協力している、各業界の専門家がします。すでにビジネスとして、成り立っている会社もあれば、ビジョンのみでまだ何も形になっていない会社(?)、数人のチームもあれば、一人で参加の人もいます。要するに、実際に数字をあげていなくても、人を引きつけられる、ビジョンであれば夢にチャンスをくれるというわけです! 中には途中で、マスチャレンジで知り合った他の会社のメンバーと仲良くなり、そっちに移動とか、2つの会社が一つになったりとかもあるそうです。

賞金をかけたコンペティションに勝つために必要な条件は何かをきくと、3回のピッチ(プレゼンテーション)できまる、とのこと。いくら数字をあげたとかは関係ないそうで、ようするに、どれだけ、人の心をつかめたか、にかかるってこと。。。売り上げゼロでもOK! みなさんにもチャンスがあるということです!さすがプレゼンテーション大国アメリカです。

ただ、やはり成功率というものを考えてみると、ビジョンだけで他は何もない、何もわからない状態から参加するよりもある程度動いている状態の会社のほうがより学びが濃くなり、賞金を獲得するチャンスも高い、というのは事実らしいです。たとえば、今の自分たちの状態にはどんなメンターが必要かとか、どの分野に進出するのが適しているとかの方向性のようなものはある程度、事業を展開してくるとはっきりしてきます。そうなってからのほうが、ここの研修の効果はあがるということです。

マスチャレンジの外国進出もすすんでいますが、支店のような形にするのはなかなか難しいと思われます。
これは他の国ではアメリカほど、資金調達の方法が多様ではないこと、失敗しても何度でもトライできるような、カルチャーがないこと等があげられます。

10月30日には賞金をかけた26社、最後のピッチがみれます。
お近くにもいれば見に来るのもおもしろいでしょう。

もし、英語で書類をだす、もしくはプレゼンする自信がないという方、こちらへどうぞ。

大人の英語勉強法

突然現れた私達の為に、1分間で自分の会社(不動産IT)のピッチをしてくれました。

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窓から見える海は大西洋!この事務所はどこからでも、海、やボストンの町の景色、飛行場が見渡せる素敵な所です!

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