Disciplined Entrepreneurship-起業の法則(6.競争力のある位置にいるかを確認する)

Bill Aulet 著 Disciplined Entrepreneurship-起業の法則 (意訳)

Step 11  競争力のある地位にいるかを確認する

御社の商品はターゲットのペルソナにとって重要な2つの条件をみたしているでしょうか?
ベルソナが重要だと思っていることを、競合他社の製品は満たしているのでしょうか?
御社が選んだ市場は御社の強みとペルソナが重要だとおもっていることとマッチしているでしょうか?

チャートを作って自分たちが競争力のある位置にいるのか確認しましょう。
チャートの横軸には顧客が一番重要だと思う事を、縦軸には顧客が2番目に大事だと思う事を設定します。
横軸左側(0に近い方)は顧客にとってよくない状況、右側はいい状況、
縦軸下(0に近い方)は顧客にとってよくない状況、上はいい状況です。そのチャート上に自分たちの位置を示してください。
そして 御社のポジションが右側上にいることを確認してください。
競争力のあるポジションというのは、御社の強みとペルソナが大事だと考えていることとが、マッチしています。もし、右上にいない場合は、商品を再評価したほうがいいでしょう。

Disciplined Entrepreneurship-起業の法則(5.次の10の顧客を決める.強みをみつける.)

Bill Aulet 著 Disciplined Entrepreneurship-起業の法則 (意訳)

Step 9  次の10の顧客を決める

一つのペルソナ(人物像)だけにフォーカスしてしまうと、ビジネスがあまりに特殊になってしまう危険があるので、他に製品を購入してくれる可能性がある、ステップ5で設定したペルソナ に似た顧客グループを更に10 みつけましょう。
そして、それぞれに一次市場調査をし、ステップ6でやったように商品のライフサイクルを調べ、ステップ8でみた バリュープロポジションを計算します。このプロセスをふむことで、このビジネスが成功するという自信がつくはずです。この10の顧客グループに実際、インタビューしてみて、仮定想定を検証してみるのです。たとえ、否定的なリアクションがきたとしてもそれは逆に、その顧客はあなたが解決しようとしている問題に興味があるということなのです。

この本にある24のステップをふむことの目的は、全てのステップで100%のできを達成することではなく、仮説を検証して、可能性のある顧客のことをもっと知ることにあります。もし、色々やってみても10の顧客がみつからない場合、ペルソナを変えるか、ターゲットとしている市場そのものを変える必要があるかもしれません。

Step 10  強みをみつける

あなたの会社の強みを説明してください。それは他の会社が簡単に真似する事ができないことです。例えば、ネットワーク力かもしれませんし、カスターマーサービス、値段、もしくはユーザーエクスペリエンスかもしれません。強みはそんなに簡単に変えることはできません。強みをみつけるということは知的財産をみつけることではありません、パテントは必ずしも、ビジネスの成功を保証はしません。

強み というのは 競争力のある地位 というものとも違います。あなたの顧客はその強みが理由で必ずしも商品を買うわけではありません。会社の強みが顧客にとってなんらかの利益をもたらし、それが 顧客の価値となり、そのためによりいい競争的な地位にたてるということであり、強みとはあなたの会社がどう他の会社とは違うか、ということなのです。

市場に一番に踊りでても強みにはなりませんし、サプライヤーと特別な契約をしていたとしてもそれも強みとはいえません。

Disciplined Entrepreneurship-起業の法則(4.商品のライフサイクル、高仕様の商品)

Bill Aulet 著 Disciplined Entrepreneurship-起業の法則 (意訳)

Step 6 商品のライフサイクルについて

どうしてその顧客は商品を購入するのか
どうやってこの商品を見つけるのか
どのようにその商品を使うのか
どうような支払い方法でどうやって購入するか
どのように商品に関するサポートをもらうのか
その商品を買うことでどんな得があるのか
どうやってほかの人に勧めたり、もしくはクレーム、文句をいうのか。
これを分析することで、次にいつその商品を買うか

1次市場調査のデータを使って以上の点について調べてみましょう。
商品のライフサイクルを調べると顧客のバリューチェーンの中に商品がどのように組み込まれていくかがわかります。

Step 7 高仕様の商品

高仕様の商品を作ってください、といっても実際に商品を作る訳ではなく、(コストがかかりすぎます!)高仕様にきめた商品をグラフィックに落とし込んでパンフレットを作るのです。顧客がなぜその商品が必要なのか、どんなメリットがあるのかを明記します。

Step 8 バリュープロポジションの数値化

あなたの製品が顧客にとってどのような利益をもたらすのかを数字で表してみましょう。簡単にすると、利益は大きく3つに分類されます、よりよい、より早い、より安い。
step 6で顧客がどのように製品を使うのかがわかったので、そのターゲット層の人物像が一番優先していることにフォーカスします。(例えば時間とか、価格)そして、その一番大事なことが、あなたの製品を使うことで、どのくらい得するのかを実際の数字で表すのです。

MassChallenge(マスチャレンジ)の引越し

9月20日付けのボストンの新聞、Boston Globeによる と、MassChallenge(マスチャレンジ)が来年夏に引越しをすることがきまりました。といっても、近所のウォターフロントのボストンデザインセンターに移動です。マスチャレンジというのはボストンのスタートアップシーンを代表する企業なのですが、新しいオフィスは25000平方(約2300平米)を

5年間ただで借りる

そうです。その賃料はどこで得らるかというと、ビルのオーナーによると他の会社からの配当金をあてるとのことです。マスチャレンジはすばらしいアイデアが誕生するところであり、現在128のスタートアップの会社がマスチャレンジのオフィススペースをかりて、4ヶ月間専門家やメンターのサポートを得たり、投資家に接触したりしています。このコンペティションは4年目になりますが、10月30日に行なわれる受賞式にもらえる

1.5億円相当の賞金をめぐって

日々戦いが行なわれています。マスチャレンジは今までに、361の企業と仕事をし362億円相当の資金を調達し、2900人の雇用を生んでいます。マスチャレンジでの4が月の滞在が終ったあとは、たくさんの会社がボストンに残っています。

以上はボストングローブ紙の記事からの要約ですが、Masschallegeというのは世界中のスタートアップがここで、ビジネス、起業について学びます。上記にあるように、賃料ただのオフィスで,プレゼンテーションの練習をしたり、資金調達について学んだり、実際をビジネスをしながら、学んでいくというプログラムです。マスチャレンジがすごいのはこれは

NGO

だということ、個人が立ち上げたNGOがここまで資金を集められて、ボストンのスタートアップカルチャーを牽引する企業になっているということです。今いるオフィスもワンフロア全部でどこからも、違った角度のボストンの景色がみられるすばらしいところです。大西洋も、緑も両方みえるところは以前働いていた横浜のランドマークタワーの景色を思い出させます。マスチャレンジについては今後もう少し、詳しい内容で紹介するつもりです。

Disciplined Entrepreneurship-起業の法則 (3.市場の大きさをはかり,ペルソナを設定する)

Bill Aulet 著 Disciplined Entrepreneurship-起業の法則 (意訳)

Step 4 市場の大きさを測る

市場の大きさ(Total addressable market=TAM)はもしその市場を100%占有した場合にそこから得られる年間収入で決まります。

エンドユーザー人数×その人達がその商品(サービス)に年間に支払う金額 = TAM


となります。
エンドユーザーの人数は一次市場調査からボトムアップ方式で数えてください。例えば、顧客リスト等からユーザーの頭数がはっきりした数字をとります。
次にそのエンドユーザーがどのくらいの金額を今までに似たような商品に(サービス)に支払ったのか、あなたの商品がユーザーにとってどのくらいの価値があるのか、を調べます。

上記の数字から割り出したTAMが500万ドルより(5億円相当)より少ないようであれば、その市場は小さいといえます。なぜなら、大抵の場合、市場は考えているよりも実際は小さいからです。通常TAMは
20億円~100億円相当がいいです。5億円相当の市場でも、確実迅速に市場に入り、商品の利益率のいいもので、人件費がかからないのであれば可能でしょう。

Step 5  どんな人がその市場にいるのか —ペルソナの設定—-

ペルソナは設定した市場において顧客になるであろうと想定される代表的な人物像になります。しかし、この人物は想像上の人ではなく実在する人であるべきです。そしてこの人のために商品を作るようにしてみてください。人物像を設定するときはチームの主要メンバーを巻き込んで行なってください。その人の、写真、仕事、趣向、年収、好きなブランド、ライフスタイル、性格、精神性、購買行動プロセス等事細かに明らかにしていきます。そして実際にその人にインタビューすることで、調査と実態の差をうめていきます。
ターゲットとしている市場が2つある場合、ペルソナが2人いるということも考えられます。