Disciplined Entrepreneurship-起業の法則(4.商品のライフサイクル、高仕様の商品)

Bill Aulet 著 Disciplined Entrepreneurship-起業の法則 (意訳)

Step 6 商品のライフサイクルについて

どうしてその顧客は商品を購入するのか
どうやってこの商品を見つけるのか
どのようにその商品を使うのか
どうような支払い方法でどうやって購入するか
どのように商品に関するサポートをもらうのか
その商品を買うことでどんな得があるのか
どうやってほかの人に勧めたり、もしくはクレーム、文句をいうのか。
これを分析することで、次にいつその商品を買うか

1次市場調査のデータを使って以上の点について調べてみましょう。
商品のライフサイクルを調べると顧客のバリューチェーンの中に商品がどのように組み込まれていくかがわかります。

Step 7 高仕様の商品

高仕様の商品を作ってください、といっても実際に商品を作る訳ではなく、(コストがかかりすぎます!)高仕様にきめた商品をグラフィックに落とし込んでパンフレットを作るのです。顧客がなぜその商品が必要なのか、どんなメリットがあるのかを明記します。

Step 8 バリュープロポジションの数値化

あなたの製品が顧客にとってどのような利益をもたらすのかを数字で表してみましょう。簡単にすると、利益は大きく3つに分類されます、よりよい、より早い、より安い。
step 6で顧客がどのように製品を使うのかがわかったので、そのターゲット層の人物像が一番優先していることにフォーカスします。(例えば時間とか、価格)そして、その一番大事なことが、あなたの製品を使うことで、どのくらい得するのかを実際の数字で表すのです。

資金を集めるのは事業を成功させるよりは簡単            

9月22日付けのボストングローブ紙に、興味深い記事がのってます。

スタートアップ ストーリー、始めるのは簡単だが、構築するのは大変

記事の要約
2011年の2月23日はBrian Krejcarek(以下ブライアン)にとってアントレプレナー誰もが夢見る日であった。サンフランシスコの”Launch”(ラウンチ)と呼ばれる会議で投資家やその他観衆の前で自分の製品のプレゼンをする機会に恵まれたのだ。当時、彼はケンブリッジイノベーションセンターで寝泊まりする日々を過ごしていた。彼は全ての金を彼のスタートアップである、”GreenGoose”に投入していた。GreenGooseが提供する製品は高額でないワイヤレスのセンサーでどんなものにも装着でき、例えば自転車や子供の歯ブラシに、そしてどれだけの頻度でそのものが使われているかを調べることができるものだ。彼は子供も大人も例えば歯を磨いたりすることでポイントを集めることができ、モチベーションがあがると、提案していた。
このイベントで彼がステージを去る前に2人の投資家がすぐに1000万円ほどの投資を申し出、その日賞も受賞し、とうとう、1億円以上の資金を集めた。

今日、”GreenGoose”は倒産し、ブライアンには800万円ほどの借金が残っている。ブライアンは、2010年にポートランドで会社を起こしたが、資金を得られなかった。そこで東に移動し、プロビデンスのアントレプレナーの促進プログラムを受講し、そこで、投資家へのコネを得る。その後、ケンブリッジのイノベーションセンターに引っ越した。結局、”GreenGoose”には25の投資家が投資をした。グーグルのエグゼクティブであり、投資家のドン・ドッチによると、”このようなエンジェル投資家は基本的に1本250万円の宝くじを買うようなもの。10枚チケット買えば、1枚はあたるでしょう”、といっている。ブライアンは会社を設立した後、サンフランシスコに移住したが、定着しない従業員のことで悩まされる。“Brush Monkey”という製品は去年の夏に49ドルで発売されるが、技術上の問題も抱え、強力な販売ルートの構築もできなかったために、数百個しか売れなかった。投資家からも見放されてしまう。
現在ブライアンはポートランドに戻り、他の会社のコンサルティングをしながら、次のプロジェクトの立ち上げをしている。”僕は何かを作っていく事が好きなのです、それをやめる気はありません” 

Launch Capital 社の分析によると、アメリカ、ヨーロッパでは2013年には去年の倍の起業資金が流入している。でも、追加資金となると難しい。ということは、沢山の企業がGreenGooseのような道をたどるだろうということだ。前述のドッチ曰く、”これがスタートアップビジネスであり、その現実は大抵の企業が失敗をするということだ”。

ここまでが新聞の記事の要約になります。
これを読んでみると先日のピッチイベントでのベンチャーキャピタル会社の勝率40%というのが、いかに確率が高いかということがわかりますね。

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ご回答をありがとうございました。 ✨

MassChallenge(マスチャレンジ)の引越し

9月20日付けのボストンの新聞、Boston Globeによる と、MassChallenge(マスチャレンジ)が来年夏に引越しをすることがきまりました。といっても、近所のウォターフロントのボストンデザインセンターに移動です。マスチャレンジというのはボストンのスタートアップシーンを代表する企業なのですが、新しいオフィスは25000平方(約2300平米)を

5年間ただで借りる

そうです。その賃料はどこで得らるかというと、ビルのオーナーによると他の会社からの配当金をあてるとのことです。マスチャレンジはすばらしいアイデアが誕生するところであり、現在128のスタートアップの会社がマスチャレンジのオフィススペースをかりて、4ヶ月間専門家やメンターのサポートを得たり、投資家に接触したりしています。このコンペティションは4年目になりますが、10月30日に行なわれる受賞式にもらえる

1.5億円相当の賞金をめぐって

日々戦いが行なわれています。マスチャレンジは今までに、361の企業と仕事をし362億円相当の資金を調達し、2900人の雇用を生んでいます。マスチャレンジでの4が月の滞在が終ったあとは、たくさんの会社がボストンに残っています。

以上はボストングローブ紙の記事からの要約ですが、Masschallegeというのは世界中のスタートアップがここで、ビジネス、起業について学びます。上記にあるように、賃料ただのオフィスで,プレゼンテーションの練習をしたり、資金調達について学んだり、実際をビジネスをしながら、学んでいくというプログラムです。マスチャレンジがすごいのはこれは

NGO

だということ、個人が立ち上げたNGOがここまで資金を集められて、ボストンのスタートアップカルチャーを牽引する企業になっているということです。今いるオフィスもワンフロア全部でどこからも、違った角度のボストンの景色がみられるすばらしいところです。大西洋も、緑も両方みえるところは以前働いていた横浜のランドマークタワーの景色を思い出させます。マスチャレンジについては今後もう少し、詳しい内容で紹介するつもりです。

Disciplined Entrepreneurship-起業の法則 (3.市場の大きさをはかり,ペルソナを設定する)

Bill Aulet 著 Disciplined Entrepreneurship-起業の法則 (意訳)

Step 4 市場の大きさを測る

市場の大きさ(Total addressable market=TAM)はもしその市場を100%占有した場合にそこから得られる年間収入で決まります。

エンドユーザー人数×その人達がその商品(サービス)に年間に支払う金額 = TAM


となります。
エンドユーザーの人数は一次市場調査からボトムアップ方式で数えてください。例えば、顧客リスト等からユーザーの頭数がはっきりした数字をとります。
次にそのエンドユーザーがどのくらいの金額を今までに似たような商品に(サービス)に支払ったのか、あなたの商品がユーザーにとってどのくらいの価値があるのか、を調べます。

上記の数字から割り出したTAMが500万ドルより(5億円相当)より少ないようであれば、その市場は小さいといえます。なぜなら、大抵の場合、市場は考えているよりも実際は小さいからです。通常TAMは
20億円~100億円相当がいいです。5億円相当の市場でも、確実迅速に市場に入り、商品の利益率のいいもので、人件費がかからないのであれば可能でしょう。

Step 5  どんな人がその市場にいるのか —ペルソナの設定—-

ペルソナは設定した市場において顧客になるであろうと想定される代表的な人物像になります。しかし、この人物は想像上の人ではなく実在する人であるべきです。そしてこの人のために商品を作るようにしてみてください。人物像を設定するときはチームの主要メンバーを巻き込んで行なってください。その人の、写真、仕事、趣向、年収、好きなブランド、ライフスタイル、性格、精神性、購買行動プロセス等事細かに明らかにしていきます。そして実際にその人にインタビューすることで、調査と実態の差をうめていきます。
ターゲットとしている市場が2つある場合、ペルソナが2人いるということも考えられます。

Disciplined Entrepreneurship-起業の法則 (2.出発点になる市場を選びエンドユーザーの人物像を作る)

Bill Aulet 著 Disciplined Entrepreneurship-起業の法則 (意訳)

Step2 出発点になる市場を選ぶ

ステップ1で絞り込んだ市場の中から1つだけ選びます。そのとき注意するのはステップ1での市場の細分化の仕方の時と同じ点です。
いくら大きな市場がよさそうに思えても大きな市場はさけてください。そして、さらにその市場を細分化してください。なるべく小さいほうがいいのです。
そしてその選ばれた市場は以下の条件を満たしているでしょうか。

1 その市場の顧客は皆似たような商品を買う
2 その市場の顧客は皆似たような、販売のサイクルがあり、同じようなサイクルで、あなたのセールスチームは次々と他の顧客にセールスできる
3 市場の中の顧客同士が話す機会がある

Step3 最終的にその商品を買う、または使う消費者の人物像を作る

エンドユーザーはどんな人でしょうか。
例えばこんな質問を考えてください。性、年齢、年収、住んでいるエリア、趣味、憧れの人、好きなレストラン、休暇はどこですごすか等、ライフスタイル全般
この人物のような人があなたのチームにいれば理想的です。