ボストンビール会社が販売する、ビールではないヒット商品

サミュエル・アダムズ (ビール)はボストンビール社のビールブランドで、アメリカ最大の地ビールとして人気があります。
そのボストンビール社が発売したハードサイーダー(アルコール分が0.15%を超えるサイダー)の人気がでているという話がボストングローブの10月18日の記事にありました。個人的にはあまり、アルコールがのめないので、ビアホールにいって見た目はビールのようだけど、実はリンゴのサイダーというは女性にとっては、とてもうれしいです。

アルコールに対しての規制がとても厳しいアメリカでは、(マサチューセッツ州はそうでもないほうだと思いますが)、場合によっては、バーで飲むときもIDをみせて年齢を確かめられます。私なんてどうみても、未成年に見えるはずはないのですが。。。

ボストングローブ紙 10月18日

この一年のボストンビール社のヒット商品, それは ビールではない。アングリーオーチャードサイダーだ。去年、発売されて以来ハードサイダーのなかでは全米で一番人気になり、小さいながらも急成長しているハードサイダー市場の40%を占めるに至っている。ハードサイダーは約1000億ドルのアメリカビール市場のうちで1%にもみたない、ニッチな市場である。しかし、あるアナリストは何年か後にはこれが 3%くらいになると想定している。ハードサイダーの生産量は2011年から2012年に60%も増えている。この急成長がビール産業の主要会社を引きつけている。

世界最大のビールメーカーアンハイザー・ブッシュは5月にサイダーシリーズをだしたし、米国第2位のミラークアーズは去年、カリフォリニアにある、クリスピンハードサイダーを買収した。ビール産業のアナリストのTomas Mullarkeyは ”世界の大きなビールメーカーは新しい飲み物にとりかかって、他の顧客層を取得しようとしています。”

アングリーオーチャードのりんごはイタリアのサウスチロル地方のものである。長い日照時間と、強い日差し、涼しい夜をすごしたリンゴはアメリカのリンゴとは違う酸味がある。そのリンゴは何世紀ものあいだサイダーの為のリンゴを栽培してきた果樹園があるフランスのノルマンディー地方やブリタニー地方のリンゴと一緒にされる。味と同じくらい大切なのは名前と、梱包、広告やラベルである。

アングリーオーチャードは数種類のサイダーをだしている。トラディショナルドライはイギリスのサイダーのようである。一番人気のクリスプアップルバラエティーはもっとフルーティーで甘く ワインのソーヴィ二ヨンブランのようだ。季節のシリーズである、サマーエルダーフラワーもとても人気がある。

ビールは主に男性の顧客向け多いが、アングリーオーチャードの顧客の半分は女性である。2015年までにアングリーオーチャードサイダーの売り上げはボストンビール社の売り上げの20%にまでなるだろうと予測されている。

Disciplined Entrepreneurship-起業の法則(8 商品を買ってくれる顧客を獲得するプロセス  )

Bill Aulet 著 Disciplined Entrepreneurship-起業の法則 (意訳)

Step 13  商品を買ってくれる顧客を獲得するプロセスマップを作る

商品を買ってくれる顧客を獲得するプロセスマップを作る際に知らなければならない必要な事は以下の点です。
• セールスのサイクルを知る
• 顧客を得るのに必要なコストを知る
• 隠れた障害を知る(予算や規制等)
• 顧客が実際に商品を買うまでのプロセスを投資家や、資金提供をしてくれる人に示せるようにする。

ステップ6でみた、商品のライフサイクルがベースになります。そしてそれぞれの要素をもっと掘り下げてみていく必要があります。

経験のある、起業家ならばこのマップはすぐ作れますが、もし初めての経験ならば、ターゲットグループに詳しい人をみつけたほうがいいでしょう。
特に政府や公の機関の規制がある場合は多大な影響が考えられるので気をつけること。

ボストン ラーメン事情 店が本当に売るものは…

外国にでると、本当に日本の食文化は豊富で日本人は食べるの大好き、だと感じるのですが、10月16日付けの 別冊 ボストングローブGでは、ボストンのラーメンやさん特集をしていました。自分は紹介されたうちの2軒くらいしかしらなかったのですが、7軒ほどがボストンのおいしいラーメン屋さんとして紹介されています。ここにのらないような、レベルのものもいれると、相当数のラーメン屋が存在していることになります。

そのなかでも こちらのメディアにもよくでてくるのが  ”Yume wo katare”(夢を語れ)という店です。この次郎系豚骨ラーメン店は去年の10月にケンブリッジにオープンして以来、何度もこちらのメディアにも登場しています。大きな、チャーシューが入って、12〜14ドルとラーメンの値段としては他の店と比べても高く、しかもアメリカ人にとっては覚えにくい日本語の店名、店のメニューも基本1種類、夕方からしか開かない。
この店がなぜ、そんなに人気があるのでしょうか。

それがすごく特別美味しいからという理由よりも、夢を追いかけてる人たちが沢山いるボストンという町で、彼らを応援するような、仕組みがあるからだと思われます。
それは、自分の夢をかいて、店の壁にかけてもらえる、ということです。夢をかいて額にいれて、小さい額を1ヶ月間壁にかけると10ドル、大きな額では3ヶ月かけて、30ドルするそうです。
店に来る度に自分の夢を思い出す。そうなったらいいな、ではなくもうかなったように、書く事で、もうすでに実現したと、自分に思わせる。(よく言う、成功哲学です)
めげることがあっても、それをみる事で、書いたときの自分を思い出すでしょうし、自分だけでなく、まわりにも沢山がんばっている人がいるのをみて、またがんばろうという気になるのでしょう。

店が売るものは、ラーメンだけではなく、その他の体験がこの店に人を引きつける理由だと思います。
先日書いた、
 クラウドファンディングであなたもレストランのオーナーに 

でも、あったように、自分一人の店という、意識より 沢山の人と気持ちを共有できる店作り というのが、これからの店作りの成功のポイントになりそうです。

これから、ボストンはだんだん寒い時期に入ります。店に入る前に外で並ぶのも厳しくなるので、早いうちにいったほうがいいですね。

Disciplined Entrepreneurship-起業の法則(7 誰が商品を買うことをきめるのか?  )

Bill Aulet 著 Disciplined Entrepreneurship-起業の法則 (意訳)

Step 12 誰があなたの商品を買うことをきめるのか?

B2Bビジネスにおいては購買決定のプロセスにはたくさんの人が関わりますが B2Cビジネスの場合は少ない人がたくさんの役割を担います。

主要な役割を担うもの

・ チャンピオン 
最終消費者ではありませんが、この人が顧客にその商品を買わせる人です。

・ エンドユーザー
この人は実際商品を使う人です。エンドユーザーはよく商品の購入において重要な役割を担うのでこの人がチャンピオンだといいのですが。

・ 一次購買者
一番初めに意思決定をする人で、他の人は商品を買うかどうかを決めるにあたり、この人にならいます。 大抵の場合、この人が予算をにぎっています。この人がチャンピオンかエンドユーザーの場合もあります。

補足的な役割を担うもの

・ 1次的、もしくは2次的に影響をあたえる人
この人たちには経験がありチャンピオンやエンドユーザーを含む、他の意思決定者に影響をあたえることがあります。

・ 拒否権をもつもの
この人はどんな理由であろうと購買を拒否する権利をもっています。B2Bビジネスの場合では、役職の高い人にみられます。
普通の消費者市場においては個人は拒否権を大抵はもっていません。例えば、住宅所有者組合や町や地域が拒否権を発動する場合があります。会社の場合、IT部門がコンピューターのハードやソフトが規格にあわないといって、拒否することもあります

・ 購買部
この部門は購買のロジステックについて扱います。この部門は購買の意思決定がなされたあとでも、値段をさげるようにいってくることがあります。

このステップでは まだテストモードなので実際に顧客に誰が購買決定権をもっているかをきいてみましょう。例えば、誰が一番影響力があるのか、どこから資金がくるのか、利害関係者はだれなのか等。

情報が集まったら、表にしてみましょう。そして設定したペルソナとステップ9で決めた予想される顧客に見せて、フィードバックをもらうのです。

大人の社会科見学  マスチャレンジ

大人の社会科見学ということで 
マスチャレンジMassChallengeにいってきました。これは私が手伝っている、スイスの大学の同窓会が企画したツアーなのですが、たまたま、同窓生にマスチャレンジのスタッフがいたので、より詳しく話をきくことがができました。

マスチャレンジ -MassChallenge- 

は、世界で最大の起業家をサポートするNGOのインキュベーターでオフィススペースを新興企業もしくは、アイデアはあるけれどどうやってそれを実現したらいいかわからない人達にかして、4ヶ月の研修期間に起業をサポートします。NGOなので資金はスポンサー、例えばマサチューセッツ市、フィデリティー、マイクロソフト、アメリカンエアライン、等多数の会社が出資をしています。マスチャレンジは世界中からだれでも申し込みができ、選ばれると、4ヶ月間に

1 ボストンにあるオフィススペースとwifiを無料で使用できる

2 起業にあたっての、資金調達の仕方や、プレゼンテーションの仕方、等を各分野のスペシャリストから教えてもらえる

3 ベンチャーキャピタルを紹介してもらえる

4 それぞれにあったメンターから指導、アドバイスをうけられる

5 4ヶ月後にコンペティションがあり賞金総額100万ドル(+他のスポンサーからの賞金)を受け取るチャンスがある

そして、選ばれた数社は更に1年間、オフィスを借り続けることができます。
2010年にマスチャレンジが始まった時は200社程度の申し込みだったのに、今年は1000社以上が申し込んでそのうち現在は128社が、研修を受けています。分野は、ハイテク関連から食の分野まで様々なものがあります。

選考はマスチャレンジに協力している、各業界の専門家がします。すでにビジネスとして、成り立っている会社もあれば、ビジョンのみでまだ何も形になっていない会社(?)、数人のチームもあれば、一人で参加の人もいます。要するに、実際に数字をあげていなくても、人を引きつけられる、ビジョンであれば夢にチャンスをくれるというわけです! 中には途中で、マスチャレンジで知り合った他の会社のメンバーと仲良くなり、そっちに移動とか、2つの会社が一つになったりとかもあるそうです。

賞金をかけたコンペティションに勝つために必要な条件は何かをきくと、3回のピッチ(プレゼンテーション)できまる、とのこと。いくら数字をあげたとかは関係ないそうで、ようするに、どれだけ、人の心をつかめたか、にかかるってこと。。。売り上げゼロでもOK! みなさんにもチャンスがあるということです!さすがプレゼンテーション大国アメリカです。

ただ、やはり成功率というものを考えてみると、ビジョンだけで他は何もない、何もわからない状態から参加するよりもある程度動いている状態の会社のほうがより学びが濃くなり、賞金を獲得するチャンスも高い、というのは事実らしいです。たとえば、今の自分たちの状態にはどんなメンターが必要かとか、どの分野に進出するのが適しているとかの方向性のようなものはある程度、事業を展開してくるとはっきりしてきます。そうなってからのほうが、ここの研修の効果はあがるということです。

マスチャレンジの外国進出もすすんでいますが、支店のような形にするのはなかなか難しいと思われます。
これは他の国ではアメリカほど、資金調達の方法が多様ではないこと、失敗しても何度でもトライできるような、カルチャーがないこと等があげられます。

10月30日には賞金をかけた26社、最後のピッチがみれます。
お近くにもいれば見に来るのもおもしろいでしょう。

もし、英語で書類をだす、もしくはプレゼンする自信がないという方、こちらへどうぞ。

大人の英語勉強法

突然現れた私達の為に、1分間で自分の会社(不動産IT)のピッチをしてくれました。

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窓から見える海は大西洋!この事務所はどこからでも、海、やボストンの町の景色、飛行場が見渡せる素敵な所です!

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