中学校での教育にiPadはどれだけ大切?

マサチューセッツ州にあるMedfield中学校で 8年生(中学2年生)が新学期に購入する、備品リストの中に iPadを入れたという話です。一部の父兄や、教育者からはiPadのような、高額な電子機器は学校で使うものなので、学校の費用で用意すべきであるという、異論がでているとのことです。

中学校のレベルでは、テクノロジー教育はどのくらい必要なのでしょうか?

ボストングローブ紙 11月3日

新学期が始まる前に、ノートある? 鉛筆もった? もしMedfield中学の8年生ならiPad を忘れないでね。

去年試験的に、iPad を使った授業を取り入れ、評判がとてもよかったが、全員がテクノロジーにアクセスする為の予算が学校にはなかったことから、学校側が親にiPad の購入を打診した。テクノロジーが学生にとってスポーツシューズやリュックサックと同じように取り入れられる時代になり、このような高価な電子機器が学校の備品として、教科書のように配られるべきなのか、それとも家庭側が用意するべきなのか、の疑問があがる。校長先生によると、”父兄達に、このことを話すと、父兄達は圧倒的に支持することを表明してくれたのです。” 

Wellesley(ボストン市郊外)においても、5年生が授業に使う為に、iPadの購入が検討されたが、結局 学校側のファンドから支払われる事になった。州のガイドラインではこれらの電子機器は数年にわたり使われるべきものなので、学校側が用意するべきといっているが、でもガイドラインでは学生にこれらの機器を買う事を奨励してもいいとある。しかし、経済的に購入が難しい家庭もあるのでその子供たちには学校側で去年試験的に用意したiPadを使っていいことになった。州政府の小学校と中学校を管轄している委員によると、”マサチューセッツにある他の学校が家庭でiPadを買うようにいったかどうかは知りませんが、州としては革新的なことを押さえ込む気はありませんが、子供たちが公正で、また平等に機会を与えられるべきであると思っています。”

Medfield中学の学校連盟のボードメンバーで6年生と8年生の子供がいるKimさんは“私は、子供たちがiPadを毎日学校で使っている、ということに感心しているの。これはすばらしいものよ。学校の教材は全てiPadにあるの。これを使わない先生がいると、子供ががっかりするわ”

一方、数百ドルもするコンピューター機器を、学校で使う為に子供に与えるなんてクレイジーだ、と憤る6年生の父親もいる。“テクノロジーはものすごい勢いで変化していくんだ。ここ、1、2年でもっと新しいものがでてくるぞ”
今年買った機器は3年間は使う事になっているが、来年の8年生もまたiPadを買うのかどうかはまだ決まっていない。

先生としては、肯定的にとらえている。”IPad があることで、授業中にどんなことができるかを見る事ができるといういい点があります。”
Medfieldは比較的裕福なエリアで、親も学校や教育をサポートしてくれるという、恵まれた環境にある。

2000人の生徒のうち、800人がランチ代がただになったり、減額を申請しているFramingham高校の校長先生にしてみれば、自分は親にそんなことを訊こうなんて、思った事もないという。100人ほどの生徒は授業が始まる前に図書館が開くのをまって、そこでコンピュータを使おうとしている。学校は今年400台の高価ではないラップトップを買い子供達がもっとテクノロジーにアクセスできるように、取り組んでいる。

いくつかの学校では、学生個人所有の機械を学校に持ち込むようにいっている。そこでは、自分がもっている機械が、どの機種でもいいのでそれを使うようにしている。

全ての学生が iPadのように同じ機器を使う場合は、それらの機器は大抵、学校から支払われている。ある地区では、毎年決まった量の機械を買い替えしている。

Medfield中学校の校長先生は、“私達は多量の紙の消費や教科書の印刷代をおさえています。テクノロジーは高価な物というより, 実際普及していて文字通り、必要なものなのです。”

以上が意訳になります。

コンピュータ機器を使い始める時期の低年齢化というのをすごく感じますが、これだけ、スマートフォンや、ラップトップ、その他ITテクノロジーが発達してしまうと、それを止めることよりも、むしろそれとどうやってつきあっていくかという、ITリテラシーの問題がさけて通れない議論になってくると思います。そこで、困っているのはむしろ、ベテランの先生なのかもしれません。

現実高校レベルでは、宿題はインターネットがないとできない、教科書もオンラインで購読可能、提出物は当然 ワードで仕上げた文書、今はまだ選択の余地がある物もありますが、そのうち全てをオンラインでやる時期がくるのかなあ、という気がします。

ただ、なんでもテクノロジーで解決できるかといえば、そうともいえず、以前バイリンガルの子供に日本語を教えていた先生が、
”学校では絶対辞書(本)をひかせます。どうしてか わかりませんが、電子機器で言葉を調べている子供よりも、辞書をひいて言葉を調べてきた子供達のほうが、確実に日本語の能力がのびるのです。” とおっしゃっていました。

今の子供たちが親になる時代には、学校には手ぶらでいくようになってしまうのでしょうか。

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