ネスプレッソのようなカプセルからでてくるトルティーヤマシーンを作るFlatev

故郷の味、子供の頃から慣れ親しんだ味というのは、外国生活が長くなると恋しくなるものです。

メキシコからスイスにやってきたカルロスは、大学生の頃、朝、昼、晩と毎日食べていたおいしく安価なトルティーヤがなかなか手に入らず、困っていました。自分で作ったりもしてみましたが、時間も手間もかかるし、もっと簡単に手にはいらないものかと考えていました。そしてルームメートで機械のエンジニアである、ヨーナスとともに、1分ほどでできたてのトルティーヤができあがるという機械を作ります。

先日、この機械を作っている会社 Flatev を訪ねる機会があり試食をさせてもらいました。
コーヒーのNespressoのように、カプセルの中に必要な材料がミックスされてあり、(コーンミールはオーガニック)カプセルを機械にセットし、ボタンをおすだけで、1分ほどでできたてほかほかのトルティーヤが引き出しからでてきます。こんな簡単にできちゃうの?!という感じです。

このカプセルの中に材料が入っています。

このカプセルの中に材料が入っています。

これなら朝の忙しい時にも最適です。もちろんホームパーティーや、オフィスの休憩室においたりすればランチの時間にもみんなで使えていいですよね。

1分程度でほかほかのトルティーヤのできあがり!

1分程度でほかほかのトルティーヤのできあがり!

味はプレーンとシナモン。まずは、できたてのプレーンを何もつけずに、いただきます。
コーンの味がしっかりして、そのままでも十分いける!2枚目はシナモンのトルティーヤにヌテラをぬってバナナや木苺をのせます。うーん!これもおやつのようですが 朝ごはんにもいけそうですね。昼はプレーンにたっぷり野菜を挟んで、夜は肉や、チーズを挟んだりと、いろんなバリエーションが楽しめますよね。

この製品、グルテンアレルギーの人やベジタリアン、ビーガンの人でも問題なく食べられるということで、特にメキシコ人に向けたものというより、もっと大きい市場を対象にしています。

Flatevはマスチャレンジでも2013年のファイナリストに残り、現在はまだプロトタイプでこれから量産を目指していますがすでにいろんなところからの引き合いもきているそうです。

**興味がある方はご連絡ください。

バージョンアップしたハーバードビジネススクールのオンラインラーニング-HBX Live-

edXやcourseraのようにオンラインラーニングが増えているとはいえ、その修了書の認知度が低いためになかなか従来の大学の学位と同じというわけにはいかないのが現状ですが、それでも本来誰もがもっている学びたいという気持ちを満たすことは確実にできます。特に有名校の授業が遠隔地からうけれるとなれば、その魅力は一層増すでしょう。去年からはじまったハーバードビジネススクールのオンラインプログラムHBXがさらに改良されました。
http://hbx.hbs.edu/hbx-live

HBXはもともと学部生が会計学や経済分析、経済学の基礎を学ぶために開講されたプレMBAコースです。特に従来のコースはライブでないため、学生同士の討論や詳しいケーススタディーといったことが、難しいという難点がありました。多くのオンライン講座ではいかに学生に授業に参加してもらうのか、という点が問題になります。このHBXライブでは、一方的な授業ではなくかなりインターラクティブなもののようですね。

HBXライブではボストンにある地方局とビジネススクールのスタジオをつなげ、HBXライブというライブストリーミングを始めました。3m ほどの高さのビデオスクリーンがある壁に60人ほどの学生の顔が映し出されます。教授との対話はもちろんのこと、学生同士が授業中にチャットすることもできます。

edXとは違い、このコースは12週のコースで1800ドルかかりますが、去年の春以来4500人の学生がすでにコースをとっているといいます。ただではないことで、機材等の施設にもお金をかけられますし、学生の意欲も高いのでしょう。自国にいながら、一流の教授の授業に参加でき、対話ができるというのは魅力のようです。

関連記事:
ハーバードビジネススクールのオンラインコース

ヨーロッパにおける難民増加の現実

新聞をみていると当たり前ですが、自国とその周辺国、そして日本の場合はアメリカの情勢というのが大抵とりあげられやすいトピックだと思いますが、現実にその国や地域にいってみるとまた違ったものがみえてきます。

シリアの情勢悪化に伴い、ヨーロッパでの難民問題は拡大する一方で、特に夏にかけては人も移動しやすいのか、地中海を渡ってくる難民船のことや、マケドニアでの国境封鎖、といったニュースは欧州の新聞を連日騒がせています。
もともとヨーロッパでは旧ユーゴの解体やコソボアルバニアの紛争といったことから難民受け入れということはある程度経験済みですが、今回のようにシリアやアフリカのエリトリアからの難民の増加となると、宗教、言語の問題もからみ、なかなか国民感情的には受け入れにくということはあるでしょう。

エリトリア

エリトリア

エリトリアはアフリカの国ですが、最近特にヨーロッパにくる難民が増えているといいます。

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それにしても、地図でみても相当離れていますよね、例えばシリアからオーストリアまでは直線距離でも2500km程度はあります。イリトリアからは4000kmはあるでしょう。

オーストリアで難民の受け入れに関して従事している友人は、経済的にうまくいっていない国からくる経済難民はオーストリアの場合受け入れないけど、シリアのようなケースは基本受け入れるといいます。彼女は、ドイツ語、フランス語、英語、アラビア語に堪能であるため、いろいろなケースをみるそうですが、シリアだけでなく、アフリカからの難民数は増える一方で、人道的な支援の重要性が増しています。衣食住の問題だけでなく、メンタルなサポートが必要な人も多く、そういったメンタルサポートをボランティアでやる心理療法士は、”無給だとしても大変意味のある仕事をしている”といいます。

増える難民の中でもシリアからくる人たちはまだ、教育レベルが高い人達が多いそうです。家族の場合は大抵は父親がまず一人できて、移民として認定されたのちに、家族を呼ぶケースが多いですが、ひどい場合は10代の若者が数千キロの距離を歩いてやってくることもあり、そういった場合はまず問題なく移民認定が非常にスムースに行われるそうです。

日本のメディアでの欧州における移民問題というと、受け入れ国で馴染めなかったり、生活がうまく行かないことから犯罪者になったり、それによりもっと移民に対して厳しい目がむけられるといった報道が多いように思いますが、実際は難民の場合も多くあり国連機関だけでなく、ヨーロッパ各国が様々な援助が行っています。
日本の場合、移民受け入れというテーマだけでも大変なのに、もし隣国からの難民が増加なんていうことにでもなれば、相当混乱しそうですよね。自国の安定はもちろんですが、いかに周囲の国と共に平和で繁栄していけるか、ということの重要性を感じます。

関連記事:
欧州の難民問題、五つのグラフで分かりやすく解説 swissinfo より

起業家と投資家の関係について、色々。。。

成功している起業家の方たちと話していると、意外に戦略的に新事業を立ち上げたり、ビジネルモデルを作っていく人より、計画があるようでない中で、流れにのってビジネスを展開していく人が多いように思います。

起業家自身が例えば、戦略的なコンサル会社出身でばりばりのデータ解析が得意だとしても、自分が実際ビジネスを行っていくにあたり、具体的な戦略なし、という発言をきいていると、やはり、過去のデータというのはあくまでも過去のもの、ビジネスは生き物だということがよくわかります。

日本の会社は銀行から資金を調達するときは、ビジネスプランを作って数字を管理するという側面が大きいように思いますが、実際、その経営者をどうやって評価するかということはなかなか、数値にでにくいものであり、担当者がこの人はいいと思っても、上司がダメだと言った、という話が昔からよくあるように経営者を評価できないもしくは評価する指標がないといえます。

一方、アメリカのベンチャー投資家は経営者と話しをよくし、その人に投資するという側面が大きいです。強い起業家は、プレゼンスキル、トークのスキルが半端なく高いですね、人を魅了する話し方、人にわくわく感を与え話しに引き込む力が半端ないです。アメリカの投資家は自身が成功している起業家であることも多いので、数字以上のものを評価する力があるともいえますし、リスクをとることができるともいえます。ビジネスが上手くまわっているところでは、投資家との関係も長いつきあいになります。日本の一般銀行ではベンチャーの融資をするほうの人も育てられてはいないのではないかという気がします。結局そのリスクをとるのは、サラリーマンの投資家では難しいのでしょうかね。。。

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日本人経営学者が教える、『世界の経営学者はいま何を考えているのか』

日本人が英語ができない理由

ボストンにいると、留学生やアメリカ在住の日本人の方たちも多い為、英語がすごく上手な方々に会う事が多いです。特にアメリカではメールの返事といったことはスピード勝負なので、とりあえず、なんらかの反応をするというときには英語がささっとかけないと困ります。話す力もさることながらメールの場合、確実に残ってしまうので、私も冷や汗をかくことが多いです。
そんな中最近英語が上手い日本人が本当に多いなあ、なんて思っていたのですが。。。

久しぶりにあった、日本在住の外国人が日本人の英語のできなさに辟易している発言をしていました。彼によると、”国際〜” という名のつく部門の人たちとでも話しがうまく回らないことや、学校の英語の先生と全く会話が成り立たないで特に驚いていました。

私もアメリカ人になぜ、日本人は英語ができないの?と聞かれることが多いのですが、(じゃああなたは英語以外に何語ができるの?と言い返したくなりますけどね。。)アメリカの学校(K12までのレベルでは)でも外国語のクラスの先生が必ずしも、ネイティブというわけでもなく、5年くらい習ったけど、使えるレベルにはならないという発言もよく聞きます。そして、時々帰国子女や、その言語がネイティブ並の子がきて、先生よりも上手で、かえってクラスを引っ掻き回してしまうというトラブルも。。。
実際、自分が学生の頃、クラスにいたアメリカ帰りの子がよく英語の先生ともめていましたね。

知り合いの英語の先生は、日本の英語の教師は正しい文法を教えればいい、テストの点数がとれる英語を教えればいい、そして親御さんもそれを望んでいるので話したり聞いたりできる必要もないし、コミュニケーション能力がある必要もないといいます。toeflができる以上に英検をもっていることの影響力が高いという発言を聞くと、日本人の使える英語力がアップしないのもわかる気が。。。

そして、やっと最近国をあげて日本人の英語力アップに力を入れ始めたようですが、しかし、実は、今起こっているのは、できる人とできない人の格差の広がりだと思います。できる人たちは本当にできますよね、日本にいる人たちでも留学していた、帰国子女という人たちはたくさんいますが、一方、できない人たちもそれ以上にたくさんいるというわけで。全ての人たちの英語の能力がネイティブレベルになる必要はなくても、少なくとも6年間英語を習っていたらそれなりのレベルの英語ができないと残念です。

それにはやはり高校までの英語教師のレベルを上げることがとても重要だと思います。
アメリカでJETプログラムで日本にきて日本の学校で英語の教師をしていた、というアメリカ人に多く会います。JETプログラムは「語学指導等を行う外国青年招致事業」で30年近い歴史がありますが、日本人に英語を教える以上に、外国人に日本を知ってもらうという大きな意義もあるようです。これがきっかけで日本が身近になった、日本文化がわかったという発言をききます。彼らに英語教師のトレー二ングのようなものを依頼してもいいかもしれませんよね。。。とにかく、先生の役割は重要です。