自分の才能や強みは何かを見極める為の適性テスト

高校2、3年生くらいになると、大抵の人は一度、自分の進路を考える時だと思うのですが、マサチューセッツにある公立高校では10年生(高校生1年)で職業の適性検査のような簡単なテストをします。(全ての高校で行うかは不明です。)その適性テストの質問はどんな科目が好きですか、ではなく、ゴミを拾うのが好きですか、シナリオを書くのが好きですか、人を励ますことが好きですか、といったその人の性向のようなものでしょうか、そういった質問をしてそこからその子がどんな職業に向いているのか、自分の興味のある範囲からどういった職業が考えられるのかといったものを簡単に提示してくれるものだそうです。

高校生位では大抵の場合、自分が興味があることや得意なことが職業にどういかせるかなんてことはそれほどわからないでしょうし、憧れている職業でも実態は全く違うものかもしれない。適性テストといっても今現在の興味の対象や得意の範囲での回答なのでかなり大雑把ではあるようですが・・・その結果はリストになってでてきて、具体的な職業名が出されます。そのリストをみた母親が、”うちの子はERの医者、が一番あっているとでてきたのよ、血なんてみたら倒れてまう子なのに” だったり、”うちは歌手だった、歌なんて習った事もないのに.”  ”うちは弁護士だって” ということになり、まあそれでも10個も職業が提示されると、何かしら、納得できるものも見つけられるようです。

まあこれは半分お楽しみのような、適正テストなのですが、(どうせなら、もうちょっと細かいテストをしてくれるといいのですが。。)こういう年齢の時に行われる適性テストって意外に自分の本質をついているかもしれないな、という気がするのです。それは、このくらいの年齢では、一部のすでに自分の才能を開花させている子達を除けば、まだスキルといえるものがない子供達がほとんどで、自分の持っている素の部分で頑張っている子達が多いからだと考えます。自分が当たり前にできる事が他の人にとって当たり前ではないということにも気ずいていなかったりします。

子供が親のプレッシャーで自分は本当は好きでもない何かを続けていた場合、才能がなくてもスキルは高かったりすることもあるわけで、大学の進路を考えるこの時期、練習によってスキルはついたがそれが本当に自分のしたいことなのか、自分の道を選択し始め、結局親の望む方向にはいかない選択をするということはよくあります。

持って生まれたその人だけがもっている才能のようなものは誰もがあって、努力は才能があって報われるものというのが顕著なのはスポーツや芸術の世界ですが、でも実は思った以上にいろんな職種や職業にもそれがあてはまるのではないかと思うのですよね。趣味で楽しむことが目的で何かをするにはいいのですが、それで将来生計をたてていこうと思うなら、自分のいる分野でベストなプレーヤーになれるほうがいいと思えるのです。

アメリカの大手調査会社ギャラップ社が63カ国、101の企業で働く1700万人以上の従業員に、”最も得意な仕事をする機会に毎日恵まれているか”という、質問をしたところ20%がそうだといい、勤続年数がふえるほど、出世コースを進むほど自分の強みが生かされていると思える人が減るそうです。こうなってしまう理由として “人はほとんど全てのことにおいて能力を発揮することができる” という間違った認識をしていることがあげられています。(『さあ、自分の才能に目覚めよう』より)

実はドイツやスイスにも学校や地域と連携した専門の職業コンサルタントがおり、進路相談というと、具体的に学校での成績、本人の興味、適性テストをして、大学の進路の相談にのったり、職業相談にものってくれます。(15歳から職業訓練に入る子供達も多いですから)もちろん、この相談やテストで出た通りの結果の道をいかなければならないわけではなく、第三者の目を通じた客観的な判断というのはそれだけでも価値のあるものの様な気がします。

そうはいっても、いろんな経験をして、周り道をしながら自分を知っていくというのも、人生の醍醐味だとも言えますが、一方、年を取るほど自分の強みを生かして生活していく人が減るのならば、自分の人生にとっても、社会にとっても損失が大きいのではないでしょうか。
自分が得意だと思い、なおかつ好きで続けていても、壁にぶちあたることがあるのが人生。適性テストの通りに自分の人生を歩まなくてはいけないのではなく、自分には才能がないのかな、と思う時にあきらめてしまうのと、それでもがんばれるかは自分にできるという確固たる自信のようなものがあるかどうかで、時にはそれは適性テストのような客観的にみた第三者の判断も一つのポイントになるかもしれません。

好きで、得意で他人から評価も高くされ、経済的に困らないという仕事につく人で世の中がいっぱいになると、社会全体も幸せになるような気がするんですけど。。。

参考図書:
さあ、自分の才能に目覚めよう

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
**この本は新品の本にナンバーがついていて、そのナンバーがないとテストができません。自分の才能を調べるテストをしたい場合は新品の本をご購入ください。

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