ドイツ人学生が語るアメリカの学校とドイツの学校での勉強の仕方の違い

先日、教育学の専門家の方と話していた時のこと。
その方がドイツ人の高校生の留学生を短期間預かった時に、アメリカの高校の勉強の仕方とドイツの勉強の仕方の違いをきいたところ、アメリカは量をこなしてパターンをどんどん覚えて問題をそれにあてはめて解いていく感じで、例えればいかに適切な公式を適切な時に使うか、ということを練習させられるけど、ドイツの場合どうやってその公式そのものを導きだすのか、ということに重点を置く感じだと答えた、といいます。

ドイツの高校の成績は日々の宿題や課題の評価やどれだけ授業に参加して発言しているか、の比重が大きく、ペーパーテストの評価はそれほど大きくはありません。テストも暗記すれば解ける問題ではなく、習った知識をどうやってつなげ合わせていくのかが問われます。そして、発言力も日々問われ、アメリカの学校の授業で一言も発言しなくてもペーパーテストの成績がよければ全体の成績にはそれほど響きませんがドイツでは口を聞かなければ確実に成績は下がります。私も、何年もドイツ人の留学生の受け入れをしてきましたが、ドイツの学校のほうがプレゼンテーションの練習をさせられる、と意外な発言もききました。(アメリカはプレゼン大国だと思っているのですけどね。。。)ディベートチームにでも入らない限りは普段の授業で発表をさせられる機会というのは多くないのかもしれません。

個人的には基礎教育ではパターンを覚えて、知識を増やすというのは重要だと思っていますが、高校、大学のレベルで応用力をどれくらいつけられるのかというのが後々の違いを大きくしていくのかと感じます。

日本人は枠組みやしくみができたらそれを完璧にこなしていくのは得意です。
しかし、パターンからはずれてしまった時の対応は苦手なのかと感じます。現実社会ではパターン外のことをどう処理するのかということが問題で、その点がまさに機械ではなく、人の価値が問われる部分のように思います。

日本社会は失敗に対してはあまり寛容ではないですが、そうするとリスクもとれなくなって身動きができなくなってしまいます。しかし、何事もやってみなければ、前には進みません。トライアンドエラーを学校生活の中で、もっと体験することができると行動することが怖くなくなるように思うのですが。。。

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