大学間の資金の格差がますます鮮明に。

ムーディーズが資金豊富な私立大学トップ20と公立大学20校を調べたところ、リッチな大学のトップ10が全米の大学の保有する資金合計の3分の1を占めているということを発表しました。 
私立で一番はやはりハーバード大学で428億ドル、その後にスタンフォード、イエール、プリンストンと続きます。公立ではテキサス大学の367億ドル、カリフォルニア大学とミシガン大学の順になっています。

リーマンショックで大学も痛手を負いましたがその後の、トップ大学ではリカバリーがよく逆に学校間の差がさらに大きくなったといいます。リッチな大学はさらにリッチになり、これからますます資金の集まらない学校は存続するのは厳しくなるのではないかといいます。この40の大学のうち60%は昨年寄付金をうけていますが、エリート大学は卒業生たちが裕福である場合が多いということや彼らが寄付先を探しているということもがあり、資金提供単位も大きく、億単位で募金が集まります。そのような人たちが募金をする場合は、誰にでも、どこにでも募金するということではなく”投資” する感覚に近いようです。一度の気まぐれな寄付というより、関係性を重視した寄付、寄付することにどんな意味があるのか、ということを考えて寄付することで、結果提供されたほうもさらに富む、という循環になるようです。

大抵の私立校では収入の75%は授業費等の学生からの資金でまかなっているのに対し、トップ20校は15%しか学生からの支払いに頼っていないという現実があります。
寄付金が多額にはいる場合は収入の低い学生たちに奨学金をだすことができ、そうすることで学生も偏った層からだけではなく多方面の人材を集めることができます。また資金を運営するためのファンドマネージャーに対しても、しっかり支払うことができるので、資金はますます増えるということになるようです。

公立の大学も今後ますます公的な予算が削られる方向にあるので、公的予算に頼ることなく私的なファンドからの資金提供及び、ファンドレージングが望まれています。

価値を作ることができなければ、淘汰されてしまうというのは教育といえども、産業と化して自由競争原理が働いているアメリカの大学の中では十分ありうる話です。

これだけ大学間に差ができてしまうのは、みんなが1つの成功パターンをもとめ大学を目指していることが一つの理由のような気がします、もし成功パターンの選択肢がいくつもあれば、みんながそこを目指さなくても、自分にあった学問の世界なり、研究の世界なり、職業の世界なりが描けるように思うのですが。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中