ヨーロッパにおける難民増加の現実

新聞をみていると当たり前ですが、自国とその周辺国、そして日本の場合はアメリカの情勢というのが大抵とりあげられやすいトピックだと思いますが、現実にその国や地域にいってみるとまた違ったものがみえてきます。

シリアの情勢悪化に伴い、ヨーロッパでの難民問題は拡大する一方で、特に夏にかけては人も移動しやすいのか、地中海を渡ってくる難民船のことや、マケドニアでの国境封鎖、といったニュースは欧州の新聞を連日騒がせています。
もともとヨーロッパでは旧ユーゴの解体やコソボアルバニアの紛争といったことから難民受け入れということはある程度経験済みですが、今回のようにシリアやアフリカのエリトリアからの難民の増加となると、宗教、言語の問題もからみ、なかなか国民感情的には受け入れにくということはあるでしょう。

エリトリア

エリトリア

エリトリアはアフリカの国ですが、最近特にヨーロッパにくる難民が増えているといいます。

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それにしても、地図でみても相当離れていますよね、例えばシリアからオーストリアまでは直線距離でも2500km程度はあります。イリトリアからは4000kmはあるでしょう。

オーストリアで難民の受け入れに関して従事している友人は、経済的にうまくいっていない国からくる経済難民はオーストリアの場合受け入れないけど、シリアのようなケースは基本受け入れるといいます。彼女は、ドイツ語、フランス語、英語、アラビア語に堪能であるため、いろいろなケースをみるそうですが、シリアだけでなく、アフリカからの難民数は増える一方で、人道的な支援の重要性が増しています。衣食住の問題だけでなく、メンタルなサポートが必要な人も多く、そういったメンタルサポートをボランティアでやる心理療法士は、”無給だとしても大変意味のある仕事をしている”といいます。

増える難民の中でもシリアからくる人たちはまだ、教育レベルが高い人達が多いそうです。家族の場合は大抵は父親がまず一人できて、移民として認定されたのちに、家族を呼ぶケースが多いですが、ひどい場合は10代の若者が数千キロの距離を歩いてやってくることもあり、そういった場合はまず問題なく移民認定が非常にスムースに行われるそうです。

日本のメディアでの欧州における移民問題というと、受け入れ国で馴染めなかったり、生活がうまく行かないことから犯罪者になったり、それによりもっと移民に対して厳しい目がむけられるといった報道が多いように思いますが、実際は難民の場合も多くあり国連機関だけでなく、ヨーロッパ各国が様々な援助が行っています。
日本の場合、移民受け入れというテーマだけでも大変なのに、もし隣国からの難民が増加なんていうことにでもなれば、相当混乱しそうですよね。自国の安定はもちろんですが、いかに周囲の国と共に平和で繁栄していけるか、ということの重要性を感じます。

関連記事:
欧州の難民問題、五つのグラフで分かりやすく解説 swissinfo より

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