雇用は戻っても、給料は減っている中、どんな職業を選ぶべき?

マサチューセッツ州は高等教育機関も多いですし、教育熱心な州でもあり、連邦準備銀行の調査によると、住人のほぼ半数(48%)が少なくとも学士以上の学位をもっています。

一方、学生ローンが増えるなか、若者が仕事をみつけるのも難しくなっています。アメリカの失業率は5%程度ですが、そのうち20歳から24歳の若者に関しては10%で、ニューイングランド地方の25歳から29歳の住人の三分の一は大学を卒業することができずに負債を抱えたままでいます。
ということは、若者がこの先、車や家を買うというのはますます難しくなりそうです。

労働統計をみると、ニューイングランド地方では学士の失業率は3.5%、修士2.8%,特別なプロフェッショナルな学位を持つ人の場合1.9%,しかし、逆に博士は2.1%と増えています。そう考えると、プロフェッショナルな学位、例えば、看護士、エンジニア、医者、ロースクールとかMBAとかでしょうか、そういった学位をもつことは、学費がかかったとしても、その後の失業率は一番低いようですね。それでもボストン財団と労働省の調べによると、2014年の週平均の賃金がマネージメント職では高い(週平均2814ドル)割にリーマンショック以降の雇用の伸び率はかなり低いということで、マネージメント職は狭き門といえそうです。

また2022年までに予測される職業の増加率と給料額をみてみると、看護士が20%弱の伸び率で年収65000ドルと、例えば学士をとった会計士よりも(年収63550ドル)給料が高いということが起きています。投資リターン率と雇用リスクを考えると、MBAより、看護士になったほうが割がよさそう?
9月22日のボストングローブ  によると、リーマンショック以降雇用は回復したものの、その多くは低賃金のものだといいます。伸びている分野はヘルスケアと専門技術職、及びホテルや食に関わる仕事となっていますが、食の分野は週給552ドルとなかなか厳しいですね。

その結果インフレを考慮するとボストンの家計の中間値は1990年よりも4%減っている一方、上位5%の所得は42.5%の増加だということ。結局自分が好きで得意なことと、世の中に必要とされている職業が交差するところをみつけるのが鍵のような気がします。

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ボストングローブ8月19日

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3DプリンターはPC並みに普及するのでしょうか?

この夏から秋にかけて、3Dプリンター、4Dプリンター(!)関連の記事が10以上でています。
去年、3Dプリンターってすごいんだって話を聞いた時は、てっきりB to B商品かと思っていたのですが、、、。どうやら本格的にB to C市場に参入しているんですね。遊びには沢山使えそうですが、普通の家だと、3Dプリンターで何を作りましょうか??フィギュアとか?食品サンプルみたいなものとか?

ボストングローブ 11月22日

店頭にPCが並ぶまでは、コンピュータを必要と感じている人は、それほどいなかった。が、今では誰でも持っている。

次は3Dプリンター?

MakeBotというニューヨークに拠点をおく会社はボストンのニューべリー通りに店をだし、消費者が安い3Dプリンターでクリスマスのオーナメントから車のパーツまでオーダーメイドで作ることをみせることで、PCが出た時のような技術革新を起こそうとしている。

”あなたの望む、あなただけのものが作れるんですよ”、とMakerBotのCEOのBre Pettisは言う。

3Dプリンターは、文書作成の為のインクジェット・プリンタに似ている。しかし、インクを噴出させる代わりに、その印字ヘッドは、プラスチックの点を打つ。コンピュータ・ソフトウェアによって導かれて、印字ヘッドはこれらの数100万のプラスチック・ビットを、層にしていき、徐々に固体に作り上げる。

エンジニアや工場は大きな高額な3Dプリンターを20年以上使ってきた。しかし、MakerBotは、高級なPCやテレビくらいの値段である、2200ドルという価格で、シンプルなものを作った。

ボストンは MakerBotにとってはニューヨークマンハッタンに続いて、2店舗目である。ニューヨーク店ではプリンターを売るだけでなく、印刷業務もしている、ステープレスやビスタプリントの3Dバージョンだ。(*日本のキンコーズのような感じ)

ボストンの店でもプリントサービスを近いうちに始める予定だ。
”ボストンは私たちのメイン顧客のいる場所です。ボストンにある寮の部屋に沢山納品しましたよ、ちょうどミニ冷蔵庫の上がいい場所です”

MITメディアラボのスピンオフであるFormlabsは、2月に3300ドルのプリンターを販売する。ケンブリッジのMatter Labsはウェブ上で3Dデザインをユーザーにしてもらうソフトウエアを作り、ボストンのスタートアップである 3-Sparkは組み込み式の電気部品でものを作るプリンターを開発している。

新しいデバイスのプロトタイプをMakerBots の3Dプリンターを使って作っている会社もある。環境保健の研究開発をしている会社では、分子は平面ではわかりずらくても3Dにすれば、手にとってまわすこともできるので分子構造を3Dで作っている。

生まれつき左手の指がない、12歳のLeon McCarthy君はサッカーさえできる、3Dプリンターを借りて作ったカスタムメイドの義手を見せた。

”普通の義手は何十万(円)もしますけど、MakerBot の3Dプリンターなら5ドルくらいでできるかな。”

最近サッカーボールをつかむ時腕をおって、新しいのにつけかえた。そして、今度はもっと人間らしく、拳骨にした時もっと丸くなるようなものを作りたいといっている。

一方、印刷業界のアナリストは3DプリンターはPCのようには人気がでないだろうとみている。

“3Dプリンターのハイプサイクルが今高い(*新技術の登場によって生じる過度の興奮や誇張、そしてそれに続く失望、回復、安定のサイクルで、今非常に期待や興奮度が高いところにある)が、消費者がこれらのものを買って、家で何かを作るということは考えにくい、なぜならターゲット(ディスカウントストア)やウォルマートにいったほうが簡単だし、安いから。でも3Dプリンターは安くデザインして、商品を作りたい趣味のある人や起業家には
人気がでるでしょう。小売店ではそんなに売れないと思いますが、PR効果は抜群で、絶対に話題にはなるでしょう。”

ここまでが要約です。セラミックの物ができる3Dプリンターもあるらしいです。お皿は自分でデザインできて、砂糖でできた寿司とか、3Dプリンターでできたりするのかなあ。
家具とかまでプリンターで できてしまったりすると、なんか変な感じですね、偽物にかこまれているみたいな。。。もうちょっと格好いい妄想ができるといいのですが、無理そうです。(笑)
どらえもんの世界に一歩近ずいた感じがしますね。3Dプリンターの話はまだまだこれから、色々でてきそうです。

ボストンはやはりハブである事が最新の調査で判明

この春、20年間ボストンの市長を勤めてきたトーマス•メニーノ氏が今年で引退を表明しました。この20年間でボストンはとても住みやすい、いい町になったという事がマサチューセッツ州立大学の調査で判明した話です。

町の安全性というのは多くの人や企業にとってはコストになるので、住みやすい町をつくることは経済発展にもとても重要な点です。
この20年間で町が整ったからこそ、ますます沢山のベンチャー起業、ファンド、世界からの優秀な研究者をひきつけることができたということが言えると思います。自分もここではあまり、国籍を意識しないですんでいるので、本当に国際都市なんだなと感じます。
様々な人種の人達がそれぞれの目的にむかって協力して生活していけるところ、それがボストンなんだと思います。

ボストングローブ紙 9月1日

ボストンはやはりハブである事が最新の調査で判明

マサチューセッツ州の東に住む330万人のうち90%の人達がこの町はこの20年で非常によくなったと答えている。安全になったし、人種問題も改善されボストンの港がきれいになったので町がよくなったと答えている。55%の人はボストンでのよくなった食事が人をひきつけていると思っている。
世論調査はボストンが仕事や文化、娯楽にとってどんなに大事かを示している。だから市長選は町から48マイル(役77km)四方にまで影響を及ぼす。

マサチューセッツ州立大学の調査ディレクターは ”ボストンはみんながいたい場所です。文化的にも学術的にも地域の中心なのです。だからだれが市長になるかは違いがあります” という。
ボストン市外に住む人はもし、もう少し家賃が安かったり、駐車しやすかったり、犯罪が少なければボストン市内に引っ越したいと思っている。半径25マイル(40km)以内に住んでいる人たちの半分は1週間に一度はボストンにくる。
ボストン”を一言で表せば ”歴史的” や ”強い” という言葉が、また ボストン人を一言で表すと” フレンドリー” や ”無礼者” という答えがかえってくる。アンケートに答えた人は ”20年前ほど、ボストン人もひどくないよ、ずっとフレンドリーになったよ” という。
メニーノ市長は沢山の観光客や、この町にやってくる人達を魅了した。ボストン市内ではメニーノ氏の支持率は82%と大変高い。
現在来年からの新市長のための選挙戦の最中だが、60%ほどの人はまだ選挙に注意をはらってはいない。

以上が要約になりますが、
来年からの市長はどんな方になるのでしょうか。
今のメニーノ氏が70歳になるので、今度の市長は若返る事には間違いないと思われます。
ボストンはニューヨークと違うのは、もう少し落ち着いて生活できる部分でしょうか。大学町なので、ファッション性にはかけますが、アカデミックな雰囲気とスポーツ好きな人々、自然と調和した生活ができます。この町のいい部分をのこして、さらに経済的にも発展ができるといいですね。