増加するアメリカの大学中退者

ニューヨークタイムスの記事(1月8日付け)によるとアメリカの大学に入学する人は記録的な伸びを示しているのに対して、中退者も増えているという話があります。4年生の大学に通う半分、またコミュニティーカレッジ(公立の2年生の大学)においては三分の一しか卒業しないという記録があります。これは、先進国では一番悪く経済的には相当な無駄になっているとのこと、この損失額は45億ドルにもなると試算されています。

中途退学者を減らす為には、エリート校で行われているように学生に手厚いケアが必要だとのこと。ニューヨーク市立大学によると、学生の経済的な負担をへらすような取り組みと、アカデミックな意味だけでなく、精神的にも一人一人にあったケアをすることで卒業率は倍にまであがったということです。
エリート4年生大学では90%が4年で卒業します、もちろん彼らはもともと賢いですが、それだけではなく彼らは色々な面で手厚いケアをうけます。
しかし、大抵の、特に貧しい学生達は全く違った状況にあります。大学のレベルが高いほど、卒業する率が高いというのが現実だそうです。

日本の大学中退者が増えているというニュースもありましたが、やりたいことがあってやめるのはいいとして、なんとなくやめてしまうと、スキルもなければ、大学の卒業証書もないまま中退してフリーターとしていつまでやっていくのか、という問題があります。日本は大学が多いので少し、減らしたほうがいいというのは現実的であるにしても、ただやめることを奨励しただけでは新たなる貧困層を作ってしまいそうです。
どうしていいかわからないならとりあえず卒業するというのは、一つのセーフティネットとして有効なのではないでしょうか。その後働いたり、大学院に進んだりするうちに方向性がみえることもあります。大学に行かなくても、社会が望む技術や手に職をつけてちゃんと食べていける他の選択肢がもっとあれば、本当はいいのですが。。。

本来大学は勉強する気のある人がくるところのはずなのに、日本もアメリカも大学が増えすぎて義務教育化しつつあるのでしょうか、将来何をしたいかわからないからとりあえず大学に行こうという学生も多いようです。誰かが面倒をみないと卒業できないというのは、おかしなものです。日本もアメリカも学生が子供っぽいのは、自分の人生に対して、なんとなく、過ごしている学生が多いからなのかもしれません。

参考記事
失業率を改善させる可能性のある職業訓練制度

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中